より
上記文抜粋
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社会主義はイデオロギーとしての資本主義の最も忠実な体現者
「カツ、おまえの仕事は、時代を二十年先駆けている」に引き続くが、冷戦終焉当時、最も感心したのはーーああ、こんな見方があるのか、とビックリしたのはーー、岩井克人の「二つの資本主義」の指摘だったね。イヤイヤ、この今だってすこぶる感心する。
◼️『終りなき世界』柄谷行人・岩井克人対談集1990)より
で、どうだろう、現在、世界資本主義の至高の体現者、例えばソロスやシュワブ(世界経済フォーラム首領)が共産主義者ーーここでの共産主義は「俗に知られている」マルクス主義だーーと呼ばれることがしばしばある。
これらの連中の共産主義とは、イデオロギーとしての資本主義の真の落とし子ではなかろうか。少なくともこういった視点を取りうるのも岩井克人のこよなくすぐれた「二つの資本主義」区分による。
なおソロスは次のように言っているぐらいだ、「私は自分をある種の神だと思い込んでいた…自分自身を神のような存在、すべての創造主だと考えるのは一種の病気だが、それを実践するようになってから、今はそれが心地よく感じられる」
https://www.latimes.com/archives/la-xpm-2004-oct-04-oe-ehrenfeld4-story.html
若きマルクスはシェイクスピアを引用しつつ、貨幣は神、貨幣は娼婦と言っている。
この観点からも、巨額のマネーを自由に動かせるソロスが自らを神とするのは実に「論理的」だね。
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※附記
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抜粋終わり
資本主義には、顔回や原憲か郭林宗のような自由はない。
銭の奴隷になるだけが、資本主義の自由・・・
まあ社会主義も褒めれないけど、資本主義も糞なので。