天皇と言う不道徳。あるいは日本人の軛・十字架である天皇
より
上記文抜粋
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NATO東方拡大問題:NATO拡大は続行だ!
ウクライナで今にもロシア軍が侵略すると言い続けて2ヶ月、まだロシア軍の侵略はない模様だ。
問題はウクライナじゃなくて、NATOの東方拡大問題なわけです。だからそれを振り払おうと馬鹿みたいな策を弄して、架空の戦争を作り上げて、なんとかしてロシアがウクライナに侵略する、という現実を呼び込みたいのが西側(主に、英と米)。
その結果として、ほうらNATOは必要でしょ、ヨーロッパはアメリカの傘下に永遠にい続けるのだ、などと言いたい。
ということで、12月17日にロシアから、今後も拡大するのか否かを問い詰められて、文書で回答しろと言われてから1カ月と10日。
昨日、在モスクワのアメリカ大使がロシア外務省を訪れ、文書を手渡した模様。
US ambassador gives Russian Foreign Ministry US response to Russian security proposals
https://tass.com/politics/1393605
だがしかし、その前に、アメリカ国務省は文書は秘密にしてくれとロシア外務省に申し入れていて、それを受けて、ラブロフ外相は、頼まれれば文書の開示は控えよう、だが、要旨は国民に知らせなければならないという正当なことを言っていた。
ということで、数時間経ってロシアから出てきたのは、
NATOのドアはオープンだ、とロシア提案への回答として米国は言いました
NATO’s doors to remain open, US says in response to Russian proposals
https://tass.com/world/1393661
というもの。
[追加。日本の記事]
米、ロシアのNATO不拡大提案を拒否
https://nordot.app/859162230004252672?c=39550187727945729
つまり、現状に照らし合わせれば、ウクライナやグルジアをNATOに入れる試みは続ける、つまり、対ロシア戦争における陣地取りを止める気はない、ということですね。
NATOの方も、ロシアの「レッドライン」なんか知るか!と意気軒高。
NATO rejects Russia’s ‘red line’
https://www.rt.com/russia/547454-nato-russia-response-stoltenberg/
北大西洋テロリスト機構(North Atlantic TERRORIST Organization)のユーラシア拡大は止まらないのだと宣言しているということは、基本的に戦争時代は止めないという意味。勝てる戦争かどうか知りませんが。
■ 英・カナダ、米、ウクライナに軍事支援
同日、カナダはウクライナへの軍事支援の続行を決め、兵隊を派兵するらしい。
Canada to boost troops on ground in Ukraine
https://www.rt.com/russia/547467-canada-boost-troops-ukraine/
英と米はそれぞれ、武器弾薬、人員と続々とウクライナ軍を支援している。
カナダはまぁ、第二次世界大戦中にナチの支援者で、ソ連を敵視して行動していた人たちが、ソ連の勝利と共に大量にカナダ、アメリカに移民して(アメリカ、イギリスが連れ出して)、その人たちが、子々孫々、反ロシアで飯を食ってる。バンデラ主義者の巣窟みたいな国になっているのが現状。
その代表者が、カナダの現在の副首相。惨たらしい話。しかしまぁ、よくこんな人を隠さずに副首相にしたままおけるものだと、呆れる。
「西側ではナチズムが生きている」カナダ編
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/56c3565c2060f59497e6aff2d32d6600
バンデラを称えるウクライナ&欧州ネオナチ同盟
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/73b32f865aaf0d1e743ab68f73253abf
ということで、まぁ要するにNATOというのはナチ後継組織だったんだなと、今更ながらそう思う。
そして、イギリス(+米の半分)の上流階級は一貫してナチ支持派で、ナチを作って欧州を支配させようとしていて、実際西欧州に関してはそうなった、というのは抑えておきたい。
だがしかし、いろいろ思惑が狂った。
■ リベラル・デモクラシー体制の敗北
で、唐突だけど、この様子を見ていて、しみじみ思うのは、リベラル・デモクラシー体制なるものは敗北したなってところですね。
(注意しなければならないのは、これは別に言うところの左の問題ではない。西側は総じて自由・民主主義こそ正義の体制)
こんな考えでは、戦争時代を止めることはできない。なぜなら、思惑を持ってあちこちで紛争を起こそうとしている人たちのネットワークは、リベラル・デモクラシーを枕にしながら進んでいるから。だから、この教説に従う人たちは戦争の推進役にはなっても、止める役には立たない。
例えば、今回のNATO東方拡大なんか絶好の例でしょう。NATOが旧ソ連地域に拡大するとは、NATOがこれまで自分たちの支配になかったところを支配しようとしている、と意味なんですよ。であれば、これは普通aggression(侵略)と捉えないとならない。
ところが、リベラルな人々は、でもウクライナの人は西側になりたいの、人々には自分の国の方向性を決める権利があるわ、ロシアに留める権利などない、と言う。
しかし現状は、巨大なメディアネットワークと金持ち国家の巨大な「援助」によって、ある国の国民の意思などお構いなしの政治家たちがその国の行く先を決めることがむしろ標準化してる。特に小さい国においてはなおさら。
この構図を無視して、「人々には自分の国の方向性を決める権利がある」という語にひっかかっていくのは、無責任極まる。というより、惨い。
モルドバやグルジアといったとても小さい国が90年近辺のソ連崩壊後に、言うところの自国民の意思のままに動いていたら、どうしてロシアと戦争しようなどと考えだすでしょう?
ウクライナのケースでは、西側が長年様々な形で(例えば様々なNGOを使って、これは別に戦争じゃない、みたいなことまで言って)、ウクライナ国民にNATO加盟に賛成させようと、馬鹿みたいな努力を重ねていたのだが、ついに最後まで(2014年まで)、東部のロシア度が高い地域(下図の青のところ)でNATO加盟支持が過半数を取ることはなかった。なかったからクーデターだったのだろう、とも言える。
対して、東部側は、キエフのクーデターの政権に抗して多数の人々がネオナチ政権に殺されながらも事実上自治権を獲得している。また、クリミアは、そもそも一度もウクライナ国の完全な支配下になかったが(ソ連崩壊後からロシア編入を希望して強く自治的に存在していた)、2014年のクーデーター後の騒ぎの中で、住民投票を実施して圧倒的多数でキエフ政権からの独立とロシア編入を決めて、編入を国家ロシアにお願いして、国家ロシアの議会がそれを承諾した。実にまったく、あきれるほど住民意思と共に行動しているのは、むしろ東部の方だった。
一体全体、世界中のリベラル・デモクラシーこそ素敵派は、何を見ているの?
ちなみに、東部の、いわゆるドンバス地域は何度もロシア編入をお願いしている。クリミアと同様のことをしたい。だが、国家ロシアが、ミンスク合意を守ってウクライナの統一性を存続させるという2014年以降の西側との合意に基づき行動しているため、断ってる。
だがしかし、西側(特に独仏)が、合意のための行動をせず、NATOがキエフ政権に加担して、ドンバスを危険にさらす行為を継続するのなら、国家ロシアは、ロシア国民が多数存在するドンバスを編入するのにやぶさかではない、となるでしょう。今度こそ。
■ オマケ
これこれ、こういう馬鹿が今の問題。戦争に加わるか否かを聞かずに「仲間」になる話をしているみたいな詐欺的トークで釣られている。
誰だったかアメリカ人が、スーパーマーケットの会員になろうというのじゃない、軍事同盟に入るか否かに自由の議論を持ち出すのは無責任だ、と言ってたがまさにその通り。
アメリカ人のリアリスト側からは、軍事同盟に入る覚悟もないのにアメリカの政治圧力に屈する小国が入ってきたら、アメリカがそれらを全部守るのか?できないだろう、という苦情。これがつまり、帝国のオーバーストレッチ問題。
NATO拡大の時も、ラトビアだのルーマニアだのを拾ってわざわざロシアと戦争する体制を作ることのどこが「安全保障」なんだと怒っていたのは、主に共和党側にいるいわゆる孤立派系統。
一般アメ人の側からは、俺たちにも断る権利はあるだろう、ってのもある。
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抜粋終わり
>これこれ、こういう馬鹿が今の問題。戦争に加わるか否かを聞かずに「仲間」になる話をしているみたいな詐欺的トークで釣られている。
同感。
あまりに、幼稚な日本人の戦略感覚。
あと「リベラルデモクラー」は、いまや羊頭狗肉。