バイトテロ・起きるのは当然です。
バイトテロが起きるのは、まあ、自然な話です。
三略 より
主たる将のやり方というのは、まずガッチリ部下の心を掴み、功績を賞し、自らの志を皆に浸透させることです。
ですから皆と好みを同じくすれば、成し遂げられないことは無いし、皆とにくしみを同じくすれば、心を傾けてくれないことなどありません。
国を治めることも家を安定させることも、まずは人の心を得ればこそ為せるものです。国も家も亡くしてしまう要因は、つまりは人の心を失うことにあるのです。
人類は皆、自分たちの思いを実現したいと願っているのです。
・・・中略・・・・
兵を用いるときの要は、礼を厚くして俸禄を重くすることにあります。礼を厚くすれば智者が集まり、俸禄が重ければ優れた人材も身を投げ出して働きます。ですから賢者の俸禄は惜しまず、功績を賞するに躊躇しなければ、部下は力をあわせ、敵国を破ってくれます。
人を用いる方法は、厚遇するのに爵位を与え、高揚するのに財を与えるようにすれば、すなわち湯集な人材が勝手に集まってきます。接するに礼遇し、奨励するに義を以て接すれば、すなわち優秀な人材は身を投げ出して働くのです。
将帥というものは、日頃から士卒と飲食を共にし、苦楽を共にするもので、そのようにして敵との戦いに及ぶことができるのです。そうであればこそ兵は勝利し、敵を平らげることができるのです。
・・・・・中略・・・・・
仁者賢者の知恵、聖人の配慮、下々の願望、朝廷の意志、興亡の歴史のことは、将であれば良く良く知っておくべき事柄です。
将軍が、人材を渇望するように求めるならば、策謀も集まります。将軍が諫言に耳を傾けなければ、優秀な人材は去ります。献策を採らなければ、智謀の士は背きます。善悪同列に扱えば、功臣は気力を失います。独断専行ならば、部下は上に責任転嫁します。自分の功績を求めれば、下は働く気力がなくなります。陰口を信じれば、下の心は離れます。財をむさぼれば、下の悪事を責められません。好色すれば、部下も淫らに行動します。
この8項のうち一つに該当すれば、下の心は掴めません。二つあれば統制がとれません。三つあれば下は逃げます。四つもあるなら国に災禍が及びます。
・・・・・・中略・・・・
《軍讖》にこうあります「軍に資金がなければ、人材は来ない。軍に賞賜がなければ、人材を使えない」と。
《軍讖》にこうあります「美味なる下には必ず釣れた魚あり。重賞の下には必ず勇者あり」と。これはつまり、礼をもって遇すれば人材が自ずと集まり、賞をもって遇すれば人材は身を投げ出して働く、ということです。
人材を集めようと思えば環境を整え、人材を働かせようと思ったら見返りを示すことで、そこでようやく人材を得ることができるのです。
逆に言えば、礼を渋れば人材は去り、賞を渋れば人材は働かないのです。どちらも怠らずに行ってこそ、人材は我先にと働くものなのです。
《軍讖》にこうあります「国が軍を興す時は、まず恩恵をさかんに施すもの。敵を攻め取ろうとする時は、まず民衆を養うもの。少をもって多に勝つ要因は恩恵。弱をもって強に勝つ要因は民衆」と。良將が人材を我が身のように養うのは、このためなのです。
また、そうであってこそ全軍の心は一つになり、そして完全なる勝利をおさめることができるのです。
・・・・・中略・・・
《軍讖》にこうあります「上が暴虐であれば、下は忙しく過酷になる。たびたび重税を集め、たびたび刑罰を与えれば、民も残虐になる。これを国を亡くすという」と。
・・・・中略・・
《軍讖》にこうあります「姦雄なる腹黒い人間たちが互いに称賛し、実態を明らかにせず陰に隠蔽する。中傷と賞賛を自由に行い、正論を聞き入れず耳を塞ぐ。それぞれ私利するところに媚びへつらい、主君から忠臣を遠ざける」と。
ですから主君は異なる意見も考慮すべきですし、そうであれば小さな企みも看破できるのです。主君が優れた人材を招聘すれば、姦雄は自然と去るほかありません。主君が老練な旧臣を用いれば、万事全て安定します。主君が在野の人材を招聘すれば、人材としても能力を発揮でき国としても実利を得ます。下々の民にも気をかければ、功績を広めることにもなります。人心を失わなければ、その徳は満ちて天下という広い大洋に溢れることになります。
・・・・・・・・抜粋終わり
「上が暴虐であれば、下は忙しく過酷になる。たびたび重税を集め、たびたび刑罰を与えれば、民も残虐になる。これを国を亡くすという」
今の帝政日本そのもの。
今度こそ天皇を根絶やしにして日本人の国を取り戻そう。
>人材を集めようと思えば環境を整え、人材を働かせようと思ったら見返りを示すことで、そこでようやく人材を得ることができるのです。
>逆に言えば、礼を渋れば人材は去り、賞を渋れば人材は働かないのです。
賞~給与が足りない・将来の登用も不明・個々人の尊厳を軽視する。
なら、バイトテロも普通に起きる。
天皇制ってのは「無償で、国民が徒労するのが当然」って思想の精度。
だから、経済の経営も狂う。
抜粋・・・・・・・
恩沢が民にまで広まれば、自ずと賢人もやって来ます。恩沢が虫にまで広まれば、自ずと聖人もやって来ます。賢人が来た国は強力です。聖人が来た国は万事まとまります。賢人を迎えるのには徳が必要で、聖人を迎えるには道に則した振る舞いが必要です。賢人が去った国は力が衰微し、聖人が去った国は民が乖離し乱れます。
力の衰微は危機の前触れで、民の乖離は滅亡の予兆です。
・・・・・中略・・・・
自ら行えば根っこから計画することができ、心で行えば終始安定します。自ら行うのに礼をもって遇し、心で行うのに楽しみをもって遇することです。
いわゆる楽というものは音楽のことではありません。家に集う楽しみ、親族の集う楽しみ、仕事の楽しみ、土地の楽しみ、規律に従う楽しみ、道徳に沿う楽しみのことを言うのです。このようなことを弁えた君主は、そこであらためて音楽を作り、人の和を保つのです。
これはつまり、徳ある君主は音楽をもって人を楽しませることができるが、徳のない君主は音楽をもって自身を楽しませるということです。人を楽しませる者は地位を長く保ち、自身が楽しむものは地位を保てずに滅びます。
・・・・・・・・中略・・・
清廉潔白の者は、地位やお金では心を掴めません。節度と義の者は、威圧と刑罰で脅すことは出来ません。ですから明智ある君主が賢者を求めるときは、必ずその人物の人柄を見て行動するのです。
清廉潔白な人材を求めるときには、まず自身が礼を修め、節義の人材を求めるときには、まず自身が道に則して行動するのです。そのように自身が修めてから人材を求めるようにすれば、君主としての名を保つことができるのです。
・・・・・・・・・抜粋終わり
>徳のない君主は音楽をもって自身を楽しませるということです。人を楽しませる者は地位を長く保ち、自身が楽しむものは地位を保てずに滅びます
まあ、日本国は、
>徳のない君主は音楽をもって自身を楽しませるということです。
>自身が楽しむものは地位を保てずに滅びます
て指導者が、天皇はじめこんなんばかり。
バイトテロがこの程度済んでいるのが、奇跡かもしれない。
諸葛亮兵書で「教養も大事」ってのが、
最近の日本の「経営や統御・命令と責任等の知見が、日本の経営者・指導者は、あまり高くない」って思えるようになり、
その「教養・知識」の重要性を痛感する。
将帥たる者は、なによりもまず兵卒の心をつかみ、賞罰のけじめを厳しくし、文武の道を兼ね備え、剛柔の術を会得し、礼・楽・詩・書といった教養科目に親しみ、智・勇よりも仁・義を優先させねばならない。
倫理観もなければ、部下もついてこれない。
抜粋・・・・・・・・・
{将彊}
将帥の「五強」「八悪」
将帥には「五強」すなわち五つの必要条件と、「八悪」すなわち八つの欠陥条項がある。
五強{五つの必要条件}
1・高節であること。そうであってこそ部下の奮起を促することができる。
2・孝悌であること。そうであってこそ名を挙げることができる。
3・信義を重んじること。そうであってこそ友人と交わることができる。
4・深慮であること。そうであってこそ包容力を身につけることができる。
5・全力で傾注すること。そうであってこそ軍功をたてることができる。
八悪{八つの欠陥条項}
1・謀に欠ける。したかがって是非の判断を下すことができない。
2・礼に欠ける。したがって有能な人材を登用することができない。
3・政治能力に欠ける。したがって法を適切に執行することができない。
4・経済力はあっても貧民を救済しようとしない。
5・智慧に欠ける。したがって未知の事態に備えることができない。
6・思慮に欠ける。したがって極秘条項が外に漏れるのを防ぐことができない。
7・栄達しても、旧知の人を推薦しようとしない。
8・敗戦したとき、国民の非難にさらされる。
・・・・・・・抜粋終わり
>2・礼に欠ける。したがって有能な人材を登用することができない。
バイトテロの根源。
でも一過性な「経営者や店長とかの不徳」だけではない。
そもそも経営者・店長がしっかりしてても、日本って帝政カルトは、庶民や弱い立場の人たちを蔑ろにしてきた。
その無礼・不徳が、時に「真面目に礼節をもっている経営者・店長」らに「共業」として、降りかかることもある・・
ああ・・・天皇を野放しにした、その罪咎である。
基本的に弱者に厳しい弱肉強食の世界を「天皇」によって「天皇の下における(収奪の)平等」として正当化しているのが帝政ですからね。
Posted by ケン at 2021年06月09日 10:41
日本に、徳も礼も無い。
あるのは死と破滅だけある。
南無阿弥陀仏。