見出し画像

どんな社会人になりたいですか?

GWをとても有意義に、ただただ楽しく過ごして、精神的にリフレッシュした今だからこそ、迫り来る将来について久しぶりに真面目に考えてみる。

「どんな社会人になりたいですか?」
この問いは就活の面接ではもちろん、将来選択の岐路を迎えている大学4年生の僕にとって、厄介な問いだ。なぜなら、この問いは、重要な問いであるにも関わらず、正解がなく、正解に見えるような回答も答え合わせができるのは10年後の自分、もしかしたら死ぬ直前の自分であるからだろう。
だからこのnoteは、あくまで今の等身大の僕が出す仮の考えで、僕も正解だと思っていないということを前提にする。

「いい父親になる」

これを就活の面接での回答すると人事の表情が変わって、「何だこいつ?」って感じで見られることが多い。
でも、これが今の自分の最も納得できる理想の社会人像。
正直、「世界を変えるリーダーになる」とか「社会の最前線を走り続ける人になる」みたいな、かっこいいことを言いたかった。でも僕の本質は、思ったより向上心が強いわけではなくて、強烈な挑戦心だらけでもなく、めちゃくちゃ普通の幸せを望んでいた。

いい父親とは。

僕が思う「いい父親」を2つの観点からまとめる。一つ目は、「①家族」という観点、二つ目は「②仕事」という観点。

①家族
これは割とシンプルで、家族を支えるために仕事をしていて、子供の成長を奥さんと一緒に喜ぶことができる、子供からも奥さんからも尊敬されている、そんな父親。土日は子供がやってるスポーツの試合を見に行ったり、家族で買い物に行ったり、たまには少しお高いお店でご飯を食べれる、そんな生活を送ることができる父親になりたい。
つまり僕は、家族のために、家族から尊敬されるような父親でいるために、仕事をする、ということが社会人になる上で、自分の根本の大切にしたい価値観だということだ。

②仕事
では、仕事という観点でいい父親とはどんな父親なのだろう。僕は「多くの人にとって、掛け替えのない存在となっている父親」なのだと思う。
これは教師である父親の影響を色濃く受けている。僕が小さかった頃父親が夜遅くに家を出て行くことがあった。僕は子供ながらになぜだろうと思い、聞いた。理由は、生徒が家出をして発見したが、帰ろうとせず、僕の父親とならば話をすると言ったからだそうだ。このとき自分はそれだけ替えがきかず、必要とされているのってすげーなって思った。
そして、僕もこれまで僕にしかできないことを周りから求められて、達成して、周りの人が喜んでくれた時が、一番嬉しかった。
だから、僕も仕事をする中で、お客さんや同僚にとって、掛け替えのない存在であり続けたいし、より多くの人にとって、そういう存在になっていけたら嬉しいし、そんな父親だったら、家族から尊敬されて、誇りとされる父親であれると思っている。

将来について

こんな理想の社会人像を仮で持っている上で、やっぱ将来を選択するのって難しいなーって思う。「多くの人にとって、掛け替えのない存在」にはゴールがないから、より高次に、より多くの人ということを考えると、自分自身はありえないくらい圧倒的に成長しなきゃいけない。でも、それを求めすぎると家族を本当に大切にできているのか?という根本で大切にしたい思いを、自分が諦めなきゃいけなくなるのかもとも思ってしまう。だからやっぱ「どんな社会人になりたいですか?」って問いは、回答する以上に実践することが半端なく難しいし、とてもチャレンジングなことなんだと思う。
でも、今は楽観的に、希望的観測モリモリで、自分の理想像を叶えられる選択肢を選び抜いていきたい。

いいなと思ったら応援しよう!