日本でただ一人の男
わたくしこのたび
心臓外科手術を受けることになりました。
「その息切れ、心臓弁膜症かもしれませんよ」
そんな啓蒙CMを見たことあるかもしれませんが、まさしくそれでした。
大動脈弁閉鎖不全症
心臓の大動脈弁は、普通、三つの花びらがベンツのマークのように分かれている「三尖弁」状なのですが、わたくしの場合は「二尖弁」で、それは生まれつきそうであったのだろうということでした。
それで弁の機能が上手くいかず、体内に送るべき血流の半分以上が逆流して左心室に戻ってきてしまうというのです。それでも心臓は頑張って血液を送ろうとするので、心臓が肥大して、放っておけば心不全になるというものです。
逆流の度合いは4段階評価のうち、3と4の間。かなりきついようです。
心臓も肥大してきており、手術適用の範囲。
ということで、
11月11日ポッキーの日に手術を受けます。
生まれつきといえば、わたくしは骨形成不全症(指定難病274)というものも持っています。骨が脆い、白目(強膜)が青い、難聴になる場合がある、その三つがおもな症状です。自分の場合は軽症の範囲で、難聴は今のところありません。
骨形成不全症と同じ遺伝性結合組織疾患であるマルファン症候群では心臓血管疾患が合併することがよくありますが、骨形成不全症では2%ほどと稀なようです。
骨形成不全症は、40,000人〜60,000人に1人
その中でもさらに心臓疾患を併発するのは、2%
日本のクリスチャン人口は1%未満
その中でも、牧師をしているのは、何%?
知らんけど。
骨形成不全症で心臓弁膜症でクリスチャンで牧師、ここまで掛け合わせていけば、算数がよくできないので計算できないけれども、きっと日本でただ一人の男になるに違いない。
うん、もしかしたら、ひょっとして世界でも有数の存在かもしれないが、ひょっとしての「ひょっ」とは何なのだろうとは思う。
ということで、たいへん希少価値の高い存在になりましたので、今後はサカナクション的に言うところの「丁寧、丁寧、丁寧に」扱ってくださいますよう、さかなクン的には関係各位におねぎょい申し上げます。
「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」
(聖書 イザヤ書43章4節)
神さまの目には、わたしもあなたも特別に貴重な存在です。
何も難しい病気にならなくても、「丁寧、丁寧、丁寧に」愛してくださいます。