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自然について生まれるもの。
人間はどうして自然を見て美しいと感じるのでしょうか?
誰でも、という訳ではないと思いますが、多くの人は大自然を見ると美しいと感じると思います。
その感覚はどこから来るのでしょうか?
例えば、美しい山並みの景観とか、太陽の沈み行く海の写真とか…
絶対に全ての人が感じる、という訳ではないでしょうが、多くの人はそういう写真や実景を美しいと感じると思います。
私も、もちろん美しいと心から感じる一人です。
でも、よく考えてみると、どうしてそういう映像を美しいと感じるのかよく理解できません。
「美しい」と感じる感覚は人間独特の感覚だと思います。
人間以外の動物が景色を見て、美しいと感じることはないのではないでしょうか。(もちろん、実際にどうかは分かりませんが。)
「美しい」という感覚は、人間が文明を持つようになってから獲得した感覚ではないかと推測します。
例えば、魅力的な異性を見て「美しい」と感じることは理解できます。
それは生物的に、魅力的な異性を見て、その対象との子孫を残したいと感じ、
その感覚が脳内で「美しい」という発達した人間の感覚と結び付いて、そう感じるのでしょう。
また、人間の創作した美術品などを「美しい」と感じることも理解できます。
それは人間が「美しい」と感じて作ったものですから、同じ人間がそれを「美しい」と感じることは当然です。
もちろん個人差がありますので、それを美しく思わない人もいるでしょうが、人間の作ったものを「美しい」と思う人がいること自体は不思議ではありません。
しかし、自然は人間が作ったものではありません。
人間が存在しようがしまいが、常にそこにあるものです。
どうして、それに対して人間は「美しい」という感覚を覚えるのでしょうか?
やはり、大自然に対する「生物があるべき本来の場所」という本能的な感覚が作用して、それが発達した美的感覚と結び付いて「美しい」という感覚になるのでしょうか?
例えば、大都市の高層ビル群の夕景にも「美しさ」を感じる人はいると思いますが、そこには何かの感覚的な違いは存在するのでしょうか?
詳しい方がおられましたら、是非お教え頂けましたら幸いです。