久永製作所では、昭和30年代から始業前のラジオ体操を継続し、社員の健康と労災予防に効果をあげています♪
こんにちは。
全国ラジオ体操連盟指導委員、桜田敬子です。
今回のレポートは長年始業前にラジオ体操を行い、社員の健康維持や労災予防にラジオ体操を活用されている千葉県四街道市にある久永製作所の取り組みをご紹介いたします。
2016年からご縁をいただき、千葉県四街道市にある久永製作所さんの社員向けラジオ体操研修を行っています。
コロナ禍で中断が有りましたが、コロナが、落ち着き数年ぶりに2024年2月1日に社員向けラジオ体操研修が再開しました。
久永製作所は創業昭和22年(1947年)という歴史あるボタン、ハトメ、フックなどの開発、製造、提供をはじめ、精密機器や医療分野へも進出している企業で、
精密な釦製品を製造し、世界各国へ輸出している世界で愛される100%メイドインジャパンの釦メーカーです。
ボタンやフック、ハトメなどの小さい製品を製造するという性質から、手指の怪我が多く、金属加工ということでの重い材料の扱いからの腰痛や肩痛などの労災も心配され、毎朝の始業前ラジオ体操では体の目覚めや集中力アップ、作業効率アップを目的に毎朝始業前8時30分からラジオ体操を約70年継続しています。
毎日の同時刻に、社員全員で同じ体操を行う事での連帯感やチームワークにも一役かっています。
工場一番のベテラン社員さんが入社した頃には、既に始業前のラジオ体操を行っていたというお話をうかがい、昭和30年代から70年もの月日で長年続くラジオ体操に感動いたしました。
今回、久永製作所所蔵の100冊を超えるアルバムの記録の中から当時のラジオ体操風景の写真を探してくださり、ありがとうございます。(上記モノクロ写真)
工場内のプレス機には安全扉があり、手指の事故を防ぐ工夫がされていました。
体操指導後に工場の釦やハトメ、ホックの製造過程を見学させて頂きました。
労災予防について大変参考になりました。
お忙しい中、工場内を案内して頂きありがとうございました。
社員向けに、「ラジオ体操の効果」のリーフレットをお配りしたところ、デスクにてご利用頂いている様子があり、嬉しく思います。
又、総務課では掲示板にポスターで社員の皆様にラジオ体操研修の周知をしてくださっていました。
今回の社員ラジオ体操研修は、
月に1度、1日に行われる「月報朝礼」の場での貴重なお時間を頂き、座学でのラジオ体操の効果やねらい、体の効率的な使い方かた、腰痛肩痛などの予防、労働災害予防についてのお話をしました。
次に、屋外の体操広場にてのラジオ体操研修を行いました。
日頃は3名の「体操係」が順番に前で見本を行っているそうです。
社員の皆様の毎朝のラジオ体操が、慣れで適当になってしまう事を見直し、皆様の日々の健康や、労災予防につながる様、一つ一つの運動の意味やねらいをご説明しながら、ラジオ体操第一を丁寧に反復練習しました。
日頃とは見違える程の正しいラジオ体操に変化が見られました。
翌日からの「体操係」さんの声かけにも期待いたします!
工場内を見学していると、社員の皆様がたくさんお声を掛けてくださり「体が軽くなって嬉しい」「O脚を予防したいので教えてほしい」「体操係が3人いて毎朝前で行ってくれる」「ラジオ体操の一つ一つの運動に意味があるのが分かってちゃんと体操したいと思う」などなど感想を頂きました。
ラジオ体操に取り組む姿勢も社内の雰囲気もとても良い職場の印象を受けました。
社長の鶴川さんをはじめ、お忙しい中工場を案内してくださった総務課長さま、ラジオ体操を熱心に受講された社員の皆さまに感謝申し上げます。
これからもラジオ体操を効果的に活かしてくださると嬉しいです。
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