台湾の老屋を利用したスターバックス

台湾の町を歩いていると、なんだかレトロで懐かしさを覚える風景が視界に飛び込んでくることがあります。
それは例えば、赤い煉瓦の建物だとか、精緻なレリーフの刻まれた建物だとか、ミントグリーンの框の窓のある建物だとか。
そうした一昔前の風景は、日本では今や数少ないエリアでしかお目にかかることができませんが、
そんな「懐かしい」と感じられるような風景が今も現役でそこここに残っているのが台湾という国です。

もちろん故意に残されているものもあれば、偶然残っているものもあります。

また昔の風景を再現するために新しく建てられたものもありますので、
新旧については建物ごとに確認する必要があります。
とにかく、懐かしさを感じる町並みの中に、30年〜50年以上も昔のものや台湾がまだ日本の統治下にあった頃から存在する建物、
それより更に昔からある建物が存在していたりするのです。
しかもそれらの建物のうちのいくつかは、現在も十分使用に耐えうるものとして、普通にお店として利用されていたりします。
日本語でいうところの古民家のようなそれらの建物は中国語で「老屋(ラオウー)、老房子(ラファンズ)」などと呼ばれるのですが、
何がすごいって台湾ではそうした歴史的にも価値のある建物を、チェーン店のカフェがバリバリカフェのイメージ通りに内部を改装、
店舗として使用していたりするところです。
台湾の有名なコーヒーチェーン店で老房子を利用した店舗を経営しているものといえば「85℃」「路易莎咖啡(Louisa Coffee)」などがありますが、
今回はそうした老房子の店舗をもつチェーン店から「星巴克」、スターバックスの老房子店舗をご紹介いたしましょう。


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HOZ@臺灣角落
台湾在住者による台湾についての雑記と、各ウェブサイトに寄稿した台湾に関する記事を扱っています。雑記については台北のカフェが多くなる予定。 そのうち台北のカフェマップでも作りたいと思っています。