[後編] 僕がVisional(ビズリーチ)在籍時に学んだこと ~新規事業編
ども。皆さん、今日も急成長してますか?
前回は、前々職のVISIONAL(旧ビズリーチ)が東証マザーズに上場した事もあり、僕が在籍当時に学んだことを懐かしみながらnoteを書きました。
Voicyでも、創業者である南さんの魅力について触れています。
今日はその後編です。今回は、新規事業の立ち上げについて書いていこうと思います。
新規事業を「立ち上げまくる」カルチャー
VISIONALという会社の特徴は、次々と新しいことを仕掛けていく所です。
僕がこれまで勤務した8社を比較しても、上場前から時価総額が 1,000億円を越える急成長企業の直近3社(ビジョナル、メルカリ、スマートニュース)で比較しても、この会社の「新規事業立ち上げ能力」は抜きん出ていたように思うんですよね。
例えば、メルカリと比較してみましょうか。
メルカリは、新しい事を次々やっているように見えて、手堅い所があって。子会社である初代Souzohは『メルカリ アッテ』(今のジモティーのような対面型取引サービス)を運営していましたが、閉鎖しています。
エンタメ特化型フリマの『メルカリ カウル』は、バーコード出品という斬新な機能で人気でしたが、後にメルカリ本体のアプリに統合されました。
その他、特化型メルカリのようなサービスを運営するスタートアップを買収したりもしましたが、サービスのシナジーというより「経営人材の採用施策」になっていた気がします。
結果、メルカリの新規事業は「US Mercari」と「メルペイ」という2つの超大型事業に集約され、長期的な戦略投資が行われているわけです。
ただ、2021年になり矢継ぎ早に「新生Souzoh」や「Mercoin」など新たな取り組みをはじめているようです。
ビジョナル成長の奇跡
一方で、VISIONAL(ビズリーチ)は、同じ急成長企業でもメルカリとは趣が異なっていて。
僕がVISIONAL(ビズリーチ)在籍期間中に関わった新規事業は上記スライドの中の『スタンバイ』と『HRMOS』ですが、他にもここ数年ですごい数のサービスを立ち上げているのがわかります。
驚く事に、この会社は「機動的に新規事業をガンガン立ち上げるカルチャー」をずっと持ち続けているんですよね。
では、一体何が彼らの「新規事業選定基準」になっているのでしょうか?次にそれを考えてみようと思います。
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