太陽!ゲスト女優番外編002大原麗子。 1989年大河「春日局」VOL.3
春日局の人物評として
『徳川実紀』には
「この局が忠節のことども。
世に伝ふること多けれども。
まことしからぬことのみ多く伝へて。
益なきに似たり」とある。
vol.3
✅明智家と一門衆
明智光秀(あけち みつひで)
演:五木ひろし
明智家当主。本能寺の変で信長を討つが、
山崎の戦いで敗北する。
五木ひろしも、台詞まわしは上手かった。
初回のみの登場。
◆しかし、本当に死んだのであろうか?
筆者は疑っています。以降の世で生きていたと
いう幾つかの証拠を徐々に
いずれ、ピックアップしていきたく。
少しずつこの蘊蓄話にアップしていこうと。
◆下記の家臣は、明智家の家臣たち。
明智秀満(あけち ひでみつ)
演:磯部勉(秀満)★
明智次右衛門(あけち じえもん)
演:佐藤仁哉(次右衛門)★
溝尾庄兵衛(みぞお しょうべえ)
演:右京孝雄(溝尾)
藤田伝五(ふじた でんご)
演:中村元則(藤田)
上記の家臣は、明智家の家臣たち。
◆福の父親、斎藤利三を含めて、
この五人を明智光秀「五宿老」と呼びます。
明日信長を討つことをこの五人だけに、
前夜打ち明けたと言われる。
「2019麒麟がくる」では
利三、秀満、伝吾の三人のみの登場でした。
◆妻ひろ子との子供たちは、
三男四女、または四男四女が居たと伝わって
います。全てひろ子が産んでいます。
ひろ子とは相思相愛で、
光秀は一切の側室はいませんでした。
娘の一人は玉。細川忠興に嫁いだ娘。
洗礼名をガラシャ、またはグラシアと言います。
これは車の名前にもなりました。
トヨタカムリグラシア。
カムリグラシア
セダンとワゴンがあるが、
このワゴンはマークIIクオリスと兄弟車。マークIIは基本後輪駆動のFRだが、このクオリスのみは前輪駆動FFであった。何故ならベースがカムリグラシアであり、グラシアシリーズはFFだから。クオリスのみ、マークIIシリーズ初のFFとなります。クオリスはグラシアの付け足しで企画追加生産された車である。
◆これまでの大河ドラマでは、
本能寺の変以降も光秀と共に逃げたと言う話で
作られていましたが、
それは正しくはないと考えます。
既に妻ひろ子は死んでいたと言う事実が
2019年に新聞発表になりました。
皆様ご存知ですか?
京都新聞だったかな?全国紙ではない。
また、歴史家小和田哲男氏のYouTubeの
「小和田チャンネル」でも公表されました。
本能寺の変以前に、
ひろ子の位牌があったという
証拠が。そう、位牌が見つかった。
つまり早く死んでいたのです。
◆また光秀は妻の葬儀を采配している。
当時では、妻の葬式はしないのが通例です。
現代とはかなり違います。
◆また生命を落とした家臣にも、平等に葬る
という部下にも優しい一面を見せている。
これはドラマでなく、そんな史料が残っている。
◆この「春日局」では、光秀一家は登場しません。
✅徳川家
徳川家一門
徳川家康(とくがわ いえやす)
演:丹波哲郎
後の江戸時代初代征夷大将軍。秀忠に将軍職を譲った後は
「大御所(様)」と呼ばれる。
おふくを家光の乳母に抜擢する。
◆お福と男女関係を持っていた?
と想像できる現代のテレビ番組の捜査資料もある。
◆乳母故に家光に母乳を飲ませて、厳しい教育をした事で、
家光は実母を避け、お福を母のように
慕うようになる。そんなお福を家康は愛でる。
徳川秀忠(とくがわ ひでただ)
演:中村雅俊 ★
太陽!84話「人質」で、芸能界デビューの中村雅俊。
2代目征夷大将軍。
家康やお江与に頭が上がらない反面、
実利を重んじるあまり、家族に対する情を
切り捨てることもいとわない
冷徹な一面も覗かせるようになる。
◆葵徳川三代の西田敏行とは、違った秀忠の
描き方である。
◆お江与に隠れて御落胤をもうける。
お江与(おえよ)➡︎徳川三代では(おごう)とも呼ぶが、
この「春日局」では、(おえよ)に徹する。
演:長山藍子
当初は山本陽子の予定だった。
(少女期:坂上香織)
秀忠の正室。
伯父の信長を殺した謀反人の娘であるおふくを当初から嫌う。
◆家光が征夷大将軍任官の折、秀忠と家光は
京都に上洛している隙を狙って、誰かにより
お江与が毒殺された、と言うが真偽は不明。
◆関与したのは春日局、松の丸か?
お福は、乳母として竹千代家光を終生保護したいという
思いによるものだったか?これはまだ謎だと考えている。
これは、ドラマには出てこない。確証がないからだ。
◆秀吉に初回の結婚を引き裂かれ、
不幸の人生を歩まざるを得なかったお江与。
好きでもない徳川家次男に嫁がされた女の怨みは如何許りか?
お江与は、三回目の結婚だった。
◆しかし福は竹千代が第一で、お江与が可愛がる国千代を
次期将軍にする事は、なんとしても避けなければならなかった。
尚、
貢献的なおふくの仕事ぶりを見て、
次第に「竹千代君にはなくてはならない方」とおふくを
認めるようになる。竹千代が正式に徳川の世継に決まった際、
乳母の役目を降りようとしていたおふくを江戸に留めた。
茶々の次妹。三姉妹の真ん中。本当にそうだろうか?
✅家康の側室たち。
阿茶の局(あちゃのつぼね)
演:和田幾子
家康の側室。
おふくが江戸城入りした当時の江戸城奥向きの
最高実力者。
◆大坂の陣の徳川側の和睦の担当を担う。
◆別に「茶阿の局、ちゃあのつぼね」が
家康の側室に存在するが、彼女とは別の側室。
間違えやすいが別人。
お勝(おかつ)の方
演:東てる美
家康の側室。
英勝院 役 当時33歳
おふくが江戸城入りした時に
奥向きの実務全般を取り仕切っていた女性で、
おふくに乳母としての心構えなどを指導する等、
好意的に接した。
武芸の嗜みもある。家康の死後は出家し、
江戸城の奥向きの仕事から退いているが、
その後もおふくの相談相手となっている。
おふくが江戸市中に賜った屋敷も
お勝の屋敷の隣という設定であった。
◆彼女がお福の全裸検査を行う。
肢体に刺青はあるか?乳の出はいいのか?
疱瘡の跡の確認等、家康に報告する為。
家康の側室
お万(おまん)演:佐藤真浪
家光時代。家光の側室にも「お万の方」が存在する。
お亀(おかめ)演:朝比奈順子 ★
◆上記のお亀は、22歳の時、家康に見初められ側室となり、
文禄4年(1595年)に仙千代(6歳で夭折)、
慶長5年(1600年)に尾張徳川家の祖である五郎太(後の徳川義直)を生む。家康の死後、相応院と名乗り、
義直のいる名古屋城で暮らした。
お江与が認めていない秀忠の側室?
◆秀忠は持っておらず、しかし大久保忠隣の
勧めで以下のお静との密会をセッティングする。
お静(おしず)
演:松本友里
秀忠にめをかけられ、幸松(保科正之)を産む。
これが、秀忠の御落胤。
その後、おふくの助けで見性院のもとに身を寄せる。
見性院とは、甲斐国武田家臣で親族衆の穴山信君(梅雪)の正室。
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将軍家光と 兄弟たちへ
2741字