紆余曲折、試行錯誤。僕が辿り着いたHHKBの最適解。
皆さんはHHKBを知っていますか?
この記事を読んでらっしゃるということはやっぱり知っている方がほとんどでしょうか。
HHKBとはHappy Hacking Keyboardの略でパソコン用のキーボードの事です。
会社は富士通系列の株式会社PFUが展開しています。
そんなHHKBが好きすぎて2020年にはついにHHKB公式エバンジェリストに就任しました!
https://happyhackingkb.com/jp/evangelist/
HHKBエバンジェリストとは、日頃からHHKBを愛用し、HHKBの魅力や、仕事と趣味をさらに快適にするためのアイデアを、私たちと一緒にたくさんの方へ広めてくれるユーザーの代表です。
というわけで今回は愛してやまないHHKBの魅力をフットバッグ関係なしにお伝えしていこうと思います!
既にHHKBを持っている方はもちろん、持っていない方も楽しんで頂ければ嬉しいです。
そして最終的には欲しくなってしまうとこちらとしては嬉しいです笑
ではいってみましょう!
僕が見つけたベストなHHKBの答え
HHKBは本当にたくさんのパターンを試してきました。
モデルはProfessional2もBTもType-SもHYBRIDもHYBRID Type-Sも。
中身のラバードームも入れ替えたし、静音化リングもいろいろなのを使いましたし、色も白も墨も使ったし、刻印ありなしも本当に色々やりました。
めちゃくちゃ大変な作業だったんですけど合計で200回くらいは分解もしました。
全ては情熱のままに衝動に駆られ自分のベストなHHKBを探し求めてきました。
もちろんまだHHKBに出会って4年くらいなのでProfessional2ではなくProfessional等は使用した事がないので許してください。
それでもこれだけ多くの種類やパターンを試してきて自分にとってHHKBのベストな答えが見えました。
結論から言うとHHKBは違うパターンのものを2台持つのが良いと思います!
この答えが出てからは僕のHHKB沼とも言える病的な発作は収まっているので一つのエンドゲームを迎えられたのではないかと思っています。
現在、僕が使用している2台のHHKBの仕様は下記の通りです。
1台目
モデル:Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID
色:墨
刻印:あり
押下圧:55g(Topre Realforceのラバードーム)
静音化リング:Deskeys DES Topre Silencing Rings #2 Ultra thin
その他:エバンジェリストキートップ
2台目
モデル:Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S
色:白
刻印:なし
押下圧:45g(純正ラバードーム)
静音化リング:純正
その他:吸振マット、エバンジェリストキートップ
これが僕が出した答え。(2021年8月5日現在)
なぜ2台運用になったのかというと基本的には全てのHHKBが好きだから1つに決められなかったというのが一番の理由です。
この2台、かなり特色を変えているのがわかるでしょうか。
同じHHKBでも正反対な位置付けです。
こうすることで「やっぱり押下圧が重い方が良いな」とか「やっぱり白が良いな」とか「無刻印が一番!」となったり片方のHHKBでは実現できなかったので2台持ちとなりました。
もちろん突き詰めればもっとまた別の構成のHHKBもあるので魅力的には感じますが、キーボードが多すぎても各デバイスのBluetoothの設定など煩雑になってしまうのでそれは避けたい。
結果、この2台がメンバー入りしたわけです。
この構成にしてからというもの、片方のHHKBで打ち続けていた時にふと全く違った打鍵感のHHKBが打ちたくなっても入れ替えることで対応できるようになりました。
もしHHKBの沼にハマっていて、エンドゲームを迎えたい方にはおすすめです。
もちろん「最高の1台を!」求める方もいらっしゃるかと思いますが、僕は無理でした。
カスタマイズやアクセサリの紹介
ここからは今まで自分が行ってきたカスタマイズやHHKBのアクセサリについても写真を使いながら書いていきたいと思います。
墨のHYBRIDに入れている静音化リングはDeskeys DES Topre Silencing Rings #2 Ultra thinを使用。
これよりも静音化を高めたい場合は更に厚みのあるものもあるのですが、そうするとキーストロークが短くなってしまう為、個人的には#2が理想的でした。厚みを増したい場合は#3、#4と続いていきます。
今までにSilence-Xなど様々な静音化リングを試してきましたがこちらがベストでした。
Silence-Xの方が静音化はできると思います。
ただ、個人的にはDeskeysの方がキータッチのフィーリングが好みでした。
ただ、このスライダーに一つずつハメていくのはかなりの苦行です笑
続いてパームレストについて。
パームレストはバード電子の製品を使用しています。
こちらのノーマルなウッドパームレストも木の独特な感触がとても良いです。
大きさも縦横しっかりと取られているので安定して打鍵することが可能です。
そしてこちらは最近発売したセパレート型のパームレスト。無垢のウォールナットが使用されていて、墨のパームレストとも色味の相性が良いです。
このセパレート型はなんといってもノートパソコンの上にHHKBを置く「尊師スタイル」の為のパームレストといっても過言ではありません。
真ん中が空くために別にトラックパッドを用意せずともノートパソコン本体のトラックパッドを使用することが可能です。
僕自身は出張の際にはこのセットを持って行っています。
身軽にするためにパームレストなしも挑戦しましたがやはり手首が痛くなってダメだったのでこのセパレート型を使用しています。
トラックパッドを別に持っていく必要が無くなっただけでもかなり大きいです。
そして僕のメインのパームレストはこちら。
HHKB用革張ウッドパームレストです。
ベースは他のパームレスト同様、ウォールナットで作られていますが、指板(手のひらが被れる部分)に厳選したイタリア製の上質なオイルレザーを採用しているとのこと。
手が触れる部分が木の感触とは違い、本革ならではの手触りや使用感が味わえます。レザー張りが現段階で僕のベストなパームレストです。
持ち運ぶ時はセパレート型、据え置く時にはこのレザー張りのパームレストを使用しています。
これにより手首が痛くなるという事がなくなりました。
基本的には尊師スタイルで使用する際にパームレストなしでもいけるのかもしれません。
ただ、僕はMOFTというPCスタンドをノートパソコンに貼り付けて角度を出しているため、パームレストなしでは手首に角度がつき痛くなってしまいます。
PCスタンドもとても便利なのでこの両立にとても苦労しました。
現在は45度の角度でも問題なくHHKBと併用できるようになったので良かったです。
続いてはバード電子製のUSB Type-Cケーブル(片側L型コネクタ)です。
こちらも尊師スタイルの為に作られた商品。
片側がL型コネクタになっているのでHHKBに挿した場合にディスプレイに干渉しないのでストレスなく使用する事ができます。
HYBRIDモデルはBluetooth接続にも対応していてBTモデルよりも途切れる事なくかなり安定するようになりました。
ただ、電池の消耗や接続が切れる可能性がある事を考えると有線で繋ぐ安心感というのはあります。
その有線のケーブルが長かったり、ディスプレイなどに干渉してしまうようだとストレスとなってしまうのでこうした配慮されたケーブルというのは地味ですがありがたいです。
そして最後はHHKBエバンジェリストのオリジナルキートップ。
エバンジェリスト就任を記念して白と墨の一つずつ頂きました。
機能的な部分は通常のキートップと変わらないので本当に所有欲を満たすのみですが、それが大事です。
今回はHHKBについて自分が試した中でベストな環境について書かせて頂きました。
ぜひ皆さんもこの楽しい沼から抜け出すのは大変かもしれませんがエンドゲームを探し続けてみてください。
ちなみに僕は今後Lubeをやり直したり、筐体の中に緩衝材を入れてみようか検討中です。(全然沼を抜けられてない)