僕の「チーム」の話
今現在、僕は大学生活で初めて何もしていない。正確には、共通の目的を持ったチームに所属して活動していない。代わりに今は読みたかったけど読めてなかった本をたくさん読んでいる。そして「今いる仲間でうまくいく チームの話」という本を読んだ。目的は、今まで所属してきた数多くのチームを振り返り、どうしたらもっと成功したのかを整理したかったからだ。
今回は、知識・これまでを整理した上で、僕のチームにおけるリーダーシップ、僕がチーム活動の中でこれから大切にしたいことを書いていく。
チームが成長するとは?
(上記画像は、前述の本をもとに自作したものです。)
僕はチームで活動してる時は常に、より良いチームになりたいと考えている。でもより良いチームってなんだろうってなることが多い。そんな時、上記のチームの発達段階で考えると、自分たちのチームがどの地点にいて、どうなってたら最高のチームになれるのか見えてくることがある。
チームの発達段階(タックマンモデル)とは、ここでは詳細は省くが、チームがチームとして成長する過程には段階があり、各ステージでは一般的に共通した状態が生まれやすいという、チームや組織を客観的に分析するフレームワークである。著者曰く、世の中の組織の7割くらいは「形成期」のまま、「試行錯誤期」の状態に発達できるのは約2割、「規範期・達成期」の組織は1割程度。
実際僕自身、大学生になってからの三年間で20以上のチームに所属してきたが、達成期に辿り着けたと自信を持って言えるのは、1チームのみだ。その1チームも僕がこのタックマンモデルに出会って、勉強したことを何度も試行錯誤してる中で、1度だけできただけで、ほとんどが形成期で失敗している。
ここからは、なぜ「チーム」を作ることができたのか、またできないのかを整理するために、僕のチームにおけるリーダーシップスタイルについてまとめていく。
僕のリーダーシップスタイル
前述の本曰く、僕のリーダーシップスタイルは「マエストロ型」というスタイルらしい。僕は大体こういうフレームワークにあまり納得することはないが、今回は個人的に納得度が高く、失敗する場面が特に納得度が高かった。
マエストロ型は、成果志向型で、周囲のメンバーを押すタイプ。自分で目標を設定し、それに向かって着実に進んでいくスタイル。自分の中に「絶対」を持っているが、それを他人に押し付けることはしない。ブレない姿勢と努力によって成果を出すことで、信頼を勝ち取ったり、周囲が自然と力を貸したくなるようなリードができるとのこと。
僕がよく失敗するパターン
形成期:「1人きりで黙々と始める。」
物事を成果に向かって効率よく進めたいがために、自分の思いついたことを自分のペースで黙々と始めてしまう。例えば、ビジコンならば、まずは「アイデアを出す→そのためにアイデアを出す手段を出し切る→アイデア出しの手段をみんなが知らないところでインプットしている」ということがしばしば。みんなで和気藹々と雑談するような時間も、成果に対して無駄とまでは言わないが、必要だと考えることができない。(最近では雑談の重要性を改めて認識し、少しずつ改善は見られるが。)
これらによって、形成期では、1人で突っ走ってしまい、あいつがなんとかしてくれるだろうと思われやすく、余計に自分1人で頑張ってしまいがち。結果、チームに心理的安全性は生まれず、形成期すら抜け出せないということが起こる。(ぶっちゃけ過去ほとんどここで失敗)
試行錯誤期:「混乱・対立を論理で鎮圧」
混乱や対立の時間って、成果に対して非効率な時間じゃね?と考えてしまいがちで、その混乱や対立を自分の頭の中にある論理を並べまくることで、混乱や対立が起こっていた、本質的な要因を置いてきぼりにしたまま、プロジェクトを進めてしまう。しかも厄介なのが、並べまくられた論理が、一般的にあながち否定しきれないため、周りはモヤモヤしてるのになんかどうしようもないなとなってしまい、僕もその周りの状態を察してはいるけどどうすればいいんだろうと困惑してしまうことがよくある。
ここまでのことから、マエストロ型の僕は、一見最初から自律していて、成果に対して精力的に行動しているため、メンバーとしていいやつそうに見えるが、実態は「チームの状態」をより良い状態、すなわちタックマンモデルにおける次の段階へ進めるのは、現状めちゃくちゃ下手くそなんだということがわかった。
でも、過去1度、規範期・達成期にたどり着いた経験もある。これはもちろんチームメンバーが、僕のことを理解してくれていて、ありえないくらい優しく、優れていたからだということもあるが、自分の行動の中にも辿り着けた要因がありそうだ。だから、その要因にも触れつつ、僕が今後チーム活動の中で大切にしていくことを挙げていく。
僕が今後チーム活動の中で大切にしていくこと
チーム活動の中で大切にしなければならないことは、もちろんたくさんあるが、その中でも、今の自分が大切にしていくこと、大切だと意識すべきことを、タックマンモデルの段階ごとにまとめていく。
形成期:「1人ではなく、2人から始める。」
僕が形成期を抜けられる時は、経験上、これができている時だ。これはどういうことかというと、自分の今頭の中にあることを、チームみんなに伝達したり、全体を巻き込むのが上手い人に、個人的にLINEや電話などの時間を作ってもらい、伝えることで、自分の苦手な部分を補ってもらい、得意を引き出してもらうということだ。僕が頼った相手にとっては、突然考えてることを大量に聞くハメになり、挙句全力で助けを求められるということになるので非常に申し訳ないが。
試行錯誤期:「対話を増やす。=聞く量を増やす。」
試行錯誤期を抜けられた経験は少ないが、絶対にこれを意識する。対話と言われると僕は、結局自分の頭の中を広げすぎてしまいがちなので、相手の考えを理解するために、もはや自分は話さず一生聞くくらいの気持ちで、聞く量を増やす。まだこういう場をどうやったら作れるのかを知りきれていないので、本を読むことと実践を通して1年後までになんとなくでも掴む。
規範期・達成期:「解散をする。」
ここに至ることはほんとに滅多に少ないので、意識できる状態までチームが成長していたら最高だが、この状態に至れたら、チームを解散することを意識する。一見、規範期・達成期に到達したチームなら、他のプロジェクトをしてもうまくいくと思いがちだ。しかし、プロジェクトが変われば、一人一人の目的はもちろん、チームとしての目的(Why)も大きく変わる。だから、同じメンバーで別の活動をするとしても、メンバーの中に過去成功体験を持つメンバーがいたとしても、形成期からやり直すために、解散することを意識する。実際に、僕は規範期に辿り着いていたであろうチームで、全く違うプロジェクトを行った時、2回目のプロジェクトは全くうまくいかなかった。それは解散することができておらず、チームの目的意識が全く揃っていなかったからだった。ここまでたどり着けたら嬉しいが、だからこそ解散することを意識的にしていく。
最後に
ここまで軽く書くつもりが、長くなりすぎました。。
ただ、チームという観点で、自分はもちろん過去のチームを振り返ることで、これからチームで活動するときに今よりはうまくチームを作れると感じている。
今はまだ、チームで活動したいというよりも、自分の時間を過ごすことをしていたいが、必ず数ヶ月以内にはチームで活動し始めてると思うので、その時はこれを読み直して、最高のチームを更新していきたい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?