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【台湾駐在ワーママ会】居住地選択で気をつけておきたいこと
「台湾駐在ワーママ会」のいちみなです。
これを読んでくださっている方の中には、
今年の4月から台湾に駐在・・・!という方もいるかもしれません。
今回は「居住地選択で気を付けておきたいこと」についてです。
※ 台北の例です。
台北MRT(地下鉄)路線図
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上記は台北MRT(地下鉄)の路線図。
このなかで、いわゆる「台北の市街地」というのは
「O11」(民権西路駅)を左上、「R02」(象山)を右下とする
長方形の範囲の中 をイメージしてもらえば良いかと。
路線図だと広い範囲に見えますが、実は上記の範囲は、
横:8kmぐらい、縦:4kmぐらい しかありません。
そう、台北は究極のコンパクトシティーなのです。
日本人学校に通う場合は?
台北日本人学校は、市街地よりも北の「天母」というエリアにあり
「R17」の芝山&「R19」の石牌からいずれもバスで10分程度
です。(※ 台北市内の日本人学校は1校のみです)
日本人学校に近いのが必須条件!という方は
日本人学校の徒歩圏内か、
もしくはMRTの芝山駅&石牌駅周辺が便利です。
ただ、オフィス街は 緑線の中山~南京復興あたり と
赤線の大安~台北101あたり が多いので、
「会社への近さが優先!」という場合は
日本人学校と職場との距離のバランスを見ながら
居住地を決めていくことになります。
なお、お子さんが未就学児(日本人学校への通学が必須ではない)の
場合には、街中への利便性、周辺環境などの良さから
「O11」の民権西路、「O10」の中山国小
などが日本人ファミリーに人気です。
日本人学校周辺エリアをざっくり解説
上記のうち、日本人居住者が多い
日本人学校周辺(天母)/芝山駅周辺/石牌駅周辺
をざっくり解説すると、以下のとおりです。
・天母:昔からの高級住宅街。築年数が経っていてお値段高めの物件多し。
日本人学校&塾が徒歩圏内。
日本人学校での生活をメインに据えるのであれば最も利便性が高い。
(※ ただし小学部は日本人学校への子供のみでの登校はできません)
・芝山:比較的台北市街地に近く、MRT駅から徒歩数分のところに
日本人向けのマンションがたくさん建っているので日本人居住者が多い。
SOGOやカルフールなど、買い物スポットが近くにあるので便利。
・石牌:新興住宅地。MRT駅から徒歩数分のところに新しいマンションが
たくさん建設されている。駅周辺は、ヨーロッパ風の落ち着いた街並み。
山に近く、休日はさくっと山登りに行ったりする人もいる。
築浅物件は避けたほうがいい?
日本だと、新築や築浅物件は人気がありますが
台北の場合、
「住みながら不具合を修正していく」というスタイルなので
新築マンションは、入居1年間は不具合の修理が無償 とのこと。
(※ 知人の経験談より。マンションによって異なるかもしれません。)
なので、新築物件、もしくはその部屋にまだ誰も入居していない場合は
どんな不具合が起きるかわからないので、避けた方がよいかもしれません。
「ゴミ回収の有無」も重要なポイント
台湾では、日本にあるような「ゴミの集積場」がありません。
台北市内を、ゴミ収集車が定期的に巡回してくる ので
住民は、ゴミ収集車が家の付近に来たら直接収集車にゴミを持って行く
ことになります。
そんなの、働いてたら無理・・・!ですよね?
そんな方は、「ゴミ回収を代行してくれるマンション」がオススメです。
このタイプのマンションでは、マンションの中にゴミ集積場があり、
ゴミ集積場に置かれたゴミは、管理会社がちゃんと出してくれます。
ただ、その分管理費は高くなるので、
「・・・自分でゴミ収集車に持って行けばいいよね?」という方は、
自身のライフスタイルに合う方を選ばれるとよいかと。
「MRT徒歩圏内」は必須ではない
台北にはMRTのほかに、無数のバス路線 が走っています。
バスの本数も多く、路線によっては
なぜか3台連続で同じ路線のバスが到着したりする ほど。
なので MRT徒歩圏内ではなくても、
バス停さえ近くにあれば移動は怖るるに足らず、です。
時間帯や行き先にもよりますが
MRTよりもバスの方が座れる確率が高いので、
慣れれば、バス、とっても便利ですよ。