アスリート思考でキャリアを考える
会社に仕える終身雇用の時代は終わりました。
今後は、欧米式のジョブ型雇用が日本でも増えてくることは間違いない事実です。
会社に依存する人ほど、切り捨てられ、転職に困る。いつ会社を辞めてもいいという人ほど重宝される。これは、真理ではないでしょうか。
そこで、これからの時代のキャリア形成において必要な思考を紹介したいと思います。
皆さんもアスリート思考を取り入れてみてはいかがでしょうか。
アスリート思考とは
ところで、アスリートの雇用形態を知っていますか。
プロ野球やサッカー選手などのスポーツ選手は基本的には個人事業主としてクラブから年俸をもらっています。
一般的な会社員と違い、雇用されて月額でお給料をもらうのではなく、自分の能力や貢献具合に対しての対価をもらう形です。
例えば、Aクラブでは年俸800万だったけど、Bクラブだと1200万貰えるなんてこともよくある話です。
アスリートにとって自分の能力を高く評価してくれるクラブに所属することは自分の市場価値を最大化させるために必須の考え方です。
そして、これがまさにキャリアにおけるアスリート思考の核の部分
仕事において自分が価値提供できることが何かを意識しながら、それを最大限に評価してくれるフィールドを探していくことがキャリアにおけるアスリート思考です。
市場価値を意識して働く
では、このアスリート思考も持つためにはどうすればいいのかについてお伝えします。
それは、市場価値を意識して働くことです。
どういうことかというと、アスリートは自分のセールスポイントを強く意識していますよね。
例えば、野球選手なら「自分バッティングが得意だ」とか「急速に自信がある」などと自分の得意なポイントを理解しています。
これと同じように仕事においても自分の得意な領域を持つ必要があります。
しかし、これはそこの会社の中でしか通用しないようなスキルではあまり意味がありません。
「この機械の操作めちゃくちゃ速くて正確」ではその機械がある場所限定の価値になってしまします。
もう少し範囲を広げて、「営業スキルに自信がある」とか「プレゼンなら負けない」とか汎用性のあるスキルのイメージです。
仕事を選ぶようになる
私はアスリート思考を始めてから、普段の仕事に対する考え方が変わりました。
これまでは、仕事すべてに全力で取り組んでいましたが、仕事を選択するようになりました。
自分の市場価値が上がりそうな仕事に対しては120%で取り組み、そうではない単調な仕事には70~80%で取り組むといった感じです。
これは決して、そうでない仕事をさぼるではなく、クオリティーの最低ラインは確保しつつ、自分にとって成長する仕事に最大限のリソースを割くということです。
こうすることで時間を切り売りして働く感覚が激減したように思います。
「この仕事何のためにやっているんだろう。」ってこと意外と多くありませんか。
このような仕事に自分の命の時間をかけるのはもったいないと感じます。
これからの働き方
個人が会社にすべてを委ねる時代は終わりました。
個人と会社はある程度、対等であるべきだと思います。
自分をアスリートだと考え、その時一番自分を評価してくれる場所で活躍する考え方が今後は必要になってくるのではないでしょうか。
関連記事 個人ベースのキャリア思考についての記事です。
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記事を読んでくださりありがとうございました。