糟糠の妻は堂より下さず
「糟糠の妻は堂より下さず」
https://ja.wikipedia.org/wiki/宋弘
使えば使うほど味が出る・・かも。
「使い古した箒ですら自分のものなら大切に思うもの」
http://liuxiu.web.fc2.com/liuxiu/49.htm
まして、ぬか床になると、古ほうき以上に大事になり、価値も出る。
て、私は市販の冷蔵庫に置けるぬか床セットを、なんか5年以上糠を足しつつ使っている。
まあ、大根でもきゅうりでもナスでも、結構美味しく漬かる。
景公、晏子の妻老いて且つ悪きを以て、愛女を納れんと欲す、晏子再拝して以て辞す。【第二十四】
景公に愛女がいて、晏子に嫁ぎたいと請うた。公は晏子の家で酒宴を開いた。
酒を飲むことたけなわで、公は晏子の妻を見て「これが奥さんですか」と言った。
晏子は答えて「そうです。妻です」と言った。
公は「ああ、何と老いてまた醜いことよ。 寡人に娘がいて、若くて綺麗である。あなたの宮に納れよう」と言った。
晏子は席を退いて答えて「わたくしと長く連れ添いましたので、こんなになりました。昔は若くて美しかったのです。若い頃に老後のときのことまで契りを結びました。 君からのお誘いがあっても、その契りにそむくことはできません」と言い、再拝して辞退した。
・・・・・・・・・・・抜粋終わり
晏子や宋弘に倣いたいものです。が、相手がいない私には、
今は意味ないです・・
けど大事なことに思います。
余談・・
http://liuxiu.web.fc2.com/liuxiu/48.htm より
劉秀の姉、湖陽公主の劉黄は夫の胡珍が亡くなったので、再婚相手を探すことになった。劉黄は劉秀と家臣が論争しているのを屏風からのぞき見ていた。劉黄がいった。
「宋公の威厳、容貌、人格、才能、臣下の誰とも比べものになりませんわ」
何ともべた褒めで、すっかり惚れ込んでいるようだ。
宋公とは大司空の宋弘で、建武二年(西暦26年)から五年間、大司空に在職していたので、その頃とエピソードとわかる。
しかし問題は宋弘には妻がいるということである。まさか皇帝の姉を妾にはできない。
そこで劉秀がいった。
「よし、ではちょっと作戦を実行してみよう」
劉秀は姉に屏風の後ろに隠れさせて、それから宋弘を引見すると、宋弘と政治やその他よもやまの話をし、ふと溜息をついていった。
「ことわざでは高貴になれば交わるものをかえ、富めば妻をかえるというが、これは人情というものかなあ」
大臣になった宋弘に新しく妻を迎える意志があるか探ろうとしたのである。
ところが宋弘は嫌なものを聞いたかのように顔色を変えていった。
「臣は、貧しいときや身分の低いときの友人を忘れてはならず、苦労をともにした妻は正妻の地位から追い出してはならないと聞いています」
劉秀は振り返って姉にいった。
「作戦失敗です」
高貴になれば交わるものをかえ、富めば妻をかえる。実にひどいことわざである。陰麗華が聞いてしまったらどうなるか、想像するだけでも可笑しい台詞である。
しかし劉秀は妻の陰麗華を生涯大切にしていた。赤眉軍を降伏させたときは、妻を大切したことを命を助けるに値する善として一番目に挙げるほど、女性を大切にする人である。
>陰麗華が聞いてしまったらどうなるか、想像するだけでも可笑しい台詞である。
これ同感。
一度ごねたら皇后の座も蹴っ飛ばす嫁さんなのにね・・。後で劉秀は嫁さんに頭下げ捲っていると思う。ラブバカ状態だからな・・