千の窓を持つ町ベラト - ティラナから移動
千の窓を持つ町との異名を持つ町ベラト。
斜面に階段状に建物が作られており、重なり合わないように窓の壮大さからこのような異名になっているようだ。
ティラナを後にして、この世界遺産にも登録されている町ベラトを訪ねた。
バスでベラトへ
ティラナ市街地からSouth and North Albania Bus Terminalへ
まずはバスターミナルまで行かなければならない。
今回はアルバニア国内移動なので、South and North Albania Bus Terminalへ。
事前情報によると、L7のバスがそこバス停に行くらしい。アルバニアのバス乗り換え情報が分かるアプリとして紹介されていた「Moovit」でもそのように出ているので間違いないだろう。
Moovitに出てきたL7バスが停車するバス停まで徒歩で行き、L7バスを待つ。
バス停に着いてすぐにL7バスが来るのが見え、
「丁度良いタイミング!」
と思っていたのだが、そのバスは過ぎ去っていった。
アプリにも書いてあったのにおかしい。
車は少し混んでいたので、そのままL7バスを尾行する。
追いつくことはできなかったが、一旦停車していたように見えたので、その停車していたバス停で待とうと思っていたら、アルバニア人男性に「助けいるかい?」と声をかけられた。
バスターミナルに行きたいと告げ、地図アプリで場所を示すと、
「ここのバス乗るよりも、あっちのバス停(最初待っていたところ)で白いバスが来たら”バスターミナル”って言って連れてってもらった方が良いよ」
と助言を頂いた。ということで、来た道を引き返し、次に現れたL8バスのチケット係にバスターミナルに行くか確認。
「このバスは行かないけど、そっちのL5バスが行くはず」
と教えてくれ、同時に停車していたL5バスに確認すると「Come in」とのこと。乗り込み、料金50レクを支払ってしばらくするとバスターミナルへと到着した。
前情報でもアプリでも出てこなかったL5バスを使って到着しました。
調べる時間よりも聞いたほうが早いのがアルバニア。でも聞いても現地人もどのバスがどうなのかわかっていなさそう。
混沌としている。
とりあえず、以下のバス停からL5バスに乗れば、South and North Albania Bus Terminalへ行くことができた。
バスターミナルからベラトへ
バスターミナルに到着すると、多くのミニバスが並んでおり、フロントガラスには行き先が書かれている。
そこからBeratを見つけ出し、乗りたいアピールをしてその場で待っていたらやがてその車とは別のミニバスがやってきてベラトまで運んでくれた。
運転手が大声で行き先を叫んでいるので、目的地がどこであっても見つけるのは簡単だと思う。叫んでる人に聞いたら教えてくれるし。
行き先決まっているのに、自分が客引きしているところに行かせようとする運転手はアルバニアにはいないと思うので、サクッと聞いてしまいましょう。
料金は到着時に支払う形で、500レクでした。
一応、ターミナルにあった2023年11月時点の時刻表を掲載。ベラト行きの記載が無いがバス自体はあったのであてにはならない。
ベラト観光
千の窓を持つ街並み
基本的にベラトは千の窓を持つその街並みを外から見つつ、細く迷路のようになった急な路地を散策するのが楽しみ方だと感じた。
連日の散策が祟って私の足は散策開始前から棒のようであったので、路地をあまり散策することはできなかった。
少し東に行けば地元民の日常が広がる。
また、バルカン半島のどこにも言えることだが、猫が沢山生息している。(野良犬もたくさん生息している)
野良犬は怖いが、なぜか野良猫は怖くない。そしてこいつらはかなり人懐っこい。
彼らと遊んでいたら、かなり時間が経っていた。
ベラト城登頂
観光地にありがちな、高いところから下々の民を見下ろす遊びイベントがここベラトでもすることができる。
街並みの背後にそびえるベラト城には、急な坂道を登っていくとたどり着くことができ、ベラト市内を一望できる。
また、ベラト城内にも数多くの建物が存在する。山頂にも見どころはたくさんあるらしい。
その時は雨が降っていたので、散策は程々にし、山頂からの景色を眺める程度にした。
食事
この日でアルバニアは最後にするつもりだったため(結局そうはならなかった)、アルバニアっぽいものを食べようと思いレストランを訪れた。
場所はGoogle Mapで評判の良かったこの店。「Eni Traditional Food Berat」
お金も余っていたので(結局次の日以降もアルバニアに滞在することにしたから逆に足りなくなったけど)、豪華に2つも頼んでしまった。
1つ目はフェルゲス。カッテージチーズと刻み野菜を焼いたようなやつ。
旨い。パンと一緒に食うと旨い。濃厚なチーズの旨味がする。
2つ目はアルバニアンムサカ。ギリシャ料理のイメージが強いけど、アルバニアでも郷土料理。
昔アテネでムサカ食べたことあるけど、その100倍旨い。そしてでかい。
2品食べたらお腹いっぱいになった。
2つで1,000レク(1,600円くらい)と結構したけど、まぁお金余っているしいいやって感じで最後の贅沢になった(最後じゃなかったけど)。
あとがき
ベラトは体力があればもっと小道を散策したら面白かったかもしれない。
ホステルの同室の人が洞窟行ったりしたと行ってたので、周囲には自然系のいろんなアクティビティがまだあるのかも。
もともとはここから北マケドニアのオフリドに向かおうかと思ってたけど、急遽考えを変えてギリシャのメテオラに向うことにしたことは次の記事に(中継地点としてジロカステルに向かいます)。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?