私を映画に連れてって
心臓大動脈弁の置換術を受けたキリスト教牧師のブログ。
退院から時間が少しあいたけれども、その後の報告をば。
退院してしばらくは痛みもあり、ベッドが病院から家に変わっただけという感じ。
というかむしろ、病院はベッドをウィーンって起こせるけど、家のベッドにはそんな機能はない!
寝たり起きたりが一番痛いのだが、自力で体を起こさないといけないのだ。
しかし、日にち薬との言葉の通り、術後一ヶ月の現在は寝起きも痛みなくできるようになった。
手術の傷本体は経過も良く、痛みもほとんどないのだけど、ドレンの傷痕の方が化膿してしまった。
退院後、四日目ぐらいに外来予約を入れてくれてた(医師も心配だったのだろう)のだが、傷が膿んでいることを伝えると少し焦ったように急遽CT検査をすることに。
膿が体の中から出てきたものだとまずいのだ。
感染性心内膜炎なんかになったらたまったものではない。
カロナールを飲んでて微熱。
薬が切れたら38℃近くになる。
嫌な感じはした…
…感じはしたが大丈夫だった。
膿は皮膚上でとどまっていたのだ。
術後一ヶ月の現在もドレンの痕が一つ、まだきれいに治らない。
毎日シャワーで洗って滅菌ガーゼをしている。
それから話は変わるが、制度関係の話。
身体障害者手帳の申請をした。
人工弁をつけていると内部障害一級を取得できるので、頼んでなくても診断書を書いてくれる。
また、自立支援医療(更正医療)という制度も使えるので、一割負担になるとのこと。
しかし、診断書の医療費概算(10割計算)を見てテンギョークリビツ!
470万円ですって!!
そうなると3割だろうと1割だろうと高額療養の限度額を越えるので関係ない。自己負担分は変わらない。
けれどもこうして色んな制度に支えられて守られて、8万円ちょっとと保険外の分で合わせて10万程度で済むのだから、日本の医療福祉制度はありがたいなと思った。
加えて重度心身障害者医療により、以後の医療費は自己負担なしに。
このように障害者手帳一級を持っているといろんな減免や割引を受けられる。
映画館は1000円で観られるのだが、付き添いの方1名も割引に。
映画館によっては2名まで割引というところも!
ということで、観たい映画があったら、わたしを連れていくといいですよ。
「私を映画に連れてって」(笑)