「親友とは?」対話カフェそもそも レポート#37
【開催日時】
2024年5月25日(土)
12:00~14:00
第37回のテーマは「親友とは?」です。
親友と呼べる人はいますか?
過去にいたことは?
親友とはどんな関係なのでしょうか。
「友人」よりは深い関係のようですが……。
よく聞くけど、実態はよくわからない関係、親友。
10代・20代で対話したレポートです。
はじめの問い
まずはテーマについて抱いている問いや、思うことを挙げていきます。
「親友と友人の違いとは?」
「どうして親友と思えるの?」
「親友が終わるのはどんなとき?」
「親友って必要?」
「親友ってどうやってつくるの? 狙って作れるの?」
「男女で親友の定義は違う? 女の友情は脆いと言われる」
これらの問いが挙がりました。
どうして親友って思えるの?
親友と思えた理由や状況は何でしょうか。
「学生生活で、よく一緒に行動したり、話していて楽しかったから」
「学校を卒業して、お互いの環境が変わっても前と同じように仲良く話せたから。自分の場合は、生活が離れてから初めて親友だと認めた」
「学校にいるときは親友と思えなかった?」
「仲は良かったけど、親友とまでは思ってなかった」
「自分は、誰に対しても親友と思えたことがないので、わからない」
「ストレスなく話せた人。気を遣わないと話せない人は親友じゃない」
「気を遣う人とは親友になれない、となると、年齢差が大きいと親友になるのは難しい?」
「難しいと思います」
「同年代以外を親友と呼ぶのは見たことない」
「同じ趣味じゃなくても、自分の趣味を理解してくれる人。自分も相手の趣味を理解する」
「「○○が好き」と言ったときに「それ、おもしろくないよね」と言ってくる人とは親友にはなれない」
「友達にはなれますか?」
「友達なら大丈夫」
「自分は、悩みを話せた友達だから。悩み事を言える相手は限られてる」
親友関係が終わるときは?
どんなときに終わってしまうのか?
「話が合わないな〜と思ったとき」
「それは突然そう思うんですか?」
「なんとなく合わないな、という時期が続いていて、あるときはっきりと「合わない」と自覚させられる感じです」
「相手に避けられたとき。向こうから避けられたらどうしようもない」
「卒業して、会う機会がなくなったとき。合わなくなったら、友人としての縁も終わった」
「学校の環境でだけ、親友でいられたのは不思議というか、それって本当に親友だったのかな、と思う」
「自分は当時、そう思ってました。相手はどうだったんだろう、わからないです」
「話していて、ストレスを感じるようになったとき。さっきの「合わない」に似ているかも。相手がどう思っていても、こっちから連絡しないようにして、関係を切ったことがある」
「どれも、友人が終わるときにだいぶ近いように思う。でも、親友は友人より、関係が修復できる可能性が高いと思う」
「私の場合は、親友に陰口を言われていた。こっちから切ったし、修復は無理でした」
親友がいないのは損?
親友がいたほうが得、いないと損してる?
「親友がいる状況はうらやましいと思うけど、いないのは損と思いたくない」
「ずっと疑問なんですが、そんなにみんな親友っているんでしょうか? 一方的に親友だと思い込んでいる関係も多いのでは?」
「きちんと調べたわけじゃないから正確なデータはないんですが、親友がいない人のほうが大多数だと思う。ほとんどの人がそうなら、損とは思わない」
「親友っていう深い関係って、場合によってはうっとうしい。希薄な人間関係、深入りされない関係のほうが心地よい人もいると思う」
「その意見に対して、超陽キャの人が「良い出会いがないだけ! 親友はきっとできる! 親友はいたほうがいいよ!」とか言ってきそう」
「「なんなら僕がなろうか?」みたいな」
「超ポジティブな考えだとそうなるのかも? そこまでポジティブには思えない」
このあたりで時間いっぱいとなりました。
ファシリテーターの思うこと
話しやすいテーマとあって、雑談のような雰囲気でゆるく対話が進行しました。
離れてから気づく親友がいたり、離れたら終わる親友がいたり、親友の成り立ちは簡単には説明できなさそうです。
親友がいないほうが多数派では?という意見を受けて、後日調べてみました。
2012年に大学生800人を対象としたアンケートでは、このような結果だったそうです。
対話での印象と大きくかけ離れているのが興味深いですね。
今回は時間が足りなくて扱えなかったのですが、「親友の作り方」も対話したかったです。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。
次回の開催案内
次回は2024年6月22日(土)開催。
テーマは「人を好きになる、とは?」です。
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