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ジーパン躍動咆哮編01 (後半部)
第53話「ジーパン刑事登場!」第二ステージ
野崎と殿下は
大学付近のコーヒーテラス?
またはワールドテニスクラブ近くか?
中上孝子の友達を聞き込んでいる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678381410736-ZX1td7aZrv.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381433481-SMMwA4wdVy.jpg)
友人を演じるは(松原麻里)である。
_______________________
飛び出せ!青春時代の
松原麻里と青木英美↓↓
![](https://assets.st-note.com/img/1678376683371-Ul0E8rADfc.jpg)
彼女に、和田の写真を見せる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678381462416-OtpdqbNBei.jpg)
「私は顔だけしか知らないけど、
殺された孝子はよく口説かれたって
言ってたわ」
![](https://assets.st-note.com/img/1678381485861-wLlL6HyDwY.jpg)
野崎は、
「亡くなった孝子さんは、
付き合っていたのかい?その人と、、」
「クラブに美人が来ると
直ぐに口説くのよ。」
「じゃあ?、、」
「でも、格好は良いけど
頭が空っぽな男は孝子は嫌いって
言ってたわ」
「でも本当はどうだか?分からないわよ」
_______________________
続いて場面は、
殿下と野崎が、和田を追尾するシーン。
覆面車はマカロニ時代から使用の
フォードタウナス。
女子大学の前。
女の子を迎えに来て、
![](https://assets.st-note.com/img/1678381521779-ZIxhRqsXP8.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381546587-ehx2sll4KR.jpg)
シボレーコルベットステイングレイC3 1969年型。
に乗せる和田を追う。
![](https://assets.st-note.com/img/1678910299003-JDO0BIFWse.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678910235147-MXC9MbONqO.jpg)
追尾中に、
![](https://assets.st-note.com/img/1678910437031-zLFdlnKPsI.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381598676-hw4JDi6kFG.jpg)
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![](https://assets.st-note.com/img/1678910343621-W3zBQEBP0l.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381639822-nUNL18d6Jl.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381663061-PK4ieTUmvO.jpg)
車の中でキスしている和田に殿下は、
「真っ昼間からあの野郎!」
![](https://assets.st-note.com/img/1678381694035-dmRf29XMvR.jpg)
また次の女の出迎え。
![](https://assets.st-note.com/img/1678381711434-8SHshgGhjc.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381729710-0T4QZ8RhyW.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381746920-bi1FI40OyL.jpg)
シブヤ自動車前。
女を変えた和田にまた殿下は
「また違う女だよ、ちきしょう!」
![](https://assets.st-note.com/img/1678381773175-m1o2VniMKv.jpg)
「妬くなやくな!」と野崎
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![](https://assets.st-note.com/img/1678381831015-Fx3Cg1YRvW.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381848061-wCXiZ37G3a.jpg)
マカロニも、
「殿下は一係の男前」と認めていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1678381868006-Mshg2SMbmQ.jpg)
更にまた、次の女とデート。
ダイヤモンドガソリンスタンド前。
![](https://assets.st-note.com/img/1678381889146-QfVV53NmXj.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678381907958-qXU1N3mqiN.jpg)
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![](https://assets.st-note.com/img/1678381955263-Z5aZPYA5qa.jpg)
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「チキショウ。あの野郎!」
と殿下は終いに怒り倒す。
![](https://assets.st-note.com/img/1678382003721-EEYsOPDrBB.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678382030404-9K20WEfqid.jpg)
「殿下!おいおい落ち着けよ!
落ち着けって!落ち着けよ」
「(これが落ち着いていられますか?)←これは台詞にない。
長さん、三人目ですよー。」
マニュアルギアを
かなり乱暴にシフトチェンジをする殿下。
_______________________
疲れて、一係に戻って来た二人。
![](https://assets.st-note.com/img/1678382055977-3IcDboLduO.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678382075760-Sn4pTPJgKl.jpg)
「殿下ー!あれは酷すぎるよー。
お陰で関節が痛くなった、あー痛たたー。
ボス。ちょっと椅子に座らして、、」
![](https://assets.st-note.com/img/1678382104534-zr5DnCD8bR.jpg)
「どうしたんだ?」と鬼
![](https://assets.st-note.com/img/1678382129393-e31L2Y6oom.jpg)
「いやね、和田という男が
あまりにモテるんで、
殿下、ヒス起こして
無茶苦茶運転ですよ!」
◆ボス椅子に座ったのは
マカロニに次いで二人目です、長さんが。
三人目は誰か?ご存知ですか?
テニスが出来るお茶汲みです。
![](https://assets.st-note.com/img/1678382161695-mdWcddBfPS.jpg)
「ヒス?冗談じゃないーすよ?
2時間毎に女を代えるなんて、
全く頭にきちゃいますよ!」
上着を脱いで、野崎席に叩きつける殿下。
「だからそれが、ヒスだっつんだよおー」
いつの間にか、後期は山村席になっていく。
※ヒスとは、
最近では使わなくなったが、ヒステリーの事。
また女のヒステリーは昭和の昔から。だが、
男のヒステリーは見っともない。
だから長さんは殿下を嗜めている。
この時殿下は25-26歳。
マカロニ、ジーパンの二つ歳上の設定。
鬼は、二人に重要情報を伝えた。
![](https://assets.st-note.com/img/1678382243388-3A3lbaT34d.jpg)
「山さんが、和田の家を張り込んで
調べた貰ったよ。犯行のあった日は、
火曜日、金曜日、日曜日だ。
あの男の事を大学で調べたら、
その火曜日と金曜日には、授業を休んでた。」
「えっ!」と野崎
![](https://assets.st-note.com/img/1678382292055-X7r8V9MRG7.jpg?width=1200)
_______________________
場面は変わる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678826973171-SZNR7OfY8c.jpg)
純は、シンコとテニスコートで、
和田と女の子のプレーを見ていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1678827013277-XDmwFY9BZ2.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678827036356-8oN8mJi76T.jpg)
純は、タバコを吸い終わり、
吸い殻を捨てようとした時に、
![](https://assets.st-note.com/img/1678827105973-UERqzqSZpd.jpg)
フェンス越しに、あの気になる男を見つける。
![](https://assets.st-note.com/img/1678382315758-izgHRW2XEf.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678382347529-TIGzs0ewWm.jpg?width=1200)
また先日と同じく指を鳴らすあの男。
【また居る、あの男】
![](https://assets.st-note.com/img/1678382368065-DTl83OFvP8.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678382393378-1i8hvp7lP3.jpg)
テニスクラブの入り口で、
和田はまた
コルベットステイングレイC3で女の子を出迎え。
![](https://assets.st-note.com/img/1678382417638-eIM8IEEJxp.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678382441853-P3fPWoFeeF.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678382458339-wEuA3vm8OB.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678382472982-x3UUIdv2h5.jpg)
野崎と山村がクラウンで待機している。
![](https://assets.st-note.com/img/1678827207366-EFj6vmokb0.jpg)
そして追尾する。
![](https://assets.st-note.com/img/1678827231844-tuGSOlxEQQ.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678827194216-WqusJWPPSx.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678827250900-1ckVo7EMzs.jpg)
今度は、あの男を、
![](https://assets.st-note.com/img/1678827272065-oHRkZb5iyZ.jpg)
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![](https://assets.st-note.com/img/1678827357281-gS8qf3T9i7.jpg)
純は住まい(ヤサ)を突き止めようと、後をつける。
シンコはおらずに、ひとりで尾行開始。
井上堯之バンド♫
「サスペンスI 」の途中から、、
![](https://assets.st-note.com/img/1678827383357-mbZ7SMXi8A.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678827401927-vk6gNAsVyb.jpg)
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![](https://assets.st-note.com/img/1678827543723-IfMGQwTlnm.jpg)
小田急線の踏切を越えて、
男は「青葉荘」へ入っていく。
名前は「木村清」。
◆青葉荘?
ひょっとしてこれが奴のアパートか?
外観を眺めると、、、
一見、腐荘(くさそう)? 倒れ荘?か。
![](https://assets.st-note.com/img/1678827570059-lsrTJSNf6b.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678827587689-VEdIQYGOvE.jpg)
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![](https://assets.st-note.com/img/1678827655686-APiBGGcBNF.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678827692053-j4nZ4vHeUT.jpg)
木村は自室で金魚を眺めている。
誰とも触れ合えない孤独感。
![](https://assets.st-note.com/img/1678827712752-UQDBJXL0Lw.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678827728345-4upxfPeTCW.jpg)
また誰とも話さないたったひとりだけの空間。
◆NHK2000大河「葵 徳川三代」でも、
産まれながらの三代将軍家光が、
自分は成りたくて、なった将軍ではない。
周囲に自ら距離を置き、一人寂しく自室で
「金魚を眺めているシーン」と被る。
皆に崇め祀られた将軍。家康の孫も、
孤独感一杯だったのだ。
※このシーンはまた人間不信の男。
マカロニ時代の3話目
「あの命を守れ!」の早川了。
ジーパン時代の55話。
「とぶねずみ」の坂口明男。を連想させる。
どちらも秀作である。
またどちらも、第三話めで、現代にも居るだろう
常軌を逸した現代若者の屈折した狂気を描いている。
「とぶねずみ」はジーパン編の三話めであった。
53話同様に、55話も脚本は鎌田敏夫である。
狂気の若者を描く脚本家として有名である。
![](https://assets.st-note.com/img/1678827763412-Y2AVRSlEGU.jpg)
そして、柴田純は
小田急電鉄の線路脇で、
奴の部屋をじっと眺めている。
![](https://assets.st-note.com/img/1678827800293-zqQQS69yBc.jpg)
_______________________
![](https://assets.st-note.com/img/1678911455060-a8WuXrArNI.jpg)
一方、山村と野崎は、
覆面車60系クラウンで
和田のデートを張り込み。
![](https://assets.st-note.com/img/1678911500626-bhkkgQ7g9G.jpg)
「デートのお守りも楽じゃないねー」と山村
公園で張り込み中、
車から女の子が飛び出てきて「助けて!」
和田がステイングレイC3車内で
女を殴ろうとしたのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678913616273-fxKYqMWyoC.jpg)
一係で、野崎は
「殴った理由が振るっているんですねー」
![](https://assets.st-note.com/img/1678913642507-5we0TtwGKs.jpg)
山村は
「女がデートの最中に、
貴方のオーデコロンの匂いが少し
キツすぎるわねと、何気なく言った
そうなんですが、ね。」
![](https://assets.st-note.com/img/1678913665774-dhOSikepuB.jpg)
野崎は、続けて
「すると和田は女に殴りつけた。」
と言う。
「どういう事ー?」とシンコ
野崎は
「相当な自信家なんだなー。
自分が着けていること、している事に
ケチをつけられるとそれだけで
直ぐにカッとなるらしいんだ」
![](https://assets.st-note.com/img/1678913731894-UDiXezWGHo.jpg)
山村は、
「私が睨んだところでは、
人を殺せる男ではないですなー。」
「要するに、金持ちのわがまま息子
なんですねー。」
と野崎が補足する。
_______________________
![](https://assets.st-note.com/img/1678913773696-2czoRvXshP.jpg)
その話を自分の席で聞いている純は
「あのお、
ちょっと気になる男がいるんですが」
![](https://assets.st-note.com/img/1678913824853-19mqRKKBP7.jpg)
「ほーうお」と鬼
![](https://assets.st-note.com/img/1678913857188-lxoZbN9tg8.jpg)
ボス席に歩みより、
皆んなの輪に、自ら入っていく。
![](https://assets.st-note.com/img/1678913963509-yxs6ZkZ5Bj.jpg)
「テニスコートを覗いていた男がいるんです。」
![](https://assets.st-note.com/img/1678913912809-uJ3VCqI4dt.jpg)
「その男が何かしたのか?」と殿下
![](https://assets.st-note.com/img/1678913941414-vM7DDM6Pns.jpg)
「いや、別に。
ただテニスコートを覗いていただけです。
羨ましそうに。」
![](https://assets.st-note.com/img/1678914036579-c9C9CL7CIZ.jpg)
「何だ、お前?!
それだけで怪しいっつうのか?」と体育会系。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914235589-KKNjtxc4MS.jpg)
「そんな事を言うと、
容疑者は山ほどいるよ、、」と殿下
_______________________
井上堯之バンド♫
愛のテーマ ピアノバージョンがここで間奏
「ただ、俺もあんな風にテニスコートを
覗いていた時があるんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914158243-1n05tN0jpX.jpg)
それを思い出したんです。」
◆全くの新人が、
たった一人の勘で追い続けた容疑者が
本当に犯人であるかどうかは分からないが、
容疑があるか否かを
先輩として確かめようとせずに。
この殿下の台詞。
皆んな疲れているのに、お前は今まで何をやっていたんだ?と
言いたげに。昨晩は早く帰宅したではないか?
皆んな仕事していたのに。
しかし、純は。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914189683-VgtiA0iUIy.jpg)
暫く、過去の自分、そして警察官だった
父という大黒柱を失った柴田家の事情を
披歴し始める純。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914307528-l1U8by0f1C.jpg)
「親父が死んで、
おふくろと二人で苦労しているとき、
テニスコートには関係のない人間が
ここにいると思って。
もし、俺だって、
あのとき拳銃を持っていたら、
ひょっとしてテニスコートの人間を
撃っていたかもしれません。」
あの頃を懐かしみ、天井を見つめる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914390103-46Wbwp82MN.jpg)
殿下は、少し優しく純の肩に
自分の手を乗せる。
「おい、自分の思い出だけで、容疑者を
割り出しちゃ困るぞ」と。
◆しかし殿下も、一所懸命なこの新人に
仲間の一員と認めてもらおうとする
彼の気持ちに優しく応える。しかし今は
現実の、刑事として直視すべき視点を向けた。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914428247-GgemNy8g3u.jpg)
◆ゴリだけは、静かに聴いている。
もうこの新人に何も言えないでいる体育会系。
前半部で、言いたい事は言い尽くした感があった。
シンコは、優しく、、
![](https://assets.st-note.com/img/1678965918257-Qhpsutq8mH.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678914446288-Mfd5hhMtsv.jpg)
「でもあなたは結局、やらなかった。
その人だって、そんな単純な理由で
人を殺したりなんかしないわ。」
![](https://assets.st-note.com/img/1678914465563-cQHPA6ASPc.jpg)
「そうかもしれません」と純
だが、山村は、
![](https://assets.st-note.com/img/1678914485513-i4ZpGQNysO.jpg)
「しかし、拳銃があったら。
そいつの目の前にある日、
本当に拳銃が転がっていたら?
そいつを手にしたら、
お前だけじゃない。
誰だって
人を殺したくなるかも知れん。
拳銃ってやつは、そんなもんかもしれんよ」
![](https://assets.st-note.com/img/1678914504129-rC2AqqzDqi.jpg)
と、純の気持ちを汲んだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914525063-AuD5zT8ANl.jpg)
それをじっと見つめる体育会系であった。
_______________________
「調べたのか?その男のことを」と鬼。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914543765-ThVnvM6XP2.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678914562623-yY3UqYyPgP.jpg)
「ええ。木村清、19歳の工員で、
真面目な男で、
今まで工場を休んだ事は有りません。
しかし
先週の火曜と金曜日は休んでいます。」
![](https://assets.st-note.com/img/1678914583124-tBlXDXBTyq.jpg)
野崎「何!火曜と金曜?」
「はい!」と野崎だけが
認めてくれた!と思う純だった?
![](https://assets.st-note.com/img/1678914605443-bARRGeGHZj.jpg)
「よし、その男の家を家宅捜査だ!
令状は出す!」と鬼
鬼も、事件の核心に繋がるこの新人の
個人的捜査で掴んだ純の確信に、
最早何も言わない。
マカロニの代わりに、この純が、
新たなヘソまがりの誕生となるんだろう。
さらにまた、
早く事件が解決方向に向くかもしれない
期待を込めて、
![](https://assets.st-note.com/img/1678914626829-yK1zLCdezi.jpg)
かくして、木村清のアパートを
家宅捜索することに。
![](https://assets.st-note.com/img/1678914641303-YxYtNcRWm7.jpg)
青葉荘の自室では、
![](https://assets.st-note.com/img/1678963759577-LPxzza9VWt.jpg)
これといったものは出てこないが、
汚い布団の中から一眼レフのカメラ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678963789534-h1l1OVj121.jpg)
「おい、似合わないモノを
持ってやがんなー」とゴリ
![](https://assets.st-note.com/img/1678963818857-O0CUH6vGXg.jpg)
「お前の勘も無駄だったなあ。
拳銃なんてありゃしねーよ」とゴリ
![](https://assets.st-note.com/img/1678964208319-ThTvOfdAeI.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964232559-vJvNZcvSyN.jpg)
しかし純が探る書棚からは、
これまでの被害者たちを写した
スナップ写真を編成した
スクラップブックが出てくる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678964260815-JOcvFqRN55.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964281859-EmuzNAO5E5.jpg)
「何だい、ううーん?」
井上堯之バンド♫
危機のテーマ II
![](https://assets.st-note.com/img/1678964343353-MK8v3zk7rY.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964366721-RZv7FrkcUE.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964393766-e4m0qlnhKv.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964445271-NRMXB2nSHm.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964481565-GLxDZbdMuc.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964504947-eyC1E3v759.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964532034-9kgDVWmDcT.jpg)
しかもカメラのフィルムには
次を捲ると、
四人目の殺人ターゲットが!
![](https://assets.st-note.com/img/1678964572588-XcNDruAtxo.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964604837-wpEWw8MP09.jpg)
_______________________
「おい、ジーパン!
この中のフィルムを直ぐ現像させろ!」
一係に帰り現像すれば、
「ボス!映ってます!」と純
![](https://assets.st-note.com/img/1678964648641-fAlk0hWham.jpg)
※係長!ではなく、ボス!と言うところは、
マカロニ並にこの職場に順応性がある純。
![](https://assets.st-note.com/img/1678964679457-ZqffaKi7vJ.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964705397-KlQKGbwgK1.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964727941-upexAkAF4G.jpg)
「四人目の女ですか?」とゴリは鬼に。
![](https://assets.st-note.com/img/1678964753824-5OgJ5j5Z92.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964782241-yLQBHJ2mOP.jpg)
「行くぞジーパン」とゴリ
早速、かのテニスクラブへ向かう。
![](https://assets.st-note.com/img/1678964831595-tSSeyShifS.jpg)
_______________________
![](https://assets.st-note.com/img/1678964860722-51R3k3DABL.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964883629-Lv91mN3F4X.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964904921-zg1oOwx4Nx.jpg)
工具箱を持った木村清が
「水道のメーター調べです」と
![](https://assets.st-note.com/img/1678964927463-DWC1yG5APi.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964947932-87KtTyQGiK.jpg)
「裏へ回りたまえ!裏へ」と支配人。
テニスクラブの裏口から入っていく。
サイレンを鳴らすパトカーの中。
![](https://assets.st-note.com/img/1678964969941-qiGtLDDA8t.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964991558-PhEMAiyOjv.jpg)
ゴリは、今日は拳銃を持っているのかを
確認する。純のジーンズ上着を捲る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965011792-pWeWFJwRGO.jpg)
「親父を馬鹿にした連中を
見返してやりたいのか?」とゴリ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965033211-4088eu1xQ9.jpg)
純は、
「親父が生きていたとき、
俺はクソ真面目な親父と
喧嘩ばかりしていました。
俺も親父に言ったことがあるんです。
拳銃を持たないなんて
そんな甘いことを言っていたら、
いまに拳銃を持った奴に殺されるって」
![](https://assets.st-note.com/img/1678965053482-TRoXjQovOZ.jpg)
この時、またサングラスをかける純。
何も、もう反論しない体育会系ゴリ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965071945-NR0C2qIlsV.jpg)
_______________________
🔴純のこの仕事への純粋さを感じる、
ゴリの熱い単細胞が、次第に純と打ち解け合い、
これから一年有余で、マカロニ同様に
ヘソまがりの気質が合う、
阿吽の呼吸が吸える仲間になっていくのだ。
_______________________
場面は変わって、テニスクラブ。
クラブに侵入できた木村は
不穏な笑い。そしてテニス帽を深く被る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965112766-ZpiRKtD77P.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965191807-7mmocBrv7e.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965208390-QxuExNPATk.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965223957-qlz7WWqlSY.jpg)
誰も居ないトイレで、座り込み
![](https://assets.st-note.com/img/1678965165462-ZYunxQnoMx.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965244927-1f5eHM3JDu.jpg)
バッグから盗んだ拳銃を取り出し、
![](https://assets.st-note.com/img/1678965434477-IyqKDhfFEB.jpg)
「お前との付き合いもこれが最後だな。
今度はあの写真のままの格好で、
あの女は永久に俺のものになるんだ。」
![](https://assets.st-note.com/img/1678965334494-8jE6aKrCfT.jpg)
最後の目標は、
山本家令嬢(木村由貴子)だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965360629-fMUmJYO1Sb.jpg)
「これが最後だよ。
これで終わるんだ。うまくやろうな」
と拳銃に顔を擦(なす)りつける木村。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965469333-5vJ7QUPWdu.jpg)
_______________________
![](https://assets.st-note.com/img/1678965501445-VaLq2NjSFQ.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965519100-PP7025HlMy.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965535929-Ml4nJmKflM.jpg)
山本さんのお嬢さんなら、今いらっしゃってます。
![](https://assets.st-note.com/img/1678967015068-9KXjkdOzRt.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678967032044-RQC4AznzP5.jpg)
ゴリは、
「ここには 外部の人間は入りますか」と、
![](https://assets.st-note.com/img/1678965593516-SsatJlkExe.jpg)
支配人は
「フロントでチェックしているから大丈夫」
「会員とその家族のみ、通過させる」
と言うが、ほんまか?
◆おっさん!
さっき、ホシを詳細に細かく調べることもなく、
入館させたやんか?
おまはん、それでもクラブの管理者かい?
と、筆者は思う。
🟣誰しも、
「まさかという人間の意識は、
そのまま自意識内で何の咎めもなく
通り過ぎていくのが、現実である」
「また一見して、嫌だなあと言う嫌悪さが
感じられる人間は、
さらにスルーする速度が心の中で
加速するのが常だ。」
これは筆者の人生経験観念。
_______________________
![](https://assets.st-note.com/img/1678965620559-ahYNwJcZc7.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965644557-obrFjaYKRk.jpg)
ゴリは、鬼に電話報告。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965672336-IaX9cgG2Mn.jpg)
「娘さんはテニスをしています。
マネージャーが騒ぎを起こしてもらっちゃ
困ると言うもんで、
テニスが終わり次第、事情を話します。」
![](https://assets.st-note.com/img/1678965698496-H7PDNrwQKk.jpg)
テニスコートを見張る純。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965720315-N0XuT6pOgE.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965755508-klkNmg3vZl.jpg)
遠く隅のベンチに座った木村を発見。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965739215-fmIy833H1s.jpg)
もう一度確認して、呟く。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965782533-HVlugZ1kA4.jpg?width=1200)
ゴリはまだ、ボスと電話中。
ゴリに説明する前に、身体が動いてしまう。
純の心の躍動感が自ずと
身体のアクセルを踏みこむ。
純の魂の咆哮が、これからテニスコートに叫び捲(まく)る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678965806263-OfKB3wjKLp.jpg)
「やつだ!」
_____________________
井上堯之バンド♫
「青春のテーマ」がシリーズ初演奏される。
◆以降、昭和53年以降は、
「ジーパン刑事のテーマ」と曲名が変わる。
既存の各刑事のテーマが作曲され、
それに伴い
曲名変更されたからだ。
ボスや山さん、長さん、ゴリさん、殿下の
各テーマもこの頃に作曲されています。
無いのはシンコのテーマだけ。
その代わり「追跡のテーマ」がシンコの捜査、
演技に被されています。
しかし、
72年本放送を見ている往年のファンも、
以降の再放送で太陽!を知った、即ち
いつの時代でも太陽!を初めて見た方も、
ファンが聴いたこの曲は、
「ジーパン刑事のテーマ」というよりも
「青春のテーマ」がしっくりくる。
_______________________
※テキサス期以降も
番組中に間奏されますが、
「ジーパン刑事のテーマ」というよりも
「青春のテーマ」と言った方が、
その時代、映像を簡単に想像できるから
なのです。即ち
松田優作の演技ばかりではないからです。
最終回718話でも、澤村誠ブルースが
このテーマに乗って疾走する場面があります。
犯人の罠に嵌まりに行くのですが。
_______________________
尚、松田優作の太陽にほえろ!
卒業記念作品となった主演作品。
2年後に作曲リリースされた
「俺たちの勲章」
よしだたくろう作曲、トランザム演奏の
「挑戦のテーマ」「攻撃のテーマ」
「躍動のテーマ」等とも
聴き比べてみてください。
別巻付録を後から用意しますので、
それもご覧になってください。
走る柴田純。
![](https://assets.st-note.com/img/1678976153396-du1SyPMScw.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976181751-Muu1062Jwx.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976288939-INWvplBQ1O.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976235239-JUH9dw2VR5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976546324-oBg2gzNwyX.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976345169-Hy5oQnaJho.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976362442-RhTxkK8iQX.jpg)
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![](https://assets.st-note.com/img/1678976408838-OBY4jwwaN2.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976442792-bfRgO1eIt6.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976495924-C0eqoRr4IE.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976580745-4vCanSWjhG.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976603386-cH4tlpR668.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976637123-qIzpWQ239D.jpg)
疾走する足。長い腕と脚。
屈伸がかなり大きい肢体。
目標物を定めて、全神経を向けて
突進する松田優作の躍動感。
_______________________
方や
溢れたテニスボールを取りに行く彼女に
木村は休憩ベンチで拳銃を向ける。
![](https://assets.st-note.com/img/1678976793910-uPyE3KrdU5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976810625-ornPfqWTmZ.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976834201-zvf4ODiVHo.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976874069-hgPFxT3Iw0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678976904409-sn2G4qFFun.jpg)
仰天する山本家令嬢。
![](https://assets.st-note.com/img/1678976981239-2sKetlriEA.jpg)
純のジャンプ力や、周りの状況を的確に、
しかも瞬時に捉える動体視力。
絵はスローモーションだが、
新人松田優作の早い動きを
映像に収める東宝(株)テレビ部。
及び国際放映のスタッフ陣。
![](https://assets.st-note.com/img/1678977021092-HmyikqFkpw.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977398186-GYm3wSQWiI.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977042276-8nBPEgF240.jpg)
テニスラケットを他のコートの女性から奪い、
木村へ投げつける。しかも目標物にラケットは
的確に命中する。木村の銃口は
その瞬間、空を向く。
![](https://assets.st-note.com/img/1678977066525-tFwJ6Oi2MK.jpg)
木村は逃げて、フェンスの鍵をかける。
![](https://assets.st-note.com/img/1678977088457-8dqxNQ1KUR.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977190320-mJ7b8gBCUs.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977112250-87JObHmmgl.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977556303-z4QspgIX13.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977128828-4HFTdZRBiX.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977502528-42mtAWfPvJ.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977166676-JdF1d2pyo5.jpg)
そのフェンスに素手でよじ登り、
さらに追い詰めるが、
![](https://assets.st-note.com/img/1678977232558-WQkHqvs3Xs.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678977265432-AFPYksm6bl.jpg)
純の迫力に押されたのか、
木村は足が絡れて、動きが止まる。
所持している拳銃を、今度は純に向ける。
青春のテーマは、一旦止まる。
_______________________
「どんな気がした?
拳銃を握ったとき、どんな気がした?
![](https://assets.st-note.com/img/1678980765219-ZpP1KjYfT8.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678980792735-ogM5RHrfYf.jpg)
偉くなったような気がしたか?
あー?
強くなったような気がしたか?
![](https://assets.st-note.com/img/1678981079346-VXrR0X6hd0.jpg)
撃てよ!撃ってみろよお!」
ここで聞こえる他のコートでの、
テニスラリーの音だけが、
鳴り響いている。
_______________________
目標物を捕える、純の野生の眼。
白兎を捉えた青いジャガーの鋭い眼を
もつ柴田純。
![](https://assets.st-note.com/img/1678980897547-6k7AlO9aqA.jpg)
木村は発砲!その瞬間、
純の飛び蹴りで拳銃は飛ばされる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678981000779-dMJhiQUlGr.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678980967727-vbDe57LqOS.jpg)
純の左手に、弾は掠め、出血する。
「てめえ、このやろうお」
![](https://assets.st-note.com/img/1678981040914-B7S0Xg8hwq.jpg)
木村を殴る純。
しかし、彼を殴る時に
左手の傷が画面上では見えないが。
少し見えてる!か?
ゴリが突進。
「もう、いい!」と純を
木村から離す。フェンスに突き飛ばす。
![](https://assets.st-note.com/img/1678981143664-21tVfHCEgy.jpg)
そして両手に手錠を掛ける。
![](https://assets.st-note.com/img/1678981162595-QjEJfE9sbA.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981568446-CFKaq4Cdzt.jpg)
木村の嗚咽だけが、画面と
スピーカーから漏れて聞こえ来る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678981544245-QGOkSFcwdM.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981512568-ggWVoEEh7j.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981525744-N3OC7H5JiB.jpg)
_______________________
ゴリは、無言で純の側に寄り、
![](https://assets.st-note.com/img/1678981222818-4wjkpZ1MhK.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981212209-sJR2UDUUIi.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981242797-tCh8Nv89Go.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981258188-9YEWpKNz47.jpg)
自分の拳銃には全弾が入っていたが、
その全弾を純の前で、
純に見える様に抜くゴリ。
![](https://assets.st-note.com/img/1678981189612-3T1PAeYljf.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981682889-lCezsdGA6a.jpg?width=1200)
※弾は一発ではなく、絵では、
ゴリの拳銃に全弾が込められていた、ことが、
皆様見えましたか?
◆ある方のnoteブログでは、
一弾を抜いたと、記載されてますが、
よく画面を見てください。
ゴリは込められた全弾を抜いてます。
間違った表記をされてますよ。この方。
※何故、全弾を込めていたのでしょうか?
先週52話マカロニ死すの回で、
重傷を負ったゴリの大反省からか?
またはそのトラウマで装弾していたか?
前半で雨の横断歩道橋でシンコも
純に明かしていますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1678981715889-5o9mon0gPx.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981731152-qkpJ5bVR3v.jpg?width=1200)
◆しかし、拳銃嫌いの今度の新人には、
やはり自分の信念。
「必要以外は弾無しで充分だ」との
自分の信念を教えたかったのだろう。
こんな先輩もいるんだ!とね。
しかし拳銃は携帯しろ、ってね。
◆純は、しかし、ゴリの信念が
まだ理解できたか否かは不明だが、
拳銃を持ち、それをどのように使用するかは、
刑事個人の判断だとする事を、純自身。
これから理解していくようになるのである。
◆また、53話から、以降ゴリは9年後の
殉職編の525話「石塚刑事殉職」まで、
全弾装弾する事をしていない。
ゴリの信念は10年間変わらず。
テキサス時代の「信じ合う仲間」では、
二発のみ装弾していた。
◆しかし、その後ストーリーが
重なっていく中で、純自身は
「海を撃て!ジーパン」で自分の為に
拳銃を持たない己の固執した信念の為に、
同僚シンコが撃たれて重傷を負った。
必死になって、そこから純は拳銃の練習を始める。
鬼の特訓を受けながら。
◆また、「最後の標的」から
自分専用の銃身が長い22口径の銃を
持つ様になります。何故22口径か?
その理由は話の中で純自身が語ります。
これを44口径だと、
間違って捉えている人もいますが、
違いますよ。他のブログやツッタカターも
そんな表記をされている方もいます。
_______________________
成る程、
俺たちの勲章の時は44マグナムだったが、
それはあと2年後のこと。
松田優作だけを捉えてイコール44マグナムだ
と思うのは早計です。
大都会IIでもそうだったが、
太陽にほえろ!ジーパン時代は全く違いますよ。
新人刑事で自分が希望し
44マグナムを持つようになるのは、
彼によく似たブルース刑事 澤村誠のみ。
あと10年先です。1983年です。
ブルースも人を傷つけたくない為に、
人を殺したくない為に自らすすんで
マグナム44を選んだと。
その理由はハッキリしています。
これは、仲間達がブルースの気持ちを
徐々に理解していきます。
これも番組テーマ「人の生命の尊厳」に呼応した
番組制作の外せない核であります。
一見、人の生命を奪う拳銃を、人の生命を守る
道具として位置付けたブルースのマグナム。
その後のブルースは決して犯人であっても、
人に銃口は向けても撃ちませんでした。
しかし、デカい弾が跳弾となり、
跳ね返り人の身体を傷つけてしまう
ストーリーもあります。
テキサス時代の「跳弾」を彷彿する話です。
_______________________
井上堯之バンド♫
愛のテーマ 1C が 途中から間奏し始める
![](https://assets.st-note.com/img/1678981302779-VxFdnrVlFN.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981324582-QIyIVqNwpo.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981342747-B6qgFN6owt.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1678981362500-ApsNiQ3tGS.jpg)
やっと鬼たちが現場へ到着。
木村はゴリ、殿下、野崎に連行され、
ゴリは、鬼に純を任して立ち去る。
鬼は純の手を持ち上げる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678981389019-APPlnE4KiL.jpg?width=1200)
「大丈夫か?」
「大丈夫です」
![](https://assets.st-note.com/img/1678981407282-X7dFbcyGJk.jpg)
「親父さんのいい供養になったな」
「はい」
![](https://assets.st-note.com/img/1678981425333-lyKTcETBZE.jpg)
「いくぞ!」
![](https://assets.st-note.com/img/1678981442701-9R5v5ux1Hd.jpg)
※ここは、マカロニの供養にもなった筈だ。
これから一年間、新たな七人目のヘソ曲がりの誕生と
なるのである。
![](https://assets.st-note.com/img/1678981460541-12KGxcHpv4.jpg)
40系クラウンパトカー、タウナス、
覆面車クラウン60系で帰路につく。
_______________________
◆純がどのクルマに乗ったかは不明だが。
恐らくボス運転のクラウン60系だろう。
🔴松田優作はこの時、第一種運転免許証は
所持していませんでしたから。
また下川辰平氏も運転は出来ませんでした。
これを皆様知ってましたか?
松田は探偵物語の時は、免許証を所持していた。
だから以降、殆どは松田が運転している回は
少ないですし、殆どが運転者はゴリや山村です。
_______________________
例えば、
「愛のシルクロード」では、カローラ20系セダンを
純が運転しているように見せかけています。
「初恋への殺意」でも、終わりで
セリカリフトバックを運転しているように見せています。
多分スタントマン運転でしょう。
「走れ!猟犬」「111話最終回」でも
覆面車カローラ30系ハードトップSLを
運転している様に見えますが、
違いますよ。スタントマン運転です。
⭐️三年後に放送の、松田優作が出演した
大都会PART IIでも「銀行ギャング徳吉」にて、
松田優作が運転出来ないのに、
強奪したパトカーを運転しようと試みるが、奪われた警官が、
「トクさん、あんた運転(出来ないじゃないか)?」
対して松田は、
「俺は運転が大好きなんだもん?
ちょっと発進にモタつくけど!」の台詞。
あの回は、道交法違反じゃないかな?
視聴者は皆様知らないだけで。
これだけでなく、他の回でも
クロさん(渡哲也)が殆ど運転してましたね、
クロパトを。松田優作は助手席が大半。
警察から注意を受けたに相違ない。
大都会IIを制作した 石原プロモーションは。
次回は、
①松田優作と親友桃井かおりの思い出話。
平成元年11月6日に松田が亡くなった後の
収録から。
平成時代の映像です。
俺たちの勲章で間奏されたテーマ曲を
お聴きいだだきたく。
太陽!青春のテーマと聴き比べてみて下さい。
その次は、
②付録として、
太陽にほえろ!卒業記念作も。
ご覧頂こうと考えてます。
9132字