遊戯王デッキ紹介【レッド・データ・アニマルズ】
どうもこんにちは、はじめましてたいしょうです。
先日主催のオフ会も終了したので、昨年から作り始めて構築も固まってきたデッキの紹介記事を書きました。
今の時代でも輝く王虎ワンフー。では、どうぞ!
このデッキコンセプト、王虎ワンフーにつき。
皆さんは「王虎ワンフー」というカードをご存じでしょうか。
Pharaonic Guardian -王家の守護者-で登場し、アルティメット王虎や弾圧ワンフー等様々な形のデッキタイプを生み出し、遊戯王の長い歴史の中で活躍してきました。最近であれば「D-HERO デストロイフェニックスガイ」と組んで、環境にひっそりと姿を現していたそうです。
今回のデッキタイプは数あるタイプの中でも「強者の苦痛」と組んで、シンクロ期にメタビートとして暴れ、そして姿を消した苦痛ワンフーを現代に甦らせようと思い構築したデッキです。
そもそも苦痛ワンフーとは何か
では、そもそも苦痛ワンフーとは何か。
※ご存知の方は飛ばしてください!
まず、「王虎ワンフー」は敵味方問わず、モンスターの召喚・特殊召喚時にその攻撃力が1400以下であれば破壊するという効果です。
そこに「強者の苦痛」を合わせる事で、相手のモンスターの攻撃力を下げる。そして、「王虎ワンフー」の破壊効果を適用し戦うのが苦痛ワンフーのデッキコンセプトになります。
シンクロ期には主力となるチューナーが「王虎ワンフー」の効果で破壊出来る上に、「強者の苦痛」を合わせる事で非チューナー下級モンスターでは「王虎ワンフー」の突破が困難となり環境メタの一角を担いました。
しかし、エクシーズ召喚の登場やカードパワーの上昇に押される形で、歴史から姿を消していくことになりました。
現代に苦痛ワンフーを蘇らせるために何が必要か
ではエクシーズだけでなくリンクもひしめく現代で、苦痛ワンフーを蘇らせ、対等以上に戦うにはどのような要素をデッキに組み込む必要があるか。構築の際に以下の要素を意識しました。
レベルを持たないモンスターへの対策(攻撃力の下げ方)
王虎ワンフーへのアクセスと回収手段
1.はデッキの根幹を成す部分です。「王虎ワンフー」の効果は永続効果で攻撃力が下がっていないと発動しません。一見相性の良さそうな「ブラック・ガーデン」等、発動して攻撃力を下げるタイプはこの型では採用できません。
それを踏まえてこのデッキでは、「強者の苦痛」に代わるカードとして以下のカードを採用しました。
「古生代化石マシン スカルコンボイ」は相手の守備力を参照、「相剣大公-承影」は除外枚数を参照してそれぞれ攻撃力を低下させます。この2体はフィニッシュ性能も高く、デッキのパワーを安定させてくれる頼れるフィニッシャー達です!
「ワンダーバルーン」は手札でダブついたカードを攻撃力ダウンに変換できる優れものです。下げ幅もカウンター×300なので割とバカになりません。
2.のアクセスと回収は、現代において本当に簡単になりました。月並みですが獣族にはメルフィー達がいますので、アクセスも回収も一手に担ってもらいます。
デッキレシピ
ここでデッキレシピを見ていただきます。
先程紹介したカードを中心に、メルフィーや解門セット達を初動として回していくデッキになっています。
初動も基本的には「森のメルフィーズ」、「ライトロード・ドミニオン・キュリオス」を狙って動き、あとは引いたカードで適宜コンセプトである苦痛ワンフーに向かって動いていきます!
主力カードへのアクセスと出力方法
では、主力となる各カードへのアクセスと出力方法を説明したいと思います。
王虎ワンフー
「王虎ワンフー」へのアクセス手段は基本的2種類!
「メルフィー・キャシィ」でサーチする方法と、「サブテラーの継承」で大型地属性リバースを切る2種類になります。
出力方法は召喚、「メルフィー・フェニィ」で手札から特殊召喚する等で場に出力していきます。「メルフィー・フェニィ」はあまり使われませんが、レベルを問わず効果も無効化されないのが非常に優秀です。相手ターンに出した時の満足感と言ったら。
古生代化石マシン スカルコンボイ
「古生代化石マシン スカルコンボイ」を融合召喚する「化石融合 フォッシルフュージョン」は「風化戦士」を効果で墓地へ送る事でサーチする事を想定しています。
「サブテラーの継承」、「バージェストマ・ディノミスクス」等で効果で墓地へ送り、「化石融合 フォッシルフュージョン」をサーチ。その後、自分の墓地も含めて融合召喚を狙っていきます!
相剣大公-承影
このデッキはジャックナイツを中心に特殊召喚し易い高レベル体が多く、使用するチューナーも獣族でサーチ可能。特に「虚栄の大猿」は特殊召喚時のレベル変動は上下だけでなく、変動させない事も可能です。柔軟にレベルを合わせて、シンクロを目指していきます!
ワンダー・バルーン
「ワンダー・バルーン」は直接アクセスする方法はないので、「ライトロード・ドミニオン・キュリオス」でデッキから墓地へ送り「七精の解門」で回収。もしくはドローで手札に引き込みます!
使えれば強いですが、無理に狙わず選択肢の1つとしています。
デュエル構成
ではこのデッキにおけるデュエル構成を序盤、中盤、終盤に分けて解説していきます!
序盤
序盤に目指すべきことは2つ。
1つ目は「森のメルフィーズ」を出して、「王虎ワンフー」への準備を開始すること。2つ目は「ライトロード・ドミニオン・キュリオス」を出して、「古生代化石マシン スカルコンボイ」や「ワンダー・バルーン」への準備を開始すること。
手札の状況によっては同時並行が可能な場合もありますので、柔軟にデュエルを進行していきます!
中盤
中盤以降は攻撃力低下の準備を整えるため、「相剣大公-承影」をS召喚したり「ワンダー・バルーン」のカウンターを稼ぎます。
他にもジャックナイツ達や「獣王アルファ」で戦線維持を行い、フィニッシャー達を出すまでも攻めの姿勢でテンポを握るようにします。問題なければ「王虎ワンフー」も出してしまいます!
足りない切り札の準備もせこせこ進め、いざデュエルの終盤へ。
終盤
デュエルの終盤。もう勝ちを目指すだけ。
相手の攻撃力を下げに下げて「王虎ワンフー」の餌に成り下がらせます。あとはその周りの大型モンスターでフィニッシュ!
その他採用カード説明
影星軌道兵器ハイドランダー
特殊召喚しやすいレベル8。メルフィーでサーチした「ホップ・イヤー飛行隊」と合わせて、キーであるレベル10Sモンスターに繋げることが可能な点が優秀です。勿論、破壊効果も高い攻撃力も強い!
もう1点、自身の「相剣大公-承影」に対して効果を打てば、「相剣大公-承影」により破壊効果を除外効果に変換できる点も気に入っています。
サブテラー達
サブテラー達はサブアタッカーとしての役割を持ちつつ、デッキの展開を下支えしている重要なカード群です。
「サブテラーの継承」は「化石融合-フォッシル・フュージョン」を手札に加える。大型のサブテラー達は融合素材になったり、地属性のサーチコストとなったり大忙しです。このデッキの始まりのカード達でもあります。
No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ
「王虎ワンフー」とは別に攻撃力が変動する事を活かせるカードとして採用しました。
状況によっては「王虎ワンフー」と温存しつつ、デッキやコンセプトを発揮したり出来るので気に入っています。
ブラッド・ローズ・ドラゴン
「相剣大公-承影」に並ぶレベル10Sモンスターの1体。S召喚時ほ墓地除外効果は、状況によっては自分も痛手になります。しかし、一気に除外枚数を稼ぎだし「相剣大公-承影」の効果で爆発的に攻撃力を下げる事が可能です。これが決まったら勝ちにグッと近くなります。
勿論防御カードとして、破壊無効も使っていきます!
最後に
その昔、「王虎ワンフー」を使っていたことを思い出し現代でも強いのでは!?と思い作り始めました。
固定ルートでしか戦えない分けじゃなく、柔軟に戦っていけるので使用していてとても楽しいデッキになりました。
デッキ名は子供の頃読んだ本から取りました。
「王虎ワンフー」は絶滅した動物に似てるし、相手のモンスターを絶滅させるというコンセプトにも合ってるかなと思いました。
図書館とかで見かけたら手に取ってみてください。
今回はいつもの記事と構成を変えてみました。カード画像を入れたり、各所の説明をサクッと記載したつもりです。好評ならこの構成で今後作ろう。
デッキの改築案やご質問等ありましたら是非コメントやTwitterのDM(@generaru128)までお願いします。リプ等でのお褒めの言葉は励みになります!たくさん褒めて下さい!
ここまで読んでくださりありがとうございました。あなたの遊戯王ライフが充実しますよう祈っております。
スペシャルサンクス
・ぺいさん(@rringgum)
・おっさんさん(@OyajiayO)
・オルドさん(@old_42)
・Saotyさん(@tindanglegle)
このデッキと対戦してくださった、そしてこれから対戦してくださる全ての決闘者の皆さんに感謝を!