普通の人と、フォトグラファーが見ている景色(視点)の違い
海外の方が街中で写真撮ってるのを見て、「こんな変な所を...この人は一体何を撮ってるんだろう...」って思ったことはないでしょうか?
今日はそういうフォトグラファーの視点の話しをしたいと思います。
こんにちは。
都内で写真を撮っている@taisho_jpです。
写真をうまくなりたい!って思ったときに、
・見る
・撮る
・見せる
っていうのが良く言われています。
参考:「写真が上手くなる三つのポイント」
普通の人と、フォトグラファーが見ている景色の違い
我々フォトグラファーがどの様に景色を見ているのか。
そんな一部を共有出来たらと思います。
まずこちらの写真。
どこにでもありそうな棚田の写真。
(普段こういう風景写真を撮らないので作例がなくて申し訳ない...笑)
普通の人が見ても特に何も感じずに通り過ぎると思うが、
例えば僕だったらこういう風に見えている。
(実際値:5DMark3,16-35mm,1/200,F7,ISO125)
・外を歩くと設定値が見える
・景色に付随して被写体が見える
・その被写体の洋服やイメージを連想する
・映画の情景なども紐付いて見えてくる
当時写真の先輩の様な方が、
「風景を見ると設定値(F値やシャッタースピードなど)が見えるようになる。」
って言われて、正直キモいと思ったが不思議なことに今では景色すべてに設定値ほぼズレなく見えるようになっている。
(逆にそれが常識に縛られてしまっているという側面もあるのでどちらが良いかというのは難しいところではあるが)
そして、そこに人物やモノの被写体が見えて、
服装や被写体のイメージが湧いてきたりする。
僕の場合は、それらが一瞬のうちにブワーーーーっと情報として入ってくるのです。
キョロキョロして街を歩いている様に見えて、実はあらゆる所に写真を撮るならここをこうやって〜と考えているのです。
写真をやっていると、日常が素敵な世界で溢れていることに気が付く。
普通の人が見逃す所にも美しさを見出し、それを僕たちは写真というツールを通して切り取っているからだと思っている。
通勤の時間、
お昼ご飯を食べに行く時間、
普段使っている会議室の景色、
落としてしまった書類の配置、
夕焼けに染まるビルの窓、
夜に光る街...
ありとあらゆる所に写真を撮る場所はあり、
美しさを感じられるポイントは潜んでいると思っています。
今日一日はそういう気分で探してみてください。
taisho.