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【ささっと書いてく】最近見た映画の感想【『GQuuuuuuX』『グレイマン』『Broken Rage』ほか】
今年見た映画の感想、ささっと書きます。
⚠️映画内容のネタバレ有。
『機動戦士Gumdam GQuuuuuuX -Beginning-』
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面白い。
「アムロが乗るガンダムと、シャアが乗る赤いジオンのMSが戦い、ガンダム側の連邦軍が勝つ」というガンダムの基礎的な情報しか知らなかった1st未見の民でも…というか、ある意味"だからこそ"楽しめた気がする。
「Beginning」部分で特にカッコよかったのは、ジオン艦4隻が落下してくるソロモンへ殴り込みをかける艦隊戦のシーン。頭を空っぽにして楽しめた。
細かいとこで言うと、序盤でガンダムが首を「グルンッ」と180度回して背後の敵にバルカン砲を撃ちながら、胴体をぬる~りとまわして姿勢を制御するシーンが好き。
あとガンダムバズーカの弾が給弾されるのを後ろから撮ったカットも好き。
こういう機械ギミックのロマンに満ちていた。
後半部分はこれから明かされていくであろう世界観と、今後の展開が楽しみ。
ある種共感の難しい直情型の主人公だけど、最初に『Plazma』が流れるシーンは、そのカタルシスからか、真っ直ぐな姿に青春のキラキラとした何かを見たのか、不思議と目に涙が溜まっていた。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー(新吹替版)』
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彼らを再びくっつけて未来に帰るために、後にそのタイムマシンを開発する男・ドクと共に奔走する
もはや説明不要の名作。
まだ見たことない人は一度でいいから見てほしい。
以前字幕版も観ましたが、金曜ロードショー用に新たに録り下ろされた2025年版の新しい吹替版を視聴。
宮野真守さんをはじめとした新キャストは、バッチリハマっていたように思う。
改めて見ても、画面のほんの細かい要素までもがフリオチとして機能している。
タイムトラベルものの草分け的存在でありながら、今なおその面白さに隙がない・演出に古臭さを感じないってのはほんと「どういうこと?」となる。
オーパーツかもしれない。
こんな作品を作れるようになりたい…
『この茫漠たる荒野で』
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西部劇が見たいと思い、深夜に作業しながら何気なく視聴。
これが思いのほか…めちゃくちゃ良かった。
終始静かな話かと思いきや(もちろん大部分は叙情的なのだが)、アクション要素もあり胸アツ。
言葉すらほとんど通じない少女との絆が、徐々に、徐々に育まれていく様子に胸を打たれました。
トム・ハンクス演じる主人公のおじさん・キッドが、少女を変に子供扱いしたりせず、
対等な話し相手として、ひとつひとつ言葉を紡いでいる感じがとても良かった。あんなおじさんに私はなりたい。
『Broken Rage(ブロークン レイジ)』
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めちゃくちゃ笑ってしまった。
賛否両論ある作品ですが個人的にはかなり好きです。
世界一贅沢な前フリの映画。
前半部分はセルフサンプリング的というか、あまり見たことない(『ソナチネ』と『首』くらい)僕でもわかるような「北野武作品っぽい」パブリックイメージ的演出が繰り返されるのですが、
前振りに徹するために、とことんまで余計な部分を削ぎ落とされたテンポの良さが、これが見ていて心地が良い。
無駄のないソリッドなヤクザ映画というのが、かえって新鮮でした。
後半部分は同一のプロットを用いたコメディ…というか「コント」が展開される。
もう思いつく限り…というよりも、思いついたそばから大して推敲もしてないようなものまで、玉石混合の小ボケが乱れ飛ぶシュールな空間。
この映画を作ってる本人であるたけしが、自ら体を張ってボケる部分が多いのがなんか良かった。コケたり、空気椅子したり、押し除けられて踏まれたり…徹底的に前半のハードボイルドな殺し屋な自分を茶化しちゃう。
僕は昔から「火薬田ドン」が好きで毎年見てはニヤニヤしていたので、徹底的に自分を酷い目に合わせるたけしの姿を見て、あの時のニヤニヤが蘇り、楽しかった。
あと中村獅童さんとたけしに口を挟む間もなく叱られっぱなしの宇野祥平さん、お三方の間の取り方が上手でおかしくって笑ってしまった。
宇野さん、カメラ回ってないところでは可能な限り優しくされててほしいw
白竜さんがところどころでたけしのボケに普通にウケちゃってるのも個人的にツボ。
『ドント・ブリーズ』
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ホラー映画は滅多に見ないのですが、これは前々から気になっており、この度視聴。
めっっっちゃ面白かったです。
理不尽に呪い殺してくる心霊ホラーは苦手なのですが(夜眠れなくなるので)、今作は「ジジイのハンティング能力が高すぎる」というヒトコワであること、主人公側が泥棒で自業自得感があること等が相まって、日常とは切り離して見れたので存分に怖さを楽しめました。
というかジジイがカッコ良さすらある。追われる側の恐怖と追う側の視点、両方で楽しめるアトラクション的な魅力がありました。
特に好きなのが地下室で明かりを消されて追いかけられるシーン。暗闇での駆け引きとジジイの手慣れたムーブに、自分の中の「カッコいい!」が強く刺激されるのを感じました。
あのプロペラ回したり天井の梁を触って、位置確認しながら近づいてくるのいいよね。
俺も家のどっかにプロペラ置こうかな。
(このジジイ、単に泥棒に入られただけではなく普通に倫理的にヤバいことをしているので
あえて老人ではなくジジイと呼称しています)
『グレイマン』
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なんとなく硬派なスパイサスペンスかと思ってみたら、バリバリ全開アクションフルMAXエンターテイメント作品だった。最近こういうの見てなかったのでこれはこれで楽しい。
アクション・シーケンスのカッコ良さには目を見張るものがあった。
特にプラハでの、手錠でベンチに繋がれながら特殊部隊・現地警察の三つ巴を相手取るシーン、
その後のトラム(路面電車)での死角を駆使した駆け引きとハイスピード・アクションが入り混じる戦闘シーンがめっちゃテンション上がる。
序盤に飛行機でのアクションシーンがあり、最終的に飛行機の外装が剥がれ落ち、最終的に墜落して主人公だけが助かるのだが、
流石にこれはやりすぎというか「こんな派手にする必要あるの?」とも思ったが(敵もそんな悪人じゃないし)、
ここで「あ、これはリアリティラインをもっと下げて見た方がいい映画だ」と理解して、その後のハチャメチャアクションを目いっぱい楽しむことができたので、
全体を通して見るとこれも十分必要なシーケンスだったとも感じる。
シックスは常に粋で、余計な犠牲を出さないよう最善を尽くすし、「靴のサイズは?」をはじめとした洒落た台詞、ピンチでも余裕たっぷりで魅力的なアクション・ヒーローだった。
少女を演じるジュリア・バターズも可愛い。
ささっと書いてきました。
今後も面白かった映画の感想、気ままに書いていきます。