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なんか鼻につくエリート男性とお付き合い

そこそこエリート男性とお付き合いしたことがある。

学歴もキャリアも手に入れて、プライドも高く、きっと人生で大きな挫折とか、失敗とか味わったことないような人。

なかなかの好条件の人に、こんなにアプローチを受けることもそうそう無いと思い、お付き合いしてみたものの、何かと嫌な部分が目につき鼻につき、スピード破局。

特に嫌いだったのは、家族自慢。
付き合う前から、聞いてもないのに家族についてベラベラ話してきた。

自分の父親は、有名大学の博士課程を修了し、今は公務員のお偉いさん。そして母親は学校教師をしている。弟は今度、東京大学の修士課程に進学する予定。(これでも)自分は、家族の中でも一番デキが悪い。


あまりにも気持ち良く話しているから、「ヘェ〜すごいね!」「皆賢いんだ〜!」と適当に相槌をうつ、私の聞き方が上手いのかもと思い、ココナラのお話相手サービスの副業を始めようかと思った。
そして、こんなに話聞いてるのに、そして私より何倍も稼いでるのに、カフェ代を割り勘にしてきたもんだから、彼のコンプレックスの若白髪が1本でも増えますように、あわよくば胡麻塩頭になりますように、とささやかな呪いをかけた。

自分にかなり自信のある人だったから、結局別れた後も、振られたことが受け入れられずに、連絡してくる。振る時には、「自慢話が正直うざかったし、プライドが高すぎて居心地悪かった」なんて正直には言わず、「今は仕事が忙しくて、そっちに集中したい」とかなんとか理由をつけて大人の別れ方をした。

最低限の優しさとして、彼にココナラのお喋りサービスを紹介しておけば良かったと、僅かに後悔している。


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