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シナイア(ペレシュ城)観光 - ブカレストから電車移動
国境を越えてヴェリコ・タルノヴォからブカレストへとたどり着いたがそこまでで終わりではなく、今回はさらに北上し、シナイアというルーマニアの避暑地まで移動する。
ここにあるペレシュ城が、Theキャッスルという感じですごいと旅中に出会った人におすすめされたし、日帰りでここに向う移動費を考えると意外と安く泊まれる個室ホテルがあったことが理由である。
ブカレストからシナイアへ
ブカレストに到着した後、まずはチケットを発券する。
スリや犯罪で悪名高いブカレスト北駅だが、機能としてはかなり発達しており、ファーストフードを含む飲食店はたくさんあるし、チケット売り場にはたくさんの券売機が並んでいる。
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国内線の主要移動区間は券売機で簡単に検索できるようになっており、クレジットカードも利用できる。
チケットを購入した後も一応警戒は続け、今までヨーロッパではポケットに携帯電話を入れていたが、ここではボディバッグ内側のチャックにしっかりとしまい込み電車を待つ。
確かに人の数は多いし、なんだか背負ってたリュックサックがいきなり重くなることがある気がする。気のせいかも知れない。
私が乗る電車は、最終的にはハンガリーのブカレストまで到達する電車らしい。ルーマニア内には、ブカレスト発でブダペストやウイーンまで行く電車が頻繁に走っているようだ。
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何はともあれ、電車に乗り込むが、かなりの混雑で自分の席がわからない。てゆうか座席指定であるということを最初知らなかった。
出発するときには混みすぎて、大きな荷物を背負って移動するのは難しそうだったのでとりあえず立っていることにする。
ここに私が変えたいと思っている日本人らしさが出ているなと思う。でっかいスーツケース持ってる人とか普通に頑張って移動してる。
私が65Lのリュックサックで突っかかってうまく避けれないでいると、でっかいスーツケースをもった女性が「通してください」とか言ってくる。
こちらは最大限やっている。
後にチケットの検札に来た人が私の席を教えてくれ(眼の前にあった。すでに人が座っていたが、次の駅で降りるからそれまで座らせろとのこと。)、半分くらいの時間は座ることができた。
電車はやがてシナイアに到着した。シーズンオフの避暑地に電車で20時に降り立った人は5人程度だった。
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ホテルへチェックイン
シナイアではゲストハウスが見当たらなかったので、この旅初めてのホテル「Hotel Rina Cerbul」を予約しておいた。
といっても、ブラショフまで行って日帰りでシナイアまで行くことを考慮すると、1,000円程度しか変わらないといったホテルだ。
そのホテルに入ろうとすると、扉の前に張り紙がある。
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反射して見にくいが、道路を挟んだとこにあるシナイアホテルの受付に行ってくれとのこと。
シーズンオフだから提携ホテルに全て任せてるのかなと思い、そちらのホテルに向かい「Hotel Rinaの予約してるんだけど、こっちに来いって書いてあったから来たよ」とフロントで言うと、問題なくチェックイン。
Google Map情報で2つ星ホテルから、4つ星ホテルへとアップグレードされた。
これが、
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これになった。
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実際部屋のグレードがどこまで変わったのかは分からないが、久々のちゃんとした部屋でのプライベート空間はありがたい。
スーパーでビールを買ってきて、久しぶりに音を出して動画を見ながら一人乾杯をするのであった。
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シナイア観光
正直ここに来た理由はペレシュ城を見学するためである。
ペレシュ城
ペレシュ城はルーマニアで最も壮麗な城と言われており、初代ルーマニア国王カロル1世がシナイアの土地に建設したドイツ風の城である。
めっちゃ金使ったらしく、国民の反発もあったのだとか。まぁ、使い道がはっきりしてるから日本の政治家より良いかもな。
ペレシュ城に向うまでに、ゆるやかな登り坂を登っていく必要がある。ここがなんだか明治神宮前の道っぽいなと感じた。
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道脇には、お土産物屋が出店を出している。
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とうもろこしも焼いている。雪も降っていて、ほぼ札幌じゃんと思った私。
いや、札幌は雪降ってる時大通公園でとうきび焼かないか…
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そして見えてくるペレシュ城。外装は豪華絢爛である。
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犬も凛々しい
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写真を撮り忘れたが、入場料は1階部分であれば50 lei。さらに違う階にも入ろうとすれば100 leiになるらしい。
また、過去の記事を見ていると写真撮影にお金がかかるという情報があったが、2023年12月時点でアマチュアの人は撮影OKらしい。プロフェッショナルの人が撮影するにはかなり追加のお金がかかるらしかった。
さて、中に入ろうと思うが、丁度時間が悪かったのか入場までに長蛇の列ができてしまっていた。
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まぁ仕方がないと思い並び始める。
20分くらい並んだときだろうか、列の左側にもう一つの列がある。よく見るとチケットオフィスと書いてある。
そう、チケット購入と入場の列は別だったらしい…
私の前に並んでいた一人旅男性も同じミスを犯していた。私の少し後ろに並んでいた複数人旅行客も同じミスを犯していた。
しかし、どうやら少し後ろに並んでいた複数人は、チケットを購入する人とそのまま入場列に並び続ける人で分かれるらしい。
すでにチケット購入列に移っていた私は「しめた」と思い、「同じミスしててチケット列に並び直してるんだけど、後でそっち入れてくれない?」と声をかけると快く承諾。
こうして私は並んだ時間を無駄にすることなく入場することができた。
どこの誰かは存じ上げないがありがとうございます…
中はとりあえず豪華・豪華で、お城感が本当に強い豪華絢爛さであった。
写真撮影ができるようになっていて良かった。
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入った瞬間から豪華さがわかる
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中世の城イメージどおりの鎧
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武器コレクション。少年心が揺さぶられる
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これはちょっとおもしろい
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この本棚の後ろには隠し通路があるらしい
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一つだけ4段本棚あるし、しっかりと動きそうな溝もあるからわかりやすくはある
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キャビネット?も豪華
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気使って食事が美味しくなくなりそう
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フットサルとかならできそうだな
あとがき
個室でゆったりと休むこともできたし、城自体には満足したしで、シナイア一泊コースにして良かったと思う。
とりあえず、ルーマニアに入ってから雪景色で、気候としては本当に北海道と同じような感じである。