令和7年 年頭のご挨拶(大正福祉まつりに向けて)
大正地区社会福祉協議会
会 長 萩谷 邦昭
皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年末からお正月にかけて、太平洋側は穏やかな天候が続き、良き新年をお迎えしたこととお慶びを申し上げます。本年もご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
さて、私が大正地区社会福祉協議会会長に就任したのは平成 30 年でした。7年があっという間に過ぎ去ろうとしています。第3期~第4期とつかハートプランを推進し、令和7年は第5期の策定が予定されています。また、広報誌第7号でご案内した「大正福祉まつり」は第4期とつかハートプランの集大成とも言える事業です。「大正福祉まつり」が近づいてまいりました。そこで「大正福祉まつり」について、私の活動をふりかえりながら述べてみ
ます。
1.活動の始まり
私が地域のボランティア活動(小雀町内会役員)に身を投じたのは平成7年4月、49歳の時でした。世の中にようやくパソコンが普及し始めた頃であり、文章を書くということが、手書きからワープロになりました。これがデジタル時代、インターネットの幕開けでした。
2.改革
当時の町内会事業計画は、毎年同じような事業を継続していました。そこで私は、事業内容を時代に合わせて少しづつ改善することを主な活動としました。
3.第3期ハートプランの策定から
平成 27 年、第3期ハートプラン策定に関わり、地域のボランティア活動が大きく変わってくることを予感しました。すなわち、「出来る人が、出来るときに、出来ることを」前提としながらも、目指すべき社会づくり、明確な目的と具体的な目標づくり、さらに達成に向かって行動することです。言わば目標達成に向けての「1つの事業体づくり」です。
少子高齢化社会を目前に、ひっぱくしている国家財政、福祉費の増大化、日本の危機の負担をボランティアの枠を超えた行政の一旦を担うことが求められたと思いました。
4.大正地区社協の活動
大正地区社協の2大活動は、①共生社会づくりの活動(ネッワークづくり)②現場の最前線で活動する団体の育成・支援(助成金支給)があります。また、これらの推進には多くの人手と多くの事務・会合が発生し、組織を運営するノウハウとスキルが求められました。そこで対策として事務局の充実を図ってまいりました。
5.第4期とつかハートプランの振り返りとまとめ
令和6年度は第4期とつかハートプランのふりかえりの年度です。この2月に実施する「大正福祉まつり」はその集大成です。またこの事業の開催は、大正地区社協が「1つの事業体」になりつつある証だと言えます。
この7年間、私は多くの仲間に支えられてきました。また、ここで知り合えた仲間たちは、伝教大師「最澄」のことば「一隅を照らすこれ国の宝なり」を実践している方々です。「大正福祉まつり」の出展者・運営に協力してくださった方々、一人ひとりが大正地区の宝です。その宝の方々と未来の大正地区、戸塚区、横浜市を語り合って欲しいのです。
今の大正地区社協は、目的が明らかになりそれに向かって進む、その見通しがついたところです。今後は SNS、AI を活用出来る人材、特に現役世代が仲間に加わり、この大正の地から、新たな地域づくりを進展させて欲しいと願っています。
今では、ボランティア活動は私にとって人間修行・成長への貴重な体験道場だと思っています。
一人ひとりが実り多き年であることを祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。