山村精一愛妻物語第ニ弾 第23話「愛あるかぎり」 脚本:永原秀一、峯尾基三 監督:金谷稔
第11話「愛すればこそ」と同じく。
↑Rutubeで視聴不可。
Dailymotionでは視聴可能だが
★次回予告もオープニングもカットされ
オープニング直後本編からスタートする。
44分48秒
★さらに医者の診断台詞が
ものの(数秒コマ)カットされている。(高子の診断内容部分が)
第11話「愛すればこそ」の続編的構成。
ストーリー概略
旅館春走亭に賭博のガサ入れを行う一係。
ニ係と合同手入れか?
殿下が撃たれて弾が腹にめり込む。
手術室を上から覗く山村、野崎、ゴリ。
このシーンは、刑事コロンボ「溶ける糸」で
コロンボが名医が糸を縫うシーンでいま何をしているか、他の医者に
説明を願っているシーンを彷彿とさせる。
"コロンボは血を見るのが苦手"
※撮影時期は太陽23話があとで、やはり真似た?可能性がある。
医者は前役に引き続き弘松三郎。
殿下の病院を出て高子の病状を聞きに
担当医を訪ねた山村。
明らかに左室が拡大している心臓部の
レントゲン写真を見た山村。
そして新たな血液の流れに対する適用調節及び体内での適応力は
暫く時間を置いてみる必要がある、という。
医者はがこの間に無用な不安を与えて
再発するような事があるならば、
今度こそ最悪の場合になりかねないと。
ここであの名曲
♫「冬の黄昏」が間奏
医者は山村の刑事という仕事が
高子の負担になっている可能性を指摘する。
帰宅すると、高子は殿下の病状を克明に
把握していた。
山村は内心転職を考え、自宅で高子は薄々山村が
自分のために、刑事を辞めようとしているのでは、と察した。
明くる日、
殿下は病院。マカロニは病院で付きっきり。
しかしゴリは病院に見舞いに行きたいとボスに。
山村と高子は街にでた。ある路地で
カツアゲを目撃した山村は、
「今日は一市民」と念じたが身体に沁みた
刑事魂は自ずと湧き出す。
高子を拉致され、走行中の他車を奪われて
タクシーで追いかける。ゴリも同乗したまま
追って行った先は、廃倉庫。
遂に廃倉庫で一夜を過ごす高子。
ゴリは山村に釘を刺される。
「これは俺が招いた事、それが高子を巻き込んでしまった。」さらには
ボスに知れて担当を外されるのを恐れたのだ。
帰署し、ボスの勘がゴリの言い訳を上回っていた。
「何があった?山さんとお前だから心配はないが、何かあったら
すぐ応援の手筈はする」と。
高子が自分は刑事の妻だと自ら確信し、
夫の為に、高子の前にあったピーナッツを
少しずつ道に落としながら、
高子は夫に進路を誘導していく。
そしてとうとう高子がゴリと山村に確保され、
少年たちは逮捕。
高子は安心し、山村の胸に擦り寄る。
「身体の弱い私が今迄貴方に付いてこれたのは
貴方が生き甲斐のあるお仕事をされている
からなのよ」
「お願いですから、私の為に
刑事の仕事を辞めるなんて言わないで
下さい。」
優しく頷く山村であった。
すこし変な展開の23話。
★殿下が撃たれた弾は誰が撃った拳銃の弾なのか、
これを捜査班は一切追求しない。
★殿下の病院から、以前マカロニに怒られても
高子を見舞いに行けなかった山村の後悔の念から、
高子の中央病院の診察した主治医の話に
簡単に話が飛ぶ。
✅ さらに医者の台詞がものの(数秒コマ)カット
されている。皆様お気付きでしょうか?
音声の繋ぎ目が確認できます。
Rutubeではこんな事はない。
✅山村、石塚。ほとんど二人の出演に尽きる。
「ハマッ子刑事の心意気」と同様の異色作。
以降の太陽ではない作品。
✅一係の刑事の家族が籠城の犠牲者に。
第30話「また若者が死んだ」でも
使われたブルーのフォードタウナス。
今度は犯人たちがタウナスを奪い、高子を
勾引する。
✅犯人食い掛けの泥だらけのリンゴを最後まで
食べ尽くす山村。その時高子は涙する。
"本物の涙かもしれない"
✅高子が死んだ回「刑事の妻が死んだ日」では、
露口茂氏は、高子の死に際し演技ではなく
本当の涙を零したことは、
制作スタッフの語り草である。
✅鰻重(上)を四人分で三千円
捜査経費で落ちるのだろうか?
七曲署経理課はいつもケチだから。
✅マカロニは最後で少しだけ登場
風邪気味だと言ってマスク顔。
✅殿下はほとんどが病院のベッド
山村見舞い時の台詞が消えて消音映画の
ようであった。第100話でも腹を撃たれている。
✅事件の解決に繋がった高子のピーナッツを
野崎、ボスがほうばっている。
✅石油ストーブが真ん中に。
✅ゴリの頭髪が散髪していない。
最後は、
「マカロニが風邪を引いた?」
「うつされないように注意しろよ」と山村。
「そう、馬鹿でも風邪を引くから」と野崎。
そしてボスが新聞を読みながら
くしゃみをして、ラスト。
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