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東京大学大学院の口頭試験

こんにちは。たいです。
今回は、大学院試において行う口頭試験の対策方法を記述していきます。特に私は、東京大学院の新領域創成科学研究科、複雑理工学専攻の受験をして合格しているので、複雑理工学専攻の口頭試験の内容に即して記述します。しかし、一般的な口頭試験の内容も含めるので、読んでもらえると嬉しいです。

面接試験でよく質問される内容

  1. 自己紹介:

    • 簡単な自己紹介を求められることが多く、特に学歴、研究経験、自己の強みや興味分野などが重要視されます。

    • アドバイス: 自己紹介のあとのアイスブレイクとして、筆記試験の出来がどうだったかを聞かれることがあります。そのため、自分の中でどこができて、どこができていなかったのか確認しましよう。そこで、再度解き直した等を言えれば、教授にとってあなたの心象が良くなると思います。

  2. 志望動機:

    • なぜその大学院や特定の研究科を志望しているのかを質問されます。具体的な研究テーマや希望する指導教員について言及することが推奨されます。

    • アドバイス: 志望する研究室が複数個ある場合、全ての研究室の教授から質問があることを想定してください。そのため、各研究室の研究内容を調べて、それらの研究室で実現できる志望動機を作成・準備してください。

  3. 研究計画:

    • 提出した研究計画書をもとに、計画内容の説明とその妥当性や現実性、目的などを問われます。

    • 面接官からの質問に対して、明確で論理的な回答が求められます。

  4. 専門知識:

    • 専門分野に関する質問や、学部時代に行った研究についての質問が含まれます。

    • 学部での成績や論文、活動実績について詳しく聞かれることもあります。

  5. 将来の目標:

    • 修士課程修了後の進路や、長期的なキャリアプランについての質問があります。博士課程への進学や産業界への就職など、具体的な目標を持っているかを確認されます。

    • アドバイス: おそらく教授陣は、博士課程に進む人材を欲しています。そのため、博士課程に進学する予定がない人は、現時点では決まっていないと言えば良いと思います。しかし、自身の研究計画書を発展させて、このような面において博士課程では研究を深めたいと言うことで、博士課程の将来も考えていることを教授陣に印象付けれます。

面接に備えるポイント

  1. 研究計画の準備:

    • 提出した研究計画書を再確認し、どのような質問が来ても答えられるように準備します。

    • 過去の研究内容や関連分野の最新の研究についても知識を深めておくと良いでしょう。

  2. プレゼンテーション:

    • 場合によっては研究計画のプレゼンテーションを行うこともあるため、スライドや資料を準備して練習しておくと役立ちます。

    • アドバイス: 複雑理工学専攻では、スラウドの準備は必要ありませんが、他大学院では必要な場合があります。そのため、スライドを準備して自分の知識を深めることは有効な手段になると思います。プレゼンテーションや面接の時間はあらかじめ指定されると思うので、時間も意識すると良いと思います(複雑理工学専攻は面接時間1人6分)。

  3. 自己アピール:

    • 自分の強みや経験を簡潔に伝える練習をしておくと、自己紹介の際に有効です。

  4. 模擬面接:

    • 模擬面接を通じて予想される質問に答える練習を行い、緊張をほぐすとともに効果的な表現方法を身につけましょう。

    • 自身の研究に知識のない友人や家族に質問をしてもらいましょう。それによって、どこの部分を解像度高く説明する必要があるのか気づけます。

東京大学大学院、新領域創成科学研究科、複雑理工学専攻の場合、書類審査と筆記試験が合格した場合にのみ口頭試験があります。そして、複雑理工学専攻の口頭試験は合格か不合格で判断されるのではなく、100点換算で点数がつけられます。そのため、書類審査と筆記試験の点数が非常に高ければ、ある程度口頭試験の出来が悪くても大丈夫ですが、逆の場合は十分な対策を行わなければいけません。
私の口述試験の場合、志望度の低い研究室の教授から質問をされました。その時に、うまく返答をできなかったので後悔しました。結果としては、志望度の高い研究室に合格したので良かったのですが、そのような後悔を残さないためにも志望する研究室全ての下調べは欠かさず行ってください。
もし質問があれば、Twitterで@sugar_boooyと検索していただければ、進路に関する相談なども承るのでお気軽にどうぞ。

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