見出し画像

日本語教育に携わる者としてのメモ

日本語教育のキーワード覚書
”日本語教育の参照枠”、コースフレームワーク、モジュールボックス

”日本語教育の参照枠”の特徴

1.CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を参考
2.学習者が自分の日本語能力を明確に理解できる
3.教師が授業内容や評価表法を効果的に計画可能

コースフレームワーク

「コースフレームワーク」とは、留学分野の日本語教育機関に設置される最長2年間の 学習課程(コース)を横長の帯の形で示した枠(フレームワーク)のことです。教育機 関ごとに、コースフレームワークに学習期間、学期、学習段階(レベル)を当てはめる と、機関独自の学習課程の枠組みを示すことができます。

コースフレームワーク」と「モジュールボックス」を活用した カリキュラムの作り方の例 p.3

以下に「コースフレームワーク」のモ デルとして、①原型モデル、②A レベル中心モデル、③B レベル中心モデルの3つを例 示します。このうち、「②A レベル中心モデル」は、最長 2 年間の学習期間内に認定基準 である B2 レベルに到達しないモデルですので、B2 レベルを目指すコースとの併存を図 るなど、工夫が必要となります。

令和4~5年度 文化庁委託 「日本語教育の参照枠」を活用した教育モデル開発事業【留学】 〈報告〉p.9

モジュールボックス

参照枠を理解しやすくするためのものとして日本語を学ぶための一連の教材やリソースを体系的にまとめたもの。
このボックスは、特に外国人学習者が効率的に日本語を習得できるように設計されています。各モジュールは特定のテーマやスキルに焦点を当てており、語彙、文法、発音、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングなど、言語学習のさまざまな側面をカバーしています。モジュールボックスは自己学習や教室での学習の両方に対応でき、学習者のレベルや目標に応じて柔軟に組み合わせることができます。これにより、学習者は自分のペースで学び、効果的に日本語能力を向上させることが可能です。

モジュールボックスダウンロードはこちらから

モジュールボックス

ダウンロードしての使用をおすすめします。


参考

1.令和4~5年度 「日本語教育の参照枠」を活用した教育モデル開発事業 【留学類型】 教育モデルおよび教師研修モデルの開発

こちらに コースフレームワーク モジュールボックス についての説明があります。

2.別添 「コースフレームワーク」と「モジュールボックス」を活用した カリキュラムの作り方の例

いいなと思ったら応援しよう!