幸せの色が見えないのです
私は俗にいう腐女子という者で、今はとあるゲームの二次創作を書いていたりします。コスプレもしているからか、服装、色彩の描写に目を留めてくださる方がありがたいことにいらっしゃいます。
つらい時も花の色は美しく、空や海は美しい。世界には命の色が満ちています。それを表す言葉を考えるのはとても楽しいです。
でも、夫と歩いていく人生の色が、最近見えなくなっています。厳密には想像ができないと言う方が近いかもしれません。
夫がうつと診断されてから7年。症状は好転せず、今年に入ってからは長時間働けないと。でも、子ども達が騒ぐのはストレスになる、手を上げないようにこらえるため、距離を置きたいと。その状態で、できれば私にはフルタイムで働いて欲しいと暗に望むのです。長男が発達障がいで利用している放課後デイサービスがもっと長時間預かってもらえるか、夫が朝晩子ども達をみてくれるならそうします。でも、それはできないと。
一人、家事をしながら、気晴らしに動画を見ている夫の笑い声が聞こえると、それが、夫が生にしがみつくために必要なことだとわかっていても、時々涙が出てきます。
夫を私と子ども達から解放してあげれば、うつは治るんじゃないかと思ってしまうのです。
家族みんなで歩いていく道の、色が思い浮かばない。人生のキャンバスに塗る絵の具が見えてこない。
それでも、光に顔を向けるしか、子ども達の手をつなぐことしかできずにいます。まだ、頑張らなければと言い聞かせながら。
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