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「親のこと、好き?」対話カフェそもそも レポート#41

【開催日時】
2024年8月3日(土)
13:30~15:30

第41回のテーマは「親のこと、好き?」です。

自分の親は好きですか? 嫌い?
それとも何も思わない?

親のことを尊敬していますか?
憎んでいますか?

親を尊敬するべき?
親に感謝するべき?

親子関係のあれこれ、
10代20代で対話してみました。

はじめの問い、テーマについて思うこと

テーマについて抱いている問いや、思うことを挙げていきます。

はじめに、参加者の皆さんに「親を好きか嫌いか」簡単に聞いて、そこから問いを募りました。

「親が好きな人から、親の好きなところを聞いてみたいです」

「親孝行について。自分はうっすらしたいと思っているけど、できていない」

「子として育つ過程で、親から子ではなく人間として扱われる時期があると思う。公民権運動みたいな。そこで衝突が起こった場合、そこからどう関係を回復したか?」

「自分がもし親になるとして、親からの影響で子にしてあげたいこと、逆にしたくないことはあるか?」

「どんなところが好き?、が出たので、どんなところが嫌いかも聞きたいです」

「これからのことを考えた上で、もしパートナーができたら、親になりたいかどうか?」

これらの問い、思うことが挙がりました。

親のどんなところが好き?

普段はなかなか話せない、親の好きなところとは?

「干渉してこないところ。門限とか厳しいこともない」

「ちなみに、今はご実家に住まわれているんですか?」

「はい、実家に住んでいます。干渉してこないところが好きですね」

「私は、両親の変なところ。子どもの立場から見て世間からズレてるんじゃ?って。自分が成長する過程で「親も変だしな」と思えて、自分のことをポジティブに捉えられた」
「あと、変な意見をくれる。それで自分の視野が広がった」

「質問です。世間からズレてること、何かエピソードがあれば……」

「母親のヤバいなと思う発言があって……私は幼稚園の頃先生に構ってもらうのが好きで、職員室に話しに行ったり、絵を見せたりして、嬉しかった。それを聞いた母が「それは先生が大人だからあなたの話を楽しそうに聞いている態度を取っているだけ」と言ってきて、子どもながらに「ヤバ」と思った」
「正しいけど、この年の子に言うことかよ、って」

「父親のズレはどうだったんですか?」

「父親は、職人気質がカッコいい、行動で示すのがカッコいいと思っているタイプ。何も事前に言ってくれない」
「前日になって「明日はここに行くぞ」みたいな。ネットではめちゃくちゃ叩かれるやつだとは思うんですけど」

「そんな親をポジティブに受け止められたり、親のおかげで視野が広がったと思えたのはいつ頃からですか?」

「家を出て、親と離れてから、しみじみ思うようになりました」
「いろんな人に出会ったことで尚更「うちの親は変だった」と思うようになった」
「親との関わり合いで、自分ができていったんだなとかも考えたりして」
「親が変なので、世間的に「常識がない」とされる人を見てもあまり何も思わないです。そんなに叩かなくてもいいんじゃないのかな?とか。もちろん迷惑かけてるのは良くないと思います」

「親の変なところが好き、ってことですか?」

「変なところが好きってわけじゃなくて……自分は上手くできないとイライラする子どもだったんですが、父親は「丁寧にやってごらん」って工作とかを手伝ってくれたことがあって。父親は粘り強いタイプで、自分と違うから尊敬してるみたいなところはあるかも」

「親って、子どもにとっては装置じゃないですか。人間として見るより、生まれてから育ててくれる装置のように映る。その機能として十分に動いてくれていたのは助かるな、と」
「そこには愛情の充足も含まれてます。何かして欲しいときに何もしてもらえなかったということもなく。過不足なく育ててくれたなあ、って感じです。好きなところと言うより、ありがたいところですね」
「まだ親元を離れてないから、親を一人の人間として見ることがまだできていない。好きなところと聞かれてもピンとこないです」
「人と付き合うときは能動的に関係を切れるじゃないですか。親とはそれができない。受けているものがあまりに大きいので、対等に思えない」

「人間として見る、ってすごい面白いです」
「自分は親以外の側面を見てしまったのが契機」

「どんな側面だったんですか?」

「父親がお世話になった親戚の葬儀に出たとき、父が泣いている姿を見た。初めて泣いているところを見たので、何とも形容し難い気持ちが湧き起こってきて……強く印象に残ってます」

「それは何才くらいのことですか?」

「中学生くらいです」
「親って、泣かないじゃないですか」
「それに加えて、男が泣くのはカッコ悪いって思ってるタイプだったので……」

「そこが、親に対する見え方が明確に変わった体験だった?」

「そうですね」

「子どもからすると、親が泣いている姿はかなりの衝撃かもしれない」

親のどんなところが嫌い?

逆に、嫌いなところはありますか?

「今の親に対してはそんなにない。昔は結構厳しいタイプだったけど、自分が小さいときに言うことを聞かなすぎて、あきらめがついたみたいで。そこから干渉してこなくなった」

「最初は干渉してたんですね?」

「小学校入る前くらいから言ってこなくなった。固定的な自我ができてからは気にならなくなった」
「特に嫌いなところはない感じ。でもそれは機能としての部分で、人間として見たときは出てくるんでしょうね」

「私は、母の意地悪なところ。嫌なところを突いてくる。私が成長してからはあまり言わなくなった。先に気づかせておかないとヤバいと思ったからズケズケ言ってきたところはあると思う。でも当時は「そんなこと言う?」って感じだった」
「母親は自分で「共感力が無い」と言う。私が大人になってからは、話を聞いて肯定してくれるようになった」
「親が変わったと言うより、親の中で「娘が大人になった」というのがあると思う」
「父親の嫌なところは、お酒を飲んだときの酔い方が自分と一緒で、嫌だなと思います」

「酔うとどうなるんですか?」

「普段しゃべらないのに、くだを巻きはじめる」
「ニュース番組を見ながら晩酌するんですけど、ニュースに対してああだこうだ言う」

「それは、聞いててあまり気持ちいい内容ではない?」

「未成年のころは、私はしゃべるのが好きなので普通にしゃべってましたけど、母のほうが嫌そうでした」

「今は、お酒を飲むと父と同じ酔い方をしてしまう?」

「普段頭の中で考えてるだけのことをしゃべりたくてたまらなくなってしまいます」

「酔うとくだを巻くのが嫌い、ということですか?」

「いや、自分が親の子どもであることを実感して、あきらめムードになる、というか」

「皆さん、自分と親って似てると思いますか?」

「では、それは新たな問いとしてピックアップします。あとで皆で考えましょう」

「親のことを嫌いと言った方から、親の好きなところと嫌いなところ、両方聞いてみたいです」

「好きなところは、両親ともお酒が強いところ。私もお酒が飲めるので、大人になってからお酒が楽しめていることはめちゃくちゃ感謝してます」
「大人になってから父親と飲んだりできたことは自分も嬉しい」
「それは好きというか、ありがとうと思うところ」
「あとは、どちらも何かしら勉強している両親だったので、放置はされていたけど私も勉強習慣を勝手に身につけていた。おかけで勉強で落ちこぼれることはなかった。これも好きと言うより感謝」
「嫌いなところは、いっぱいありすぎて、どれを上げるか迷う。ざっくり言うと、両親とも子どもに無関心だったので、もうちょっと関心を持って欲しかった」
「子どもが遊ぶ公園が周りにないような田舎で育って、放置されていたので、家しか遊ぶ場所がない。家にゲーム機もなかったので、家の中で暇で苦痛だった。親はもうちょっと考えてほしかった」

「無関心っていうはどんな感じだったんでしょうか」

「学校から帰って「こんなことあったよ」って親に話したことがない。親も聞いてこない。親は生活するので精一杯だったけど、そもそも子どもがどんな学校生活をしてるかに関心がなかった」
「小学校進学と同時に引っ越したから、みんな地元の子で、一人知らない土地で。今の私が親だったら心配して「友達できた?」とかいろいろ聞くと思うんですけど、言われたことなくて。学校行ってるならうまくいってるだろ、みたいな感じで」
「親に相談もできないし、親も何も聞いてこなかったし、不安が大きかった」

「聞いてみて、すごい対称的だな、と思いました。干渉されなかったのが良かったというお話と、もっと目を向けてほしかったという話で……」

「逆に私は、干渉されなかったことは嫌じゃなかったのかな?って。それは特にないですか?」

「親以外の環境も大きかったと思っていて。友達関係とかで大きな苦労もしなかったし……対外関係である程度繋がりがあったから、親に要求しなくても済んだのかなと思います」
「あと、昔は口うるさかったのもあって、気にはしてくれているんだろうな、とは思えていた。それもあったのかな」

「確かにそこは違いますね」

「聞いてて思ったのは、田舎っていうのは大きいなと。自分も地方出身で、親からどこそこに行くなとか、お小遣いもそんなになかったとかで、遠くに遊びに行ったこともなく」
「親は自営業だったから休みの日に旅行に行くとかもない。どこかに連れていってもらった話を聞くと羨ましいなと思います。
「田舎って、子どもはどこも行けない」

「私も、子どもの足ではどこも行けないつらさはありました」

親と衝突したとき、どうだった?

その後の関係はどうなったのか?

「自分は今のところ衝突がなくて。反抗期的なのも来てないのかな。普段親としゃべらないのもあって、反抗するほどの圧力がない」
「自分が逸脱して心配をかけたときも、そこまで意見を言われず、苦労しなかった」

「母と連絡は断ってるんですが、何か衝突があったわけじゃなくて、私が「付き合いきれない」となった」
「母が私の家に泊まりに来たときの話で……私は引っ越したばかりで、仕事も変わっていて、って状況だったんですけど、母親はそういったことに全く関心なくて。自分が話したいことだけを話して帰っていった」
「さすがに自己中すぎない?と感じて。元々変な親だなとは思っていたけど、話が通じないヤバい人だと思って、距離をとった」

「環境が変わったタイミングだったのに、話題にしなかったんですか?」

「自分が話したいことだけ話していきました。久々に会ったのに」

「そこまで環境変わったなら、いろいろ聞きますよね」

「姉妹が泊まりに来たときは、住んでる街の話とか、いろいろしてくれたんですよ。いいところ住んでるね、とか」
「母はそういう反応は一切なく、親戚の愚痴だけ言って帰っていきました」
「私に関心がないんだな、って。私は人間って思われてない。母の所有物のように思えた」
「私は幼いころから母の愚痴を聞かされてきた。父に対する愚痴、仕事に対する愚痴。私のことを愚痴聞き係だとずっと思ってるみたいで」
「私が大人になって環境が変わってもそのままなのはおかしい、私は人間なんだと思って、距離を置きました」

「確かにそれじゃ「愚痴を言いに来たのかよ」って感じですよね」

「そうなんです。親子の関わりじゃないな、と思いました」

「私は、喉元過ぎれば忘れるタイプなので……昔はぶつかったこともあったと思うけど、記憶があまり」
「家を出るとき、父親から何か言われるかなというのはうっすらあった。家を出ずに、地元で就職するんだろう、みたいに思われてるのを感じていたので、何か言われるのかな?と」
「でも、話したら大学受験は認めてくれた」

「じゃあ進路について衝突はとくになかった?」

「バトルってほどではなかったです。17、18才なら本人の意志もあるよね、って感じで、頭ごなしにダメではなかった」
「でも、お互いに譲れるところをちょいちょい出していったように思います」

「譲り合いができてたんですね」

「一人暮らししたいんですけど、とか。親も、私が家を出たがっていたのはわかっていたとは思います」

「これはダメだよ、とかもなかったですか?」

「なかったです。当時はダメだと言われたらどうしようと不安でしたけど……ダメだよとは言われないけど、ちょっと態度で渋ってたかな」

「長男次男とかもあるかもしれない」

「父親と息子とかもありそう」

「私は衝突してなかったけど、弟は中学高校でかなりやりあってましたね」

「それはどんな内容だったんですか?」

「弟はずっとスポーツやってたんです。スポーツってお金かかるじゃないですか、親は負担も大きいけど親の思い入れも強くて」
「弟が強豪校に進学したけど、部活辞めるって言い出したとき、親は「せっかく入ったのになんで?」と」
「親は、時間もお金もかけてきてるから説得したけど、弟は結局辞めちゃって」
「それがしこりになって、高校3年間は仲悪そうでしたね」

「そこから関係は回復したんですか?」

「もう弟も就職してるので、過去のことなんじゃないかな?」

親孝行についてどう思う?

親孝行のモヤモヤとは?

「ありがたかったことはあるので親孝行はすると思いつつも、周りの話を聞いていると、ちゃんと親孝行していて。自分はそんなにできないな、って思って、劣等感や焦りみたいなのがあります」
「まだ自分の生計を立てるので精一杯」

「質問です。周りの人はどんな親孝行しているんですか?」

「離れてる人は、お金を毎月送ってるとか。近所に住んでたら、定期的に会いに行って話を聞いてあげたりとか」
「自分は定期的に会いに行ったりしない」

「お盆や正月は実家に帰らないんですか?」

「もう1年以上帰ってないですね」

「お盆や正月に、当然のように実家に帰る人っているじゃないですか、その時期は実家で過ごすもの、って。そういう意識はない?」

「そうですね……弟はめっちゃ帰ってるんですけど」

「え、親と仲悪いのに?」

「実家がそこまで嫌じゃないのと、地元の友達がたくさんいるから友達と遊んでるみたいです」

「じゃあ親に会いに帰る、って感じとは違いますね」

「自分は、親孝行はやったことないです。やんなきゃいけないものだと、今は思ってない」
「親にやってもらったことはいっぱいありますけど、その分の恩を返さなきゃいけないとはあまり思わない」

「親孝行って、恩返しの意味のときと、親にサービスしたりプレゼント贈ったりするときとあると思うんですけど、皆さんはどちらのイメージが強いですか?」

「恩返しの印象が強いですね」

「私はどっちもあるかな、って感じです」

「もし自分が仕送りするとなった場合、どっちの気持ちのほうが強いですか?」

「自分の中の表と裏みたいなのだと、表は「何かしてあげたい」って感じで送る。裏には、今までお金と時間をかけてもらったから、恩返しは割とあるのかな」
「親から「なんでお金を送ってくれたの?」と聞かれたら、いやまあなんかゴニョゴニョ……と言います」
「ちょっと生活の足しにしてほしいかなと思って。たぶん、今までいろいろもらってきたから、とは言わないと思います」

「言いたく無いのははどうしてですか?」

「気恥ずかしいから」

「私も恩を返す意図はなくて、シンプルにいただいたものがない、って思っちゃうから」
「なので、今の親にできることをやる、という意味だと、一緒にお酒を飲んで話したりすること」
「さっきの話の通り、母親は人の話を聞かないから、父親も話を聞いてもらってないので、私と飲むとめちゃめちゃ饒舌になる。ちょっとした自慢話とか愚痴とか。自分は聞ける立場だから聞いてあげよう、というのが今できる親孝行なのかな、と」

自分が親になったらやりたいことは? また、やりたくないことは?

親からされたことで、自分の子にいつかしてあげたい、逆にしたくないこと。
または、親からされなかったことで、同様のことはありますか?

「図書館に連れて行ってもらっていたので、図書館に連れて行きたいかな」

「どんな、いい思い出だったんですか?」

「本をあまり買えなかったので、図書館でいろいろ本を読めたこと……今はネットがあるけど、小さい時は何か調べるのは本だった」
「受け身な子だったけど、連れて行ってもらったことで、そのうち一人で行くようになった」
「勝手にいろいろする子は勝手にするし、危ないときは止めなきゃと思うんですけど、自分は受け身だったんで」
「こういうことしてもいいんだよ、こういうことできるよ、こういう場所もある、って」

「うちは教育方針として、いろいろなものに触れさせようというのがあったみたいで。いろんなことをやらせてもらったので、それはやってあげたいなって感じます」
「自分から見た親の印象は滅私奉公みたいな感じ、尽くしてくれたので、あれを真似できるかというとあんまり自信はないですね」

「最初の方におっしゃっていた「干渉しない」という話、あれは引き継ぎたいなと思いますか?」

「そうですね、あんまり口うるさくしないようにしたいなと思います」
「真似したくない点を上げるなら……兄と姉がよくケンカして、その流れで両親が仲悪くなった」
「母があまり家の中で権力を持っていない。放任主義と表裏なのかもしれないですけど」
「その意味では安心感があまりなかったので、そこは真似しないようにしようと思ってます」

「家の中が落ち着かない環境でした?」

「というより、親に威厳がなかった。もうちょっとどっしり構えていてほしかった」

「私は美術館に連れて行きたい。父が美術館行くの好きで、毎月くらいのペースで連れて行ってくれた。たぶんそのおかげで今の仕事に就けている」
「親になったとしても、子どもには教養として美術に触れさせたいなって思う」

パートナーができたら、親になりたい?

親になれる、子を作れる環境が得られたら、どうしますか?

「相手次第、ですかね。今は積極的な希望はないんですけど……相手が欲しいと言ったら、自分が折れるというか、流されるというか」

「もしパートナーが子を求めなかったら?」

「相手に聞くと思います。欲しいですか、みたいな」

「積極的に欲しいわけではない、と」

「積極的ではないけど、やぶさかでは無い、って感じです」

「自分は、養子なら取ってもいいかな、と思います。わざわざ産んでもらって、というのはあまりしたいと思わない」
「産むのは親が能動的にすることなので、子どもはそれに拒否権はない。それをわざわざしてやろうという気には、そんなになれない」
「養子制度はあるわけだし、それで事足りるんじゃないかな、と」

自分と親、似てると思う?

似てますか? あんまり似てない?

「私は思ったことないです。今までまったく思ったことない」

「ご兄弟は、自分から見てどうですか? 似てますか?」

「姉は母親と似ているところはあるかもしれない。兄はどちらとも似てないんですけど、自分は兄に影響を受けてて、兄に似てるところがあるとは思います」

「私は親と似てると思います。さっき話した酔い方もだし、顔も似てます」

「性格的にはどうですか?」

「性格は、どっちもダメなところを引き継ぎ、いいところは……」

「ダメなところだけですか」

「でもまあ、他人はダメなところのほうが目につくじゃないですか」

「私は、顔が父親にめちゃくちゃ似てるんです。写真見たら、親子だねってわかるくらいに似てる」
「性格は……似てない、かな。ただ、酔うとよくしゃべるところは似てるなと思います」
「妹もまあ別なタイプなので、家族みんな性格は似てないです」

「自分の顔は毎日見るものだし、顔が似てると、親子なんだな、って意識させられるところはありますね」

「昔は母に顔も話し方も似てるってよく言われてたんですけど、大人になったら、父親にも似てるなあ、と。あと弟にも顔似てます」

「性格は、一緒に暮らしてたから似てたところもあると思うんですけど……」

「性格って、いろんな人の影響を受けてカスタマイズされていくイメージですか? それとも、生まれつきの性格みたいなものが軸としてあるイメージ?」

「生まれつきの性格があるとは思わないですけど、影響を受けたとしても親よりも他の人から、友人からとかのほうが大きいんじゃないかな」

「なるほど、親以外の交友関係のほうが、ってことですね」

「思春期のころに親とそんなにしゃべらなかったし、どちらかといえば周りの人からの影響が大きかったお思います」

このあたりで時間いっぱいとなりました。

ファシリテーターの思うこと

親のことを好きな人と嫌いな人が、半々に分かれたメンバーでの対話でした。

家の事情はさまざま。
家族の数だけ親子関係があり、人によって全く違う「子ども体験」をしています。

一括りに語れないからこそ、一人一人の体験から生まれた親への思いは貴重なものなんだな、と思わされました。

参加してくださった皆様、ありがとうございました。

次回の開催案内

次回は2024年8月24日(土)開催。
テーマは「死にたいときとは?」です。
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