タージ・マハルのアグラ - ジャイプールからバス移動
ジャイプールを後にして、次の目的地であるアグラへと向かう。
ここは多くの人にとってインドのハイライトになるであろう、タージ・マハルがある街だ。逆にタージ・マハル以外は特に何もないということらしいけれど。
インドに来たからにはタージ・マハルは見ておかなくてはならない。
ジャイプールからバスで移動
ジャイプールからアグラへはバスで移動することにした。
ちょうど宿の目の前のバス運行会社支店からバスが出るようだったし、料金も電車よりも安いときた。
例によって予約はオンライン。
昔に比べて旅が楽になって寂しいと言う人もいるが、便利になるのはありがたいしこれが時代なのだと思う。使えるテクノロジーは積極的に使っていく。
バスは時刻通りに出発した。荷物の料金もかからなかったので良かった。
途中でランチ休憩を挟んでバスは一直線でアグラに。
ここで昼飯代わりにポテトチップス、それもかなり大きめの容量のを、食べたのが良くなかったかもしれない。その後胃の調子が悪くなってきた。ていうかバスに乗っている時に少し吐き気がしていた。
あまり質の良いバスではなくて小刻みに揺れていたのも原因だとは思う。。。
何はともあれバスはアグラのよくわからない場所で停車した。ここが終点のようだ。
どのように宿に行こうかと考えながら、Uberで値段相場を確認する。100ルピーと少しでオートリキシャを呼べるようだ。
そんなことを考えていると、続々と現れる待ち伏せしていたであろうリキシャドライバー達。
あるドライバーの最初の言い値は300ルピー。高すぎる。
何人かに声をかけられたが、なかなか下がらない。そこで、「100ルピーで行ってくれないならUber呼ぶから」って言ったら、100ルピーで了承してくれる人が現れた。
途中で乗り合いになったり、運転中に「遠すぎるわ」とか文句言ってたけど、追加請求もされることなく100ルピーで宿まで言ってくれた。ありがたい。
日本人と夕食
宿にチェックインすると、オーナーがちょうど日本人も泊まっているよと教えてくれる。
その日の夜に彼と食事をすることになった。お腹の調子が優れなさすぎるのでノーカレーでとお願いしておいた。
彼は2歳年下で登山が趣味、色々とあったが3月から新たな会社に就職するとのことで、隙間帰還で南・東南アジアを旅行しているという。
そして彼の趣味は登山。私も昔から登山をやってみたいなぁという気持ちがあったのだが、どうも踏み切れずにいた。旅と登山は親和性が高いし、色々と落ち着いたら登山しようと心に決めた。
彼がこれからどのように人生を過ごしていくか興味があるし、私も所謂一般的な人と比べるとだいぶ数奇な人生になってきたという自覚がある。ぜひぜひまた会って語り合いたいものだ。
とりあえず彼のYouTubeチャンネルは確認しておこう。
タージマハルへ
翌日、彼はデリーへと向かう。私はタージマハルへと向かう。
外国人は入場料が1,100ルピー。現地人が50ルピー程だったかな。インドはどこもそうである。
さすがの私もこの入場料を出し渋ることはしない。たけぇなと思いつつしっかりと支払う。
荷物検査等を終えてタージ・マハル場内へ。
門をくぐると美しい白い墓が見えてくる。
そう、これは墓なのだ。その当時の女王が死ぬ際に、「後の世に継がれる立派な墓を作ってね」と王様に言ったため、嫁さん大好き王様の号令によりこんな墓が作られたのだとかなんとか。
愛怖いわ。。。 そんな奥さんも裏で何思ってたかわからんで。。。
建設の裏話というか逸話はいくつかあるらしい。タージ・マハルの設計主任がその死んだ女王がホントは好きで、建設後にそれがバレて王様に腕切り落とされたとか。
この日はタージ・マハルを見る以外にやることがなかったので、場内にあるベンチでぼーっとタージマハルをながめながら時間を潰す。
建物としては確かに美しいのだろう。愛があるし。でも、見たときの感動度で言えば、デリーのAkshardhamのほうがすごいと感じたような気もする。。。あっち無料だし。。。
旅中知り合ったインド人に、タージマハルの中に入る必要はないと言われたので今回は中に入っていないのだが、別の人からは早朝の人が少ない時に中に入るとすべての音が反響してきて良い雰囲気だったという感想も聞いた。感動するには金のかけ方が足りなかったのかな。。。
あとがき
アグラはタージ・マハルを見るのみで終わったが、お腹の調子も良くなかったし良いステイだったのではないかと思う。
一生のうちに見に行きたいけどインドだからハードルが高いという声も聞くタージマハルにこのタイミングで行けたことは、まぁ良かったのであろう。
大気汚染などの影響で、タージマハルの保存状態も悪くなってきているようだ。白い大理石が黄ばんできているとか。
いまあるものがいつまであるかわからない。いまできることは今やっておくことは重要。ただし、全部やりきっちゃうと生きる目的無くなっちゃいそうだから、適度にやりたいことを残しておかないとなぁとも思う。
何をしたくて今後の人生を生きていくのか、もう少し考える時間が必要みたいだ。
そういう意味では、インドの人たちは毎日を生きているなぁと思う。自分だったら旅行客をだまして大金もらったら後から罪悪感に悩むと思う。でも彼らには日常。その日得た金で次の日も生きる。チャイをのみながら談笑するのが楽しい。そしてまた次の日を生きる。
全員がそうではないけど、凝り固まった考え方を柔軟にして、学ぶことは多い気がする。
インド旅行備忘動画は以下
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