遅いよ・・・「家父長」を超える「天」を見過ごしたら、なんもなくなる・・。

より

上記文抜粋
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もう遅い話

だいたいは信じたんだよ、少なくともほとんどのインテリたちは。エディプス的父を打倒すれば、自由があると。

パラノイアのセクター化に対し、分裂病の断片化を対立しうる。私は言おう、ドゥルーズ とガタリの書(「アンチオイディプス」)における最も説得力のある部分は、パラノイアの領土化と分裂病の根源的脱領土化を対比させたことだ。ドゥルーズとガタリがなした唯一の欠陥は、それを文学化し、分裂病的断片化は自由の世界だと想像したことである。
A cette sectorisation paranoïaque, on peut opposer le morcellement schizophrénique. Je dirai que c'est la partie la plus convaincante du livre de Deleuze et Guattari que d'opposer ainsi la territorialisation paranoïaque à la foncière déterritorialisation schizophrénique. Le seul tort qu'ils ont, c'est d'en faire de la littérature et de s'imaginer que le morcellement schizophrénique soit le monde de la liberté.

(ジャック=アラン・ミレール J.-A. Miller, LA CLINIQUE LACANIENNE, 28 AVRIL 1982)


ところがどっこい父がいなくなってしまったら最悪の時代が訪れたんだ。


今日、私たちは家父長制の終焉を体験している。ラカンは、それが良い方向には向かわないと予言した[Aujourd'hui, nous vivons véritablement la sor tie de cet ordre patriarcal. Lacan prédisait que ce ne serait pas pour le meilleur. ]。〔・・・〕
私たちは最悪の時代に突入したように見える。もちろん、父の時代(家父長制の時代)は輝かしいものではなかった〔・・・〕。しかしこの秩序がなければ、私たちはまったき方向感覚喪失の時代に入らないという保証はない[Il me semble que (…) nous sommes entrés dans l'époque du pire - pire que le père. Cer tes, l'époque du père (patriarcat) n'est pas glorieuse, (…) Mais rien ne garantit que sans cet ordre, nous n'entrions pas dans une période de désorientation totale](J.-A. Miller, “Conversation d'actualité avec l'École espagnole du Champ freudien, 2 mai 2021)

父の法がなくなってどこもかしこもヤクザ政治家、ならずもの国家ばかりさ、少なくとも西側はね。

父の名のなかに、我々は象徴的機能の支えを認めねばならない。歴史の夜明け以来、父という人物と法の形象とを等価としてきたのだから。C’est dans le nom du père qu’il nous faut reconnaître le support de la fonction symbolique qui, depuis l’orée des temps historiques, identifie sa personne à la figure de la loi. (ラカン, ローマ講演, E278, 27 SEPTEMBRE 1953 )

父の名なる大他者の法の「象徴界の欲望」にサヨナラして、「現実界の享楽」、「エスの欲動」が現れてしまったのがいまの世界だ。

欲望は欲望の欲望、大他者の欲望である。それは法に従属している[Le désir est désir de désir, désir de l'Autre, avons-nous dit, soit soumis à la Loi.] (Lacan, E852, 1964年)

欲望は大他者に由来する、そして享楽はモノの側にある[ le désir vient de l'Autre, et la jouissance est du côté de la Chose](Lacan, E853, 1964年)

フロイトのモノを私は現実界と呼ぶ[La Chose freudienne … ce que j'appelle le Réel ](Lacan, S23, 13 Avril 1976)

フロイトによるエスの用語の定式、(この自我に対する)エスの優越性は、現在まったく忘れられている。私はこのエスの確かな参照領域をモノ[la Chose ]と呼んでいる[…à FREUD en formant le terme de das Es. Cette primauté du Es est actuellement tout à fait oubliée. …c'est que ce Es …j'appelle une certaine zone référentielle, la Chose.] (Lacan, S7, 03 Février 1960)


つまり無法の現実界、無道徳のエスの世界だーー、

私は考えている、現実界は法なきものと言わねばならないと。真の現実界は秩序の不在である。現実界は無秩序である[je crois que le Réel est, il faut bien le dire, sans loi. Le vrai Réel implique l'absence de loi. Le Réel n'a pas d'ordre]. (Lacan, S23, 13 Avril 1976)

エスはまったく無道徳であり、自我は道徳的であるように努力する[Das Es ist ganz amoralisch, das Ich ist bemüht, moralisch zu sein](フロイト『自我とエス』第5章、1923年)


現実界のモノとはもちろん母のことであって、つまりは母の名なる享楽、エスの欲動だ。

われわれが父の名による隠喩作用を支える瞬間から、母の名は原享楽を表象するようになる[à partir du moment où on fait supporter cette opération de métaphore par le Nom-du-Père, alors c'est le nom de la mère qui vient représenter la jouissance primordial](J.-A. Miller, CAUSE ET CONSENTEMENT, 23 mars 1988)

フロイトのモノ、これが後にラカンにとって享楽となる[das Ding –, qui sera plus tard pour lui la jouissance]。…フロイトのエス、欲動の無意識。事実上、この享楽がモノである。[ça freudien, l'inconscient de la pulsion. En fait, cette jouissance, la Chose](J.A. Miller, Choses de finesse en psychanalyse X, 4 mars 2009)

そもそもエディプス的父は前エディプス的母の隠喩にすぎない。この父を取り払ったら、無道徳の母なるエスが露出するに決まっている。


エス、すなわち暗黒の有機体の欲動ーー、


このような内部興奮の最大の根源は、いわゆる有機体の欲動[Triebe des Organismus]であり、身体内部[Körperinnern]から派生し、心的装置に伝達されたあらゆる力作用の代表であり、心理学的研究のもっとも重要な、またもっとも暗黒な要素 [dunkelste Element]でもある。
Die ausgiebigsten Quellen solch innerer Erregung sind die sogenannten Triebe des Organismus, die Repräsentanten aller aus dem Körperinnern stammenden, auf den seelischen Apparat übertragenen Kraftwirkungen, selbst das wichtigste wie das dunkelste Element der psychologischen Forschung. (フロイト『快原理の彼岸』第5章、1920年)



ドゥルーズ&ガタリはどうしてあんな間違いを犯しちゃったんだろ? 暗黒の無道徳の世界、無法の世界を自由だなんて。で、インテリたちはこぞってマガオでそれを信じ込んでしまって。その末裔が今のリベラルインテリであり、連中がどうしようもない病気なのが日本だけでなく世界的にこの3年であまりにも赤裸々に露顕した。ダロ?



ま、こういったことはいまさら言ってももう遅い話だがね。でも次の常識をどうして知らないフリしちゃったんだろ?


権威とは、人びとが自由を保持するための服従を意味する[Authority implies an obedience in which men retain their freedom](ハンナ・アーレント『権威とは何か』1954年)

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抜粋終わり

家父長が狂っていた・・・たとえば「天皇」とか「ナチス」なら、当然に家父長を殴り殺せばいい。
まあ、ちょうど「西側社会」自体が、「カトリック・プロテスタント」ってカルトだから、その「家父長」を殴り倒すのは、間違いではない。

でもそれ以外の社会では「殴って改心させる」程度で済むのを殺してしまえば、、、当然に「社会」が崩壊するのだよね。

欧米は、カトリック・プロテスタントて「仮初」の家父長を殺して、欲の暴走だけになると・・・そりゃ、終わります。

天皇日本も、似た面がある。そもそも「天皇」て傀儡は「まともな」機能はしないし、奴らは絶対責任を取らないので、家父長・てなりえない。し、家父長の是正は「革命」もないので是正もできない。

家父長や「大いなる母」や、人間の欲 を否定しても それを超える「天」を意識し、それに従い・用いることができないのなら、倫理どころか「論理」もまともに機能しない。

ちょうと「ツイフェミ」が発狂した言動を繰り返し「天皇」が戦争責任から逃げて社会の「倫理・法治思想」を破壊しつくしているのでね・・・それが表れているよね・・

「無敵の極超音速中距離ミサイル「オレーシュニク」プーチン大統領の声明から読み取るロシアの覚悟とは?」(ロシア在住さん)

私は早く「東京都」と「ロンドン」と「ジュネーブ」と「バチカン」に核兵器を落としてほしいです。

て、東京都は困る・・・まあ江戸城跡地と横田基地に核抜きの「バンカーバスター」をぶち込んで、「天皇」とかいう買弁集団と外資の棟梁の「駐留米軍」を抹殺してくれたら、幸いである。

ロシアの国連大使、「英国には私の国を非難する道徳的権利はありませんし、これからもないでしょう。」

天皇は、、、英国という海賊王の麻薬王国家に、寄生&従属しているのだよ。

まあ卑しい日本人にふさわしい「卑しい」象徴である。

天皇を根絶して 日本人を救う

天皇の無い 蒼い空を取り戻す

慈悲と憐みに富む社会になりますように






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