大嫌いだ・・てこと。


正味、「日ユ同祖論」は大嫌いだ。

新井信介さんとは、生前お会いはしなかったけど、メールと電話で何度かお話をしたけど、私も日ユ同祖論については、厳しく攻めることはなかったし、新井先生も、日ユ同祖論を押し付けはしなかった。

ので、それなりに、いい付き合いをさせてもらってました。

ただ、ほかの「日ユ同祖論」者って、まず「イスラム」のことをよく知ろうとはしない。
まあ私もよくわからんけど・・・

あと道教と日本の深い関係を、大体軽視している。日ユ同祖論よりも、日楚同祖論・日越同祖論のほうが、より濃厚なはずなのにね・・・


あと、なんで「ユダヤ」とか「キリスト教」で評価してもらうことにそこまで喜ぶの?
それって卑しいよね・・・別にユダヤだろうが耶蘇だろうが、そんなの関係なく「日本は素晴らしい」ところがあるし、それを誇ればいいのに。。いかに「自分を卑下し貶めている」か。て話。

王侯将相いずくんぞ、種あらんや」だろう。それなのに、そこまで「偉い人の尻の穴をなめたい」のだろうか、卑しすぎますは。



以下、66ページより引用。
鍼灸は日本でもずっと伝統医療としてあったわけですが、やはり霊術とは言わないけど、裏医療みたいな感じがあったと思うんだよな。しかも、有名な鍼灸師の澤田健なんか竹内文書の信奉者だし、あまり左翼と相性がいいもんでなかった。

1928年に竹内巨麿が3,000年以上前から日本には高度な文明があり、それが世界に伝わって文明をつくったとする「竹内文書(天津教文書)」を公開します。モーセやイエス、ブッダ、老子などが日本で学んで、その教えを世界に普及した、キリストは青森で死んだという「日本ユダヤ同祖説」を信じたのが沢田流鍼灸の澤田健先生で、1936年(昭和11年)に竹内文書・天津教事件により不敬罪で逮捕され、不起訴となったものの、失意から1937年(昭和12年)にはがんを発病し、1938年(昭和13年)には62歳で亡くなられました。

武田崇元は、こういった日本の偽史の専門家です。日本の戦前の霊術や心霊研究を調べると、軍人が非常に多く、戦前のスピリチュアルや陰謀論・偽史は伝統的に右翼・右派のものでした。2024年現在の日本と世界は先祖がえりしている印象です。

武田崇元は雑誌『迷宮』の編集長として、鍼灸師の井村宏次に「霊術家の饗宴」の記事を書いてもらったそうです。井村先生の講義を聞いたことがあります。高い理想を持つ澄んだこころが印象的でした。
以下、171ページより引用。

武田:それから三号は井村宏次さんの『霊術家の饗宴』が中心でした。

横山:井村さんは大正・昭和の、全く忘れ去られていた『霊術』というものに着目して研究していた。今からみたら宗教社会学の連中は何をしていたんだと言いたくなるぐらいに重要な部分。しかも、彼の資料探索の徹底ぶり、執念は、僕もその一部を手伝ったから直に知っている。だから、宗教学者が井村さんの研究から影響を受けるという逆転現象が起きたんだよね。

この文献には、アメリカ第1次トランプ政権の首席補佐官だったスティーブ・バノンが、イタリアのオカルト思想家、ユリウス・エヴォラの信奉者であることが言及されています。また、ロシアのプーチンの思想に影響を与えた哲学者、アレクサンドル・ドゥーギンが戦前のオカルト思想に影響を受けたことも言及されています。戦前のオカルト思想・宗教思想は現代世界に直接、影響しているのです。

さらに、戦前日本の偽史・陰謀論は現代日本に復活している印象であり、偽史・陰謀論に免疫をもっている人が精神的健康を保ちやすい時代であるというのは、その通りだと思いました。
【目次】


仏教・儒仏統治思想・三教合致{儒・仏・道}・神仏習合を捨てて、「天皇真理教」になって、日本は、その学問の根っこが破壊されたから、怪しげな「カルト」が、エリート層にも蔓延したんだよ。
て、そもそも「天皇」が、日本最大の「カルト」ですから。


良い動画を見つけた・・・

私は西さんと思想を同じくするものではないけど・・これは絶対に大事。

【公文書破棄問題】日本は公文書への意識が低すぎる…日米の格差を解説|スタンフォード大学フーヴァー研究所 リサーチフェロー(1977〜2023) 西鋭夫教授


特に6分6秒くらいから

「天皇陛下のために働く公僕 しもべ 官僚 この人たちは国民に責任があるのでなく ましてや選挙で官僚になったわけではない。
どっかの大学を出て官僚になるのです。そうすると国民に対しての説明責任など最初からありません、ゼロです。」


そもそも「官僚」も国家も「日本人を守る」責任など無い・・・て、「天皇」がそもそも国民を・日本を守る責務が無いのですから・・


そのような「最初から植民地」の帝政日本で、まともに学問が発達するのは困難で、当然にカルトだらけになります。

日ユ同祖論など、「洗練されたオウム真理教」みたいなものですは。

まあ「天皇日本」の政治思想を、司馬仲達に評させれば

「内臓も神経もない、ゾンビ」っていうだろうよね。

「公文書・兵糧・軍隊の装備は、その司令官の内臓や神経。それを放置して居ないのは、死んだってことだ」

と五丈原の戦いの後、諸葛孔明が病死して撤退したその陣地あとを見渡した時の仲達の評である。

その神経を自分でぶっ壊しても平然とした政治思想~社会学的学問のレベル~が低い日本が、
「日ユ同祖論」て言われると、妙な納得もするのですよな。
「停戦協定」を即日に破る「ネタニヤフのシオニズムイスラエル~ユダヤ人国家」を見ると、変に納得しそうになりますよね・・・まあ、バカの遺伝は、確実なのでしょうかな。


まあ、私は「シオニズムユダヤ人」ほど、「天皇とその信者以外」の日本人は馬鹿でも卑劣でも無いとおもっているので、到底「日ユ同祖論」など認めるはずもないのです。
そこまで「バカ」でも「自分を貶める」気もないですしね。




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