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2025年より台湾の宿泊施設ではアメニティの無償配布がなくなります

日本のホテルでは当たり前に置いてあるもの、そして今までは台湾のホテルでも当たり前に置いてあったものが、台湾では2025年からなくなります。

部屋の中に置いてある無料のアメニティです。

なぜそんなことになったのでしょう?

無償配布がなくなるアメニティ

(画像:いくたび、ふたたび台湾。

台湾政府の意向で廃止になります。

実は2024年の夏以降、既に廃止になっているホテルもあり、これが2025年からは義務となるのです。

理由は、資源の無駄をなくし、ゴミを減らすという環境問題への配慮のため

廃止になるのは、上記画像の通り、

  • 歯ブラシ・歯磨き粉

  • ヘアブラシ

  • シャワーキャップ

  • カミソリ

です。

既にこの方針に沿った営業をしているホテルでは、別途販売しているようです。

使い捨てのスリッパまで廃止してしまっているホテルもあるそうです。困りますね。

綿棒とか小さい石鹸とか置いてあるホテルもありますが、そういうのはどうなんでしょうかね。

タオルやシャンプーなどは大丈夫なようです。

ホテルで売っていない場合は近所のコンビニやスーパーで購入するか、あるいは事前に日本から持参する必要があります

その際、やや心配なのはT字型カミソリです。これに関しては預け入れ手荷物に入れておけば問題ありませんが、機内持ち込みに関しては調べても「可」「不可」と両方の回答があります。

ネットで調べる限り、歯が4cm以内のT字カミソリ(一般的にホテルなどに常備されているタイプ)に関しては多分OKのようですなのですが、桃園空港では不可となっているようです。

刃がそのまま出ているようなタイプは不可なのかもしれませんが、明確にはわかりません。ただ、台湾から帰国の際にT字カミソリを持ち帰ったことがあります。その時は何も言われませんでした。

しかし係員によって対応が違う可能性や、単純に見落とした可能性もあります。

空港で没収される可能性がないとは言えません。そのような場合は諦めて現地調達、あるいは最初から電気シェーバーを持って行くしかありませんね。

ちなみに2024年の春には韓国でも同様の法律が施行され、客室数50部屋以上のホテルではアメニティの無償提供が廃止されました。

台湾では部屋数の規定などはなく、民宿など全ての宿泊施設で義務付けられます。罰金があるので全ての宿泊施設で対応をするはずです。

本当にこれで良いのか?

ここからはあくまで私見です。

韓国や台湾の環境問題への配慮は確かにわかりますが、これで本当に環境問題が良い方向に向かうのか疑問に思います。

ホテルのこのようなアメニティは、基本的に宿泊者が使うものです。アメニティを廃止したとしても、宿泊者はどこかで買ってくるわけです。

そうなると、結局資源もゴミの量も大して変わらないのではないかと思ってしまいます。

そもそも利用者にとって、非常に不便であり、おもてなしの意識はないのかと怒る客もいるかもしれません。満足度は下がるのではないでしょうか。

宿泊料金内に含めれば良いだけなので、用意してもらえてると利用者にとっては楽です。

決まった分以上に欲しい場合だけホテルで購入すれば良いのではないか。そんなふうに思ってしまいます。

台湾ホテルのアメニティ廃止まとめ

いずれにしろ今後台湾旅行に行く人は、事前に日本からアメニティを持って行った方が無難だと思います。

ホテルによっては売っていない場合もあるかもしれませんし、コンビニで買うのも面倒だと思います。

今後この流れで、日本も同様のことをしないか心配です。

韓国、台湾は日本より先に、スーパーのレジ袋有料を始めました。日本もそれを真似したのか同様のことを始めました。

ホテルのアメニティ廃止も同様の流れにならないことを祈っています。

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