5つの予測不能なフォーリーサウンドデザイナーの選択
こんにちは、
Taito Otaniです。
今回はこちらの記事
を読んだので共有していきたいと思います。
フォーリーは映画やラジオなどのメディアのためのサウンドエフェクトの制作工程
フォーリーアーティストは森のシーンの足音から異世界のモンスターの鳴き声までどんな音でも録音してポストプロダクションを通して作りだします。
Jack Foleyという人がその名前の由来で、映画のサウンドデザインのパイオニアでした。しかしながら、この手法自体は黎明期のラジオ放送局から生まれいます。のちにこのテクニックはサイレント映画からトーキー映画へと変化する時代に応用されるようになりました。
フォーリーは、一般的にはフォーリーステージ(フォーリースタジオ)と呼ばれる場所で録音します。静かな部屋にプロジェクターかディスプレイがあり、色々なマイクが並び、映画に関係する大量の物が置かれています。この様子は、スパイダーマンホームファーフロムホームのためのソニーのフォーリーステージでも見ることができます。これらの設備は風呂場や砂場や砂利のような環境音を作ることができます。これは1,2人のフォーリーアーティストによって精密に作られます。そして、ミキサーエンジニアによってEQやコンプ、リバーブなどを使って処理され、サウンドエフェクトが作られていきます。エンジニアは複雑な音のデザインに責任ももって編集していきます。もし、あなたがフォーリーステージにいけなかったり、フォーリーアーティストじゃなくても心配しないで、Splice's Cinematic FX catalogがカバーしてくれます。
フォーリーのことが理解できたら、5名のクリエイティブなフォーリーアーティストとエンジニアについてみていきましょう。
1. 映画Quiet Placeからモンスターの耳の開く音
E2Soundのサウンドデザイナーは、レタスとセロリをねじったりして、モンスターの耳の開く音を作ったのでした。この歪んだ音色聴いた観客は、モンスターから聞こえてくるのだと思ってしまうのです。
2.スターウォーズより、ストームトルーパーのアーマーの音
スカイウォーカーサウンドが作り出したのは、走るストームトルーパーの音です。フォーリーアーティストのKim Patrickはローラースケートを抱えて、モーターサイクルのヘルメットと革のジャケットを弾ませて行ったりきたりします。
3.Rat Filmからネズミの足音
フォーリーアーティストのマットデイビスはとても面白い手法で、走るネズミの音を作りだしました。彼は竹のスティックを軽く叩いて足の音や、床を爪が当たる音を作りだしました。
4.Chris Morianaの雪の上を歩く音の手法
ワーナーブラザーズサウンドのフォリーアーティストであるChris Morianaはほとんどの雪の足音を砂場からつくれると説明しています。しかしながら、このかなり歪んだ音は、ブーツの下に汚れたバックと布袋に入れたコーンスターチを入れた手法で作られています。
5. Matt Daviesの血のしたる音の作り方
血の滴る音を作るには、表面にある種の液体を滴下する必要があると思うかもしれません。しかしながら、Studio UnknownのMatt Daviesはもっと楽しい手法で行います。彼は水でタオルを浸し、タオルの上で指を軽くたたいて音を立てます。この方法で、彼は映画に合うように滴りのリズムを簡単に演奏してしまうのです。
あなたは、これらのフォーリーサウンドを予測することができましたか?
何かあればぜひコメントください。
原著 Nick Chen
翻訳 Taito Otani
Taito Otani | 大谷泰斗
@taito_otani
Sound x Interaction | Audio Visuals