🟧🔴新車情報🔷故三本和彦🔴🟧五世代目セリカ2000GT-FOUR試乗記🟠 規紫子のスーパーライブサウンドシステム試聴記🟠新車情報89より。

「セリカは
　昭和60年に
　FFスペシャリティとして
　誕生したんだそうですが、、」

🔷これは、三本さんの
言い間違いではないが、
言葉足らず。

どちらかと言うと
すっとボケたミスやんか！

あほちゃうかあー！
しっかり説明せえーよ。

🔷セリカがFRからFFになったのは、
確かに昭和60年だが、
その前の歴史がある。
どちらかと言うと、
こっちが大切なんや。
昭和45年から、60年まで
この15年間は、大切や。
この説明が抜けている！！

時間が押しているのは
解るけれども、、、

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では、ここで、
三本さんに代わって、
我が、セリカファンを代表して
付け加えます。

セリカは、
昭和45年年末にデビュー。
前年44年の東京モーターショーで
近未来車輌のスタディモデル、
トヨタEX-Iを披露し、
来たる70年代への憧れを
具現化したモデルだったのだ。

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🔷ここでは、
EX-II、III、と共に展示。
即ちEX-II タイプA、タイプB、タイプC、
2シーター・グランツーリスモのEX-IIIという、
5車種体制での展示だった。

このクルマの実車版として、
兄弟車カリーナとともに
市販デビューしました。
これがこの一年後だ。

セリカが登場する前までは、
1970年初頭。
この頃のトヨタラインナップ。
これは、以下の乗用車しかなかった。

たったこれだけでした。
🔷商用車はここでは除きます。
🔷ワンボックスも除きます。

上は
クラウン　昭和30年生まれ。
コロナ　同32年。
コロナマークII 同42年。

カローラ　同41年。
スプリンター　同43年。
パブリカ　同36年。

ほんまにこれだけ。

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この、コロナとカローラの
中間層に
新たなスポーティセダンを
投入すべく企画、用意させたのが、
カリーナである。

前年の米国の
アポロ11号が宇宙から
地球に帰るときに、
地球帰還の目標。
宇宙空間での目印にした星。
りゅうこつ座のカライナ⭐️を
捩ってつけた名前が、
このカリーナである。

これは、
皆様知ってましたかな？
あまり知らないやろ。

🔷クルマの車名の意味は、
意外にも奥深いんです。

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トヨタラインナップの中で、
新しくこれから
スポーティな生き方をされたい方々に
向けて、1400-1600ccの
行動派のセダンを造って育てていきたい。
この意図があったのです。

しかし、一方で
アメリカでは、フォード。
マスタング。
別名ムスタングとも呼ぶ。
これまでに製造したクルマたちの
部品を再利用、流用して、
かなり安く、若い人向けに、
特に職業を持つ女性向けに
デビューさせた。

だからセクレタリーカーとも
評したのだ。この仲間入りを
させたいと、考えた。
そんなセリカでもあった。

日本よりも、
アメリカで売りたい、と云う目的。

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こんなクルマを
「ポニーカー」とも呼んだ。

これが、大当たり！！
刑事コロンボの映像の中でも、
そんなクルマたちが
お目見えします。
例えば、「溶ける糸」など。

女医さんが
コロンボと少しだけ
丁々発止の口問答。

このポニーカーの成功を、
これをジッ〜と指を咥えて
見ているトヨタではない。

我が社も、アレを真似せよ！と
言ったか、言わなかったか？

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まあ、実のところ。
真似して出来たんです。

カローラ、コロナなどの
既存のクルマに使っていた
部品やエンジンなどを再利用して
拵え直したのが、
設え直したと云った方が
当たっている。
この新しいカリーナの兄弟車。

トヨタ博物館に展示中のセリカ

新しい名前は、
この世のものとも思えない程美しい。
女神のような、と云う意味のスペイン語。
CELICAセリカと、名付けた。

🔷尚、CをDに変えた
DELICAも、永く支持者は多い。
三菱自動車の看板車輌。
新車が出るのを待っている
人気ぶり、、デリカ。
これはセリカとは雲泥の差。

兄弟車としたのは、
これ(セリカ)をメインにして売り出しても、
もしも売れ無かったら、馬鹿を見る。
そんな当時のトヨタ首脳部。

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だから、
しっかりとした昔ながらの顧客。
固定ユーザーを開拓してきた、
販売に実績のある、トヨタ店に
カリーナの販売を任そうとしたのだ。

つまり、トヨタ第一車輌部の管轄下に置く。

セリカは、云うちゃなんだが、
この時点では、、、
「どうでも良かった」のである。
売れようが、売れまいが、
そんな事はどうでも良かったのだ。
知ったこっちゃないわ！？
だから、セリカは第三車輌部の統括下に。

新しき基幹車種カリーナが
第一車輌部の統括で、、
うまく滑り出せば良いんだ！

出来ることなら、
「売れたら良いなあー」と云う程の
ぽやーっとした、
認識しか無かったのだ。
トヨタ首脳部には、、

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だから、どうでも良いクルマを売る
ことには類稀な実力を発揮する、
そんなカローラ店に任せた。

だから、以降も、
売れないクルマを
カローラ店に押し付けてくる。
✅サイノス
✅セプター
✅初代エスティマ
✅ターセル　などなど。

だから・・・
「売れたら良いなあー」と云う程の
ぽやーっとした、
認識しか無かったのだ。

初代エスティマなんか、
全く売れなかったんですよー、。

🔷頭の硬い役人風の
昔ながらのトヨタマンの
頭の中の構造は、
こんなんです、ねん。

こんな裏の事情は、
元トヨタカローラ店出身の
我だからこそ、知っている事です。

だから、今になって、
このブログのネタになる。。

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ところが、
どっこい！
どっこいさ！！