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みんな違ってみんないい、を子どもに伝えるってすごく難しい、から諦めた

5歳になった息子はここ最近、メキメキと成長している、と思う。
肉体的にももちろんなんだけど、精神的な成長が著しい。

友達との遊び方や言葉選び、今まで気付かなかった感情の存在にもどうやらうっすら気付いてきているようで
益々子育てって面白いなーと思うと同時に難しいなーと感じる日々。

5歳くらいになると、子ども同士の好みもよりハッキリ出てくるから
遊び方の違いが前より顕著になってきて
今までは“一緒に遊ぶのが楽しい“だったけど
“自分の好きなことをして遊びたい“に変わってきているようにも感じる。
友達同士で“自分の好き“を主張し合いバチバチ緊迫状態になることも出てきた。

2歳の頃から仲良くしている友達とも
最近は遊び方や考え方がそれぞれ微妙に変わってきていてうまく遊べないことも度々あって
息子は悩んで私に相談してきた。

5歳で悩むのか・・・・そうか・・・
えーーー・・・そうだよね・・・

と成長にびっくり驚き。
でもそうだよね。
色んなこと分かってきてるんだもん。

遊びたい遊びたいと距離感が近くなれば
意味なくなんとなく鬱陶しい、という感情も湧きあがったり

自分はこうしたいのになんで合わせてくれないんだ、前はいつもいいよ、って言ってくれたのに

とか。

わかるわかる。わかるよーーーーー。
難しいよねーーーーー。


程よい距離感大事!“みんな違ってみんないい“、だから!!!!!
そこらへん気をつけてこ!!誰も悪くないと私は思う!

オッケー!!!!!わかった!!!!!


となるはずもなく。

難しすぎるんだけど
何かを教えたところでそれは私の考えなだけだし
息子と私は違うし、
こればっかりは自分自身で経験してたどり着くしかないのかな。

今まで居心地の良かった人がそうでなくなることもある。
その逆も然り。
自分の楽しいこと、好きなことが他の人はそうではないことに気づく日が来る。
その逆も然り。
自分は相手のことが好きなのに相手は自分のことが好きではないこともある。
その逆も然り。

これから更にいろんな人と出会っていろんな経験をして違いを学んでいくんだなぁ。

そう思うと今が真っ新すぎて尊すぎる。
思わず拝みたくなってしまうわ。

とてもとてもとても難しいけど
とてもとてもとても面白い。

母親の私は何をしてあげられるだろう、とちょっと考えてみたけど

いろんな経験をしたのちに、彼自身がそれらをどう受け入れるのか
経験からどんなものを得るのか、感じるのか
それは彼の自由だから

どんなことを思うのか、どんなことに気づくのか
楽しみながら面白がりながら
ただただ見守っていけたらいいな、と思う。


悩んでいる息子を見ていると
心が苦しくならなくもないんだけど、

経験しないと気付けないことがたっっっくさんあるから。

大いにいろんな怒って泣いて悩んで考えて
でも進んで笑って喜んで

人生を満喫してほしいな、と思う。

あー、

みんな違ってみんないい、って教えられるものじゃないのかな。

言われても分からなかったよな、私も。
いろんな人に出会って、いろんな考えがあることを見て感じて知って、
心から、“本当にそうだな、そう思って私は生きていきたいな“と腹落ちしたんだよな。

うん、もしかしたらそうかも。
誰かに教えてもらうものじゃなくて、気づくものかも。

でも
教えるものじゃないのかもしれないけど
“みんな違ってみんないい“っていうのは
自分も含まれているんだよ、ってことはちょっと伝えられるかな。


みんな違っていい。だからあなたもあなたのままでいい。
うまくできなくても、悩んでてもいい。
元気じゃない日もあっていい。
友達と喧嘩してもいい。

うん、それは日常で伝えていってみようかな。

難しいなーーーー
面白いなーーーーー


ゆっくりと、でも確実に成長していっている息子を見ながら
そんなことを思ったのでした。

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