餌兵喰らうなかれ。でも情報鎖国の日本人は喰らわされる、ワクチンも喰ったように。
より
上記文抜粋
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元明石市長・泉房穂と元朝日新聞政治部記者がすべてを明かした…「エリート記者」たちのヤバすぎる実態
明石市では大人気の泉房穂・前市長だが、関西の他のエリアや全国では「暴言ばかり吐いているヤバい人」というイメージを持つ人もいる。それは、新聞・テレビなどのオールドメディアがとにかく「泉批判」をし続けたからだ。
なぜ明石市を「日本一子どもに優しい街」にして、人口も増やして税収も増やした泉氏を、新聞とテレビは叩き続けたのか。
その理由は「頭が古いから」(泉氏談)。たしかに、泉氏と政治ジャーナリスト鮫島浩氏のやりとりを聞くと、オールドメディアが「マスゴミ」と呼ばれるのも致し方ないと思えてくる。話題の新刊『政治はケンカだ!明石市長の12年』より抜粋してお届けする。
時代に取り残されたマスコミに未来はあるか
鮫島 泉さんのツイッターを見ていると、とにかく色んな方面にお怒りで。ツイッターでも闘い続けている印象が非常に強いのですが、とりわけ辛辣なのは新聞やテレビといったマスコミに対して。もともとNHKにいらしたこともあって、やはり、マスコミ報道に対してはモノ申したい気持ちが強いのでしょうか。
泉 期待の裏返しなんですけどね。大学を卒業してから、NHKに入社しディレクターになりましたので、昨今のマスコミの報じ方に対しては、どうも辛口になってしまいます。
私がNHKに入る時、最後まで迷ったのが朝日新聞。実は、就職試験を受けていたんです。結局、私は福祉の現場をお茶の間に伝えたかったので、映像メディアのほうが適しているかなと判断して、NHKを選びました。
その後、テレビ朝日に移ってますので、NHKとテレビ朝日という二つのテレビ関係で仕事をしたこともあり、マスコミに対しては思い入れが強い。マスコミの可能性を信じてその世界に入ったわけですし、そこはいまも変わっていません。マスコミが持っている大きな影響力には期待を寄せています。だからこそ、「本来の役割を果たしてますか?」と言わずにはいられないことが多々あって……。自分自身や明石市が関わってくる件に関しては、ツイッターで噛みついてしまうわけです。
「どっち向いて報道しとんや!?」という憤り、悲しみ、「もったいないなぁ」という嘆き。そういった思いが混ざりあって、昨今のマスコミに対しては、かなりキツいことを言っている。でも、ベースにあるのは期待感です。
鮫島 いまから新聞、テレビ、ネット、雑誌(出版)とメディアごとに議論していきたいと思うのですが、やっぱりそれぞれに特色があって長所・短所があるから、明石市の取り上げ方もメディアによって全然違うんじゃないですか?
泉 明石市長をやっていると面白いもんで、論調が完全に分かれるんです。明石市を好意的に報じてくれる、というか応援してもらえるのは、ほとんどがネットメディア。雑誌メディアも、一定の分量を割いて明石市の取り組みや私の思い・ビジョンを掘り下げてくれます。
問題は新聞とテレビです。この2つはやたら明石市を敵視して、批判的な報道ばかり。こと新聞に至っては、残念なことに、古い頭のままで明石市を見るから。私からすると「いつの時代の発想で、明石市を分析なさるんですか?」と思ってしまうことが多い。
特に大手新聞の、政治や解説記事を書く方。論説や社説も同様だけど、ものすごく凝り固まった古くさい思い込みをいまだにお持ちで……。
鮫島 私もつい最近まで、頭の古い新聞社にいたので、気持ちはよくわかります(笑)。
新聞は思い込みでウソを書く
泉 ビックリしてしまう記事があまりに多い。たとえばね。いろんな施策を実施するためには、当然、お金のやりくりをするしかないわけですよ。だって、一地方自治体が増税することはできないし、国債も発行できないから。これまで語ってきたように、限られたお金の中でムダを省いたり、緊急性が低い事業を削ったり、何とかやりくりして、子ども予算なり介護なり、必要な施策にお金を投入します。
市長としては、当然、どこにもしわ寄せがいかないように進めている。つまり、子ども予算のために、高齢者に関する施策を疎かにするとか、どこかを生かすためにどこかを殺すような、そういうしわ寄せが起きないように、気を配っているわけです。
でも、新聞は「そんなことができるはずない」という憶測のもと、記事を書く。思い込みに支配されてるから、他のメディアは「市長のリーダーシップ」とか「やりくり上手」という面もクローズアップしてくれるのに、新聞はいつだって「明石市のどこかに、しわ寄せがいってるはずだ」という論調の記事になる。
明石市が子ども施策に力を入れていると話題になると、新聞は「高齢者施策不十分」と書くんです。これね、取材してないんですよ。それで、高齢者施策が不十分でないとわかってくると、「インフラがボロボロ」みたいなことを書きだすのが最近のパターン。これも取材したデータをもとにしてるわけじゃない。というか、取材してないから!
単に、紋切り型のパターンに当てはめていくだけなの。呆れちゃうでしょ。お金がない中で明石市が実現させていることが、彼らには受け止められないんですよ。
「現実を直視して、それを伝えなさいよ」と言いたい。「あんたらの仕事は何なの?」と。
鮫島 私も朝日新聞に長くいましたけれど、病理の根本原因は明らかで、新聞社の古い「縦割り」制。これに尽きる。これが弊害になって、新聞社の命であるはずの報道を歪めてしまっている。
泉 ほう、縦割りですか。
鮫島 ええ、よく何らかの分野の「専門記者」とか、偉そうな肩書が付いてる記者がいるじゃないですか。これが魔の手でね。新聞社の言う「専門」ほどいい加減なものはない。
種明かしをすると、子育てや社会保障の専門を名乗っている記者は、単に厚生労働省と仲良しなだけ。厚労省の役人に知り合いがたくさんいれば、「私は社会保障の専門記者だ」と会社内外で威張るわけです。
外務省や防衛省に知り合いが多ければ「私は外交防衛の専門記者だ」となるし、経済の専門記者は財務省と金融庁に知り合いがいっぱいいる。ただそれだけにすぎないのですが、問題はその省庁にいる「お友達」が言ってることを、自称・専門記者が疑いもせずにそのまま書いてしまうこと。すぐ役人に騙されるんです。役人のほうは、利用しようと思って付き合ってるだけのことが多い。
自分を上級国民だと思っている記者たち
鮫島 大手の新聞社は、いまだこういった「縦割り」で動いていて、国民目線で社会を横から串刺しにして見る、ということが全くできない。だから、「防衛力強化よりも少子化対策のほうが重要だ」という横断的な視点から論評できないのです。
「国民みんなの幸せのために何が最善か」という観点でジャーナリズムをやっている人は今の新聞社では少数派です。そこに、泉さんが感じる違和感の原因があるように思います。
みんな、自分がいる「縦」の枠組みの中でだけ生きてるんです。だからコロナ対策の報道も腰が引けてしまう。厚労省や感染症の専門家に気に入られることが専門記者としての地位を高めると思っているから、常に官僚や専門家の言いなりになる。
本来ジャーナリストは専門家である必要なんかない。専門家に知識で負けてても構わない。権力を監視するプロなんだから。庶民の代表として、知識がなくても堂々と「わかりません、説明してください」と問うのが、本当のジャーナリストです。
泉 その通り! いや、新聞に私以上に強い怨念がありそうですね(笑)。
鮫島 記者が「自分たちはエスタブリッシュメントで上級国民」「俺は外交詳しいぜ」「俺は事件のこと誰よりも知ってるぜ」と、専門家のフリをしていることが大間違い!
泉 同感! 感動的に同感!
いま、新聞社が抱える問題点を聞きながら、合点がいったのですが、ホンマに「ちゃんと市民に取材しろよ」と思いますわ。だって、取材してないんだもん。結局、市民・国民の側からの報道ではなくて、基本的に権力サイドからの情報を垂れ流してるんです。コロナ報道にしたって、まさに大本営発表じゃないですか。
権力者から国民に刃を突き付けるのを、マスコミが手助けしている。やたら国民に諦めさせる方向で報道しますよね。増税に関しても、「日本にはお金がありません、無理です。皆さん諦めてください。これ以上贅沢を言うのであれば、金出しなさい」みたいなこと言いますやん。なぜ国民に取材して、国民目線の報道をしないのか……。
鮫島 私は2021年に退社するまで25年以上朝日新聞にいましたから、記者の質がどんどん低下していくのを目の当たりにしてきました。政治報道で言えば、本気で政治家に怒ったり、「国民のためにこういう政策をやるべきだ」と思っている記者が、ほとんどいなくなってしまったんですね。
残念ながら、朝日新聞の記者の8割以上は、そもそもやりたいことがないし、保身しか考えていない。「自分が出世したい」とか、「社内の立場を守りたい」と考える人たちにとっては、抗議がくるような原稿はリスクでしかないんです。本当に訴えたいことがあればリスクを背負ってでも闘うはずですが、そもそも伝えたいことがないから、リスクを負う勇気も持てない。
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抜粋終わり
より
上記文抜粋
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ド田舎で育った元明石市長が東大に入学していきなり驚愕した理由
「脳みそが動いてないんです」
明石市では大人気の泉房穂・前市長だが、関西の他のエリアや全国では「暴言ばかり吐いているヤバい人」というイメージを持つ人もいる。それは、新聞・テレビなどのオールドメディアがとにかく「泉批判」をし続けたからだ。
なぜ明石市を「日本一子どもに優しい街」にして、人口も増やして税収も増やした泉氏を、新聞とテレビは叩き続けたのか。
その理由は「頭が古いから」(泉氏談)。たしかに、泉氏と政治ジャーナリスト鮫島浩氏のやりとりを聞くと、オールドメディアが「マスゴミ」と呼ばれるのも致し方ないと思えてくる。話題の新刊『政治はケンカだ!明石市長の12年』より抜粋してお届けする。
連載『政治はケンカだ!』第8回中編
東京のデスクが記事を捻じ曲げる
泉 たしかに新聞には腹の立つことが多いですが、言っておかないといけないのは、心ある記者もたくさんいらっしゃるということ。
大手紙ですが、わざわざ東京から明石市まで来て、2泊して丁寧に取材していた記者もいました。明石市の取り組みについて、すごく熱心に話を聞いてくれて。実際に暮らしている明石市民のリアルな声もたくさん拾っていて、私も感心してたんです。
ところが、その取材内容は記事にならず、全然違う形の記事になりました。結局、東京にいるデスクが止めたんです。現場から上がってきたネタに対して、「そんな夢のような話はない。きっと、インフラがボロボロなはずだから、そう書け」と。
インフラ批判は、もはや明石市批判の定石みたいになってるんですけど、そんなこと言ってる市民は誰もいないですよ。だって事実じゃないんだから。でも、東京にいるデスクが勝手にそう思い込んで、その思い込みに当てはめるわけよ。
もうガックリきて、「あれだけ一生懸命取材して、なんでこんな記事になるの?」と記者に聞きました。そしたら、「ごめんなさい、デスクに直されました」と。その記者もうなだれてましたわ。
鮫島 現場の記者が一生懸命取材しても、上司のGOサインがないと記事は出ません。上司の頭が固ければ、取材の成果が無になってしまうんです。
泉 絶対明石には来ないデスクのせいで、ホンマに酷い話ですよ。
そういえばこんなこともありました。東京都に先立って、明石市も5000円独自給付を発表してるんです(2022年12月6日発表)。親の所得に関係なく、18歳までの子どもに毎月5000円支給するという内容で、信頼している大手紙の女性記者が、取り上げようとしてくれました。
でも、記事になる直前に上司から「待った」が入って、記事は止められてしまった。上から何て言われたかというと、「たかだか5000円じゃ意味ないだろ」だって。その女性記者は、食うや食わずの状況で苦しんでいる子どもにとって月5000円がどんな意味を持つのか、5000円でその子の進路が変わる可能性すらあることを、ちゃんと取材してるんです。リアルな現場を。
高給取りの偉いさんにとって月5000円は「たかだか」かもしらんが、5000円で人生が変わる子もいる。これが現実です。意味があるから給付するんです。
結局、大手新聞はタテマエばっかり。鮫島さんが指摘したように、リアルな取材を生かせない新聞社の構造に根本的な問題があるのでしょう。
世の中は、たえず変化している。せっかく、いま世の中で起きている現実を伝える力が新聞にはあるのに、「もったいないなぁ」とつくづく思います。これは偶然かもしれませんけど、東京から明石市まで足を運ぶのは、たいてい女性記者。そして記事に横槍を入れてくるのは、たいてい東京にいるオッサンですわ。
子育てに注目が集まるのを嫌がる男たち
鮫島 偶然じゃないかもしれません。新聞社である程度偉くなってる人間は、子育て支援に注目が集まることが「自分たちにとって損だ」という古い感覚がある。自分たちが順調に出世してきた会社内の価値基準が変化するのが怖いんです。
彼らは、これまでの「男性優位社会」、「男性目線社会」、「仕事優先社会」を維持したい。インターネットなんかよりも紙文化を維持したい。なぜかというと、そのほうが自分たちは威張れるから。そういう自己保身が、子育て記事に対する拒否反応に繋がっているのでしょう。
泉 よくよく話を聞くと、結局彼らは子育てしてないんですよね。子育ての大変さとか、実際にお金がどのくらいかかるのかとか、まったくわかってない。保育所の送り迎えも含めて、子育ての実感が完全に欠落している。
岸田文雄首相が年頭会見で表明した「異次元の少子化対策」と、防衛費増額に伴う増税。この2つの問題の取り上げ方に、新聞社の本心が出ていると感じました。
一般世論は当然、リアリティのある子育て重視ですよ。防衛についてはいろいろな意見や価値判断があるでしょう。少なくとも2択から選べと言われたら、普通の国民感覚からすると子育てを選びますよ。でも、新聞の論調は、その逆に偏っている。
アメリカとの関係うんぬんを並べて「防衛は不可欠」と書き、その一方で、子育ては財源論に落とし込んで「困難な舵取りが求められる」とか言って終わらせちゃうでしょ。完全に国民感覚からズレています。
鮫島 政治部記者の立場からすると、子育てが現政権の最大のイシューになるよりも、日米同盟とか防衛強化が最大の政治テーマとして次の選挙の争点になったほうが、自分たちの発言力が大きくなるからでしょう。
泉 そういう要素もあるんでしょうね。少子化対策や子ども予算については、やたら抽象的なことを書いて、「財源はどうする?」みたいな話に持っていく。
鮫島 外交や財政がわかっているフリをしないと、論説主幹とか論説委員にはなれない。でも子ども政策がわからなくても論説委員にはなれる。その時点で、新聞社は国民目線からかけ離れているんです。
泉 「女子どもは下」みたいな本音があるんちゃうか、と勘繰ってしまいます。
官僚に引け目を感じる東大卒の朝日記者
泉 なぜ新聞がここまで頑なに変化を受け入れないのか。考えてみると、やっぱり自信がないのでしょうね。自信があるフリをして偉そうにしているだけで、全く物事の本質を理解していない。だから自分より知識がある官僚や御用学者とか、そういう連中に睨まれると、一瞬で丸め込まれるわけでしょ。
第四章でも言ったけど、中央省庁の官僚なんて、全然偉くも賢くもないですよ。
鮫島 全く同感です。
泉 私なんか18歳までド田舎育ちですやん。それで東大入って最初に驚いたことは、みんな全然頭が良くないこと。ビックリしました。脳みそが動いてないんです。
過去問をいっぱい解いてきたから、処理能力は高いです。でも、自分の目で見て、耳で聞いて、脳みそを動かすことができない。単に上手に作業してるだけ。上手に作業して誤魔化すのが上手なんです。そういう人たちが、こぞって財務省とか厚労省に行っている。
彼らは、受験を突破する技術は高いかもしれないけど、それを賢さとは言わないでしょ。賢さが何かというと、本質を見抜く力、時代を切り開く力です。彼らにそれがあるかといったら、全員が全員とは言いませんが、ほとんどありません。
鮫島 私はそんなに必死で勉強したわけじゃないけど、国家公務員Ⅰ種の1次筆記試験に受かってるんです。その話を財務省とかの役人にすると、平静を装ってるけど嫌がっているのがわかります。
泉 キャリア官僚になるための、世間では「難関」と言われる試験ですからね。
鮫島 ええ。なぜ記者が権力に弱くなってしまったかというと。実は、東大から記者になった人が、朝日新聞にいっぱいいるんですよ。彼らは、大学時代の成績で、大蔵省に行った人に負けている。最初から引け目があるんです。外交官になりたいけどなれないから記者になった。大蔵省に入りたいけど入れないから記者になった。大学院に残ったけど学者になれなかったから記者になった。そのようなコンプレックスを持った記者がゴロゴロいますよ。
医師を取材する科学部の記者だって、医師になりたかったけれどなれず、でも理科系にいたから科学部の記者になった、という人が多いです。そういう記者は医師にペコペコして、「自分は馬鹿と思われたくない」一心でゴマをする。「僕はよくわかっているから認めてください」という姿勢で取材をするから、医師の言ってることを垂れ流す。
人間誰でも、どんなに頭が良い人でも嘘をつく。それを見抜くプロが新聞記者なんだから、本来は専門知識も学歴も要らないんですよ。
まず、素直にわからないことはわからないと認めて、「自分は素人です、でも庶民の代表として、説明責任を求める」と問う。これがジャーナリズムでしょ。その原点を忘れて、「エリートになりたい」「エスタブリッシュメントの仲間入りをしたい」と。そんな奴らばっかりが、記者をやってる。
泉 止まりませんねぇ(笑)。
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抜粋終わり
おなじく より
上記文抜粋
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「ネットがテレビのウソを暴いてくれる時代だから、私は市長を続けられた」――泉房穂の大胆予言「このままではオールドメディアは死滅する」
明石市では大人気の泉房穂・前市長だが、関西の他のエリアや全国では「暴言ばかり吐いているヤバい人」というイメージを持つ人もいる。それは、新聞・テレビなどのオールドメディアがとにかく「泉批判」をし続けたからだ。
なぜ明石市を「日本一子どもに優しい街」にして、人口も増やして税収も増やした泉氏を、新聞とテレビは叩き続けたのか。
その理由は「頭が古いから」(泉氏談)。たしかに、泉氏と政治ジャーナリスト鮫島浩氏のやりとりを聞くと、オールドメディアが「マスゴミ」と呼ばれるのも致し方ないと思えてくる。話題の新刊『政治はケンカだ!明石市長の12年』より抜粋してお届けする。
連載『政治はケンカだ!』第8回後編
テレビはまるで取材をしていない
鮫島 泉さんの目に、最近のテレビ報道はどう映ってますか?
泉 これだけユーチューブやらいろいろある時代で、テレビもしんどいですよ。制作予算が減ってきているので、ほとんど取材しないですよね。
明石市の政策なんかも、東京のメディアでもたまに取り上げられますけど、取材も問い合わせもなく流されることが多い。その荒っぽさたるや、「さすがに確認ぐらいしてよ」と思いますけどね。本当に時間を埋めるような作業をしているな、と。反面、暴言騒動なんかの不祥事は嬉々として報じるんですよね。
10~15分とか、ある程度まとまった特集を組む時にも、褒めすぎてはいけない、反対意見も入れとかないといけない、という思い込みがテレビにはあるようで。明石市の施策が報道されるときは、バランスを取る形で、とにかくマイナス面を無理くり付け足そうとする。結果、「明石市は頑張っているけれど、あの市長はロクでもないよね」みたいな形の番組ばっかりで。「もっとちゃんと伝えてよ」と思ってしまうことが多い。正直、もったいないと思いますね。
鮫島 テレビといえば、MBS(毎日放送)と大喧嘩されてましたよね。なんでも、泉さんが参加していたイベントで「知事(斎藤元彦兵庫県知事)に言って業者を替えてやる」などと高圧的な発言があったとか。あれは一体、どういうことなんですか?
泉 いや、随分前の話ですし、今後もありますので今さら蒸し返したくないのですが……。
天皇皇后両陛下も臨席される「全国豊かな海づくり大会」というイベントがありまして、その第41回大会の開催地が兵庫県でした。私は実行委員会の副会長を務めていたんですよ。イベント自体は2022年11月に開催されたのですが、そのプレイベントが2021年10月にありまして。
広告代理店も含めて4社が出資していたのですが、そのうちの一社がテレビ局で、進行を担当していました。それで、プレイベントの進行があまりに悪かったので、副会長として「もっとこうしたらどうですか」という形で提言しました。絶対に「知事に言って業者を替えてやる」なんて暴言は吐いていません。
鮫島 「明石市のPRが少なすぎる」と難癖をつけたともバッシングされました。
泉 なんでそんな話になったのか、まったくわかりません。
アナウンサーも現場にいたから、「事実じゃない」と私を擁護してくれるのかと思っていたら、全然言ってくれなくて。結局は、テレビ局の広報がバッシングに追随してしまった。あれはビックリしましたね。「真実は違うと知ってるのに、黙ってるどころか嘘に乗っかるのか」と。
たまたま、近くに市会議員も含めて人がいっぱいいましたから、ネット上ではあの発言はなかったということになってますけど、「また泉が暴言を吐いた」と世の中には誤って伝わってしまった。私、そんなのばっかりですけどね。
そうした一連の騒動があったときに、ちょうど衆議院選が迫っていて、そのテレビ局のネット特番のメインゲストに決まっていたんです。そうしたら、直前に局から連絡があって、「番組冒頭に(例の問題発言の件を)謝罪してもらえますか?」と言ってきた。「言うてないことを謝罪なんかできまへんがな」と断ったら、「今回は御縁がなかったことに」と、私のゲスト出演がキャンセルされました。
まあ、あれから時間も経ってますし、この前そのテレビ局の番組にも出させてもらいました。それで、一種の手打ちかなと捉えています。私としても、いつまでもテレビ局と全面戦争する気はありませんから。
市民はテレビのウソに気づいている
鮫島 そういうことだったんですか。2022年3月に副市長2人が辞めた半年後に、MBSのニュース番組で泉さんを極悪人のように批判する特集をやってましたが、そうした確執が背景にあったのかもしれませんね。
泉 あの件で、テレビとかマスコミは「打たれ弱い」ことに気づきました。いつも叩く側で叩かれた経験がないから、批判されると逆上するんやね。私に「でっち上げ」と言われて、上層部は激怒したそうです。攻撃されると過剰に反応しますね。
鮫島 役所と一緒でマスコミも減点主義なので。ケチがついたら出世に響く、と思うのかもしれません。
泉 なるほどね。でも、これほどマスコミに叩かれまくっているのに、よく市民は離れずに付いてきてくれたと思います。本当にありがたい。
途中からは、叩かれれば叩かれるほど市民の人気が高まる手応えがありました。マスコミはもう信用されてないのでしょう。「テレビが言っているから真実」、とは誰も思ってませんからね。ネットニュースなんかも使って、物事を複合的に見ながら、情報を把握しているんだと思います。
そういう意味では、個人が多様で幅広い情報が得られる時代になりました。一方的に、テレビと新聞が情報を送りつける時代ではなくなっている。これは良いことだと思います。
鮫島 テレビといえば、近頃、関西に行ったときに感じるのですが、維新はその辺のテレビ戦略が……。
泉 上手! 半端なく上手!
鮫島 維新のテレビ戦略は、どういうやり方なのですか? 東京にいると、見えない部分があります。
泉 やはり吉本興業と組んでいるのは強いでしょう。吉本のトップが維新支持だから、吉本芸人はテレビでやたら維新のことを褒めますやん。吉本の関係者と食事すると「泉さんに維新を批判されたら困ります」と言われますもん。
鮫島 大阪市長、大阪府知事と大阪のポストを維新が取ったことが大きい。
泉 大きいと思いますね。まあ、維新を政党としてどう見るかは評価が分かれますが、それまでの「ザ・自民党政治」からの転換を図り、古い政治vs.新しい政治という構図を作った。そこが、テレビ的にも見せやすかったのでしょう。
鮫島 泉さんも維新に負けず劣らず、関西でのお茶の間人気は高い。テレビからのオファーが今後増えるんじゃないですか?
泉 すでにいくつか来てます。大きいところでは、関西で人気の朝の番組からレギュラーコメンテーターのオファーがありました。
プロデューサーからは、「泉さんはお母さんに絶大な人気ですから」と言われました。視聴者層は、子どもを小学校に送り出すお母さんが中心ですから、「朝、泉さんに出てもらったら、話題性も高まるしありがたい」と。
でも、上層部からは「暴言市長がうちの朝の顔か……」みたいな意見もあって、揉めてるみたいです。レギュラーが決まったとしても、一回失言したら終わりやから、短命に終わるかもしれない(笑)。
雑誌とネットメディアはなぜ私に好意的なのか
鮫島 比較的泉さんに好意的だという、出版メディアとネットメディアの話に移りましょう。
泉 出版社系の雑誌は、私、相性悪くないんですよ。この5月から写真週刊誌『FLASH』での連載も決まってます。これまであまり読む機会がなかった『FLASH』を改めて隅々まで読みましたけど、女性の水着グラビアばっかりで驚きました。
世相を斬る連載なんです。女性の生々しい水着の谷間、じゃなくて狭間で私が世相を斬ったところで誰が読むねん! と不安になりましたが、「読みたい読者は絶対いますから、ぜひお願いします」と言われて引き受けました。
硬派な雑誌からはあまり声がかからないのですが、『日刊ゲンダイ』や『SPA!』『週刊プレイボーイ』などにも取材をしていただいたし、意外とグラビアを売りにしている雑誌から声がかかることが多いです。
ああいう雑誌はタテマエを振りかざす新聞と真逆で、本音が求められるんですよね。
鮫島 雑誌にはもともと、お金を出して買ってくれる読者を大事にする文化があるから、新聞やテレビの報道のように「一方的に発信して終わり」ではない。いまの時代は読者の目も肥えているから、タテマエでは売れませんからね。
泉 雑誌では比較的、言いたいことを言わせてもらえますし、私としてはありがたい。
鮫島 新聞の購読者が激減するよりも先に出版不況が来たので、出版界のほうが「読者目線でないと売れない」と先に気づいたところがあります。デジタル化も新聞社より早かった。
ネットメディアとは相性がいいということですが、泉さんがネット民に受けるのも、やはり本音をズバッと言うからだと思います。ツイッターも大人気です。
泉 私がツイートすると、ビックリする速さでネットニュースになることがあります。たしかに親和性が高いかもしれません。総理批判なんかしたら、すぐですわ。
ネットメディアが好きなのは、他のメディアと比べて制約が少ないからです。新聞や雑誌と違って文字数や紙幅に制限がありませんし、テレビのように尺が決まっているわけでもない。
テレビのストレートニュースも、新聞のベタ記事も短いでしょ。そうなると、「明石市長が暴言吐いた、以上」で終わってしまう。でも、ネットメディアは分量に制限がないから、インタビューをフルに載せてくれることもあります。そうすると、話題となっている出来事の背後や、当事者の思いを深掘りできる。私としては、非常にありがたい。
これまでも、私が暴言を吐いたとバッシングされたときに、その場面の「フル動画」がネットに流れて、真意がわかってもらえて助かったことがあります。
ネットの登場でテレビと新聞のウソがバレた
鮫島 明石市長と明石市民との関係で言うと、市民が政治ニュースを見る媒体は何がメインだと感じていましたか?
泉 肌感覚で言うと、圧倒的にインターネットが強かったです。ツイッターを見てくれている市民も多かった。それこそ新聞なんて、前日にひと段落して、すでにみんなが知っている出来事を、いちいち印刷して翌朝に配るわけですから。
「そんなに遅れて、わざわざ紙にする必要があるの?」という状況ですよね。
鮫島 泉さんも私と同様にジャーナリズムの世界に身を置いていたので、インターネットがどう情報伝達のあり方を変えたか、注意深く観察しているのだと思います。
いまは明らかに、権力者と仲良くなって情報を取るという、昭和の取材手法が通用する時代ではありません。それよりも、ジャーナリスト自身が発信者として影響力を持って、情報を引き寄せる時代になっている。
自分の感性を研ぎ澄ませて、問題意識をバーンと世に発信する。そうすると、見ている人が「この人ならわかってくれる。この人に聞いてもらいたい」と思って情報を提供する。いま求められているのは、磁石のように情報を吸い寄せる力。
発信力がないと情報が集まらない時代になっています。
泉 同感です。自分がツイッターをやっていて実感するのは、やっぱり受け手はよく見ているということ。私の強みは、現職の明石市長として実際にやったこと、その実績なんです。抽象的な話ではなくて、「明石ではこうやりました。そしたらこんな結果になりました」と実績で語る。情報の受け手は、欠点も含めて発信者のトータルの人格を見ている。その中で、情報の信用度も測るわけですが、何よりも説得力を持つのは「実績」や「結果」だと実感しています。
鮫島 さらに言えば、自分をさらけ出すことでようやく信用されるんです。「自分はこういう価値観で社会を見ている」とさらけ出した上で、だからこの問題を自分はこう考える、というところまでパッケージで示さないと信用は得られません。新聞が「客観中立」と言いながら両論併記しかしないのは、自分の立場を鮮明にして批判されるのを恐れているからですよ。だいたい何を取材するのか、どの記事を大きくするのかと判断する時点で「主観」が入っているんです。それを誤魔化して、安全地帯から「客観中立」なんて言う新聞が信用されるはずがない。
泉 テレビや新聞の「客観中立」というウソは、ネットメディアの登場により、完全にバレてしまいましたよね。でも中にいる人たちはなかなか変わろうとしない。
鮫島 それも保身ですよ。いままで通りやったほうが楽だ、俺はそれで逃げ切れる、と思っている人たちが経営の中枢にいるからです。
泉 本音を言いすぎたら、テレビからお呼びがかからなくなるかもしれないな(笑)。
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・・・・・・・・・・・・・・
抜粋終わり
まあ、こんな感じ。
マスコミは、戦前の「大本営発表」と同じです。
なんせ正力松太郎とかの「日本の戦争犯罪者」が、戦後マスコミの大黒柱でしたから。
まあ、天皇制てのは、奴隷制のナチズムですから。
諸葛亮兵書にいう
上記文抜粋
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守屋洋訳 諸葛孔明の兵法 {徳間書店} より
{腹心}
腹心、耳目、爪牙
将帥は「腹心」「耳目」「爪牙」を持たなければいけない。
「腹心」がなければ、暗い夜道を手さぐりで歩くようなもので、思いきった行動がとれない。
「耳目」がなければ、暗闇のなかに坐っているようなもので、からだを動かすことすらできない。
「爪牙」がなければ、餓死寸前の人間が毒物に手を出すようなもので、身の破滅を招くことになる。
では、「腹心」、「耳目」、「爪牙」とするには、いかなる人物が適しているか。
「腹心」は、広く学問に通じ知能にすぐれた人物を選ばなければならない。
「耳目」は、沈着冷静にして口の堅い人物を選ばなければならない。
「爪牙」は、勇猛果敢にして敵を恐れぬ人物を選ばなければならない。
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抜粋終わり
ジャーナリズム・マスコミが、大本営垂れ流しで、報道しない自由で、情報を操作し、
教育は「隷属のための調教」でしかない。
のなら
>暗闇のなかに坐っているようなもので、からだを動かすことすらできない。
>餓死寸前の人間が毒物に手を出すようなもので、身の破滅を招くことになる。
ようになるのは、必至。
現に、ワクチンを打ちまくり、添加物だらけで放射能まみれの食品を食って、死んでいるのが、上級国民でも天皇皇族とその閨閥でもない、在来日本人という「神の祀り手」}左伝
神々も去り、日本が消滅するのは、必至である。
天皇の無い 蒼い空を取り戻す
慈悲と憐みに富む社会になりますように
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