見出し画像

TEAM EXPO 2025は本当に未来社会のデザインになるのか?

はじめに

2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が主催する「TEAM EXPO 2025」プログラムが始まっています。

TEAM EXPO 2025とは

TEAM EXPO 2025とは、大阪・関西万博に向けて、さまざまな人たちがチームを組んで、自分たちが描く未来社会の実現に向けて活動する参加型プログラムです。
このプログラムは、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGsの達成に貢献することを目指しています。
プログラムに参加するには、個人や団体が自由に申し込むことができますが、審査も行われます。
プログラムの参加者は、「TEAM EXPO 2025」ロゴマークやステッカーなどのツールキットを提供されたり、「TEAM EXPO 2025」ウェブサイトやSNSなどで活動内容を紹介されたり、「TEAM EXPO 2025」イベントやセミナーなどに招待されたりします。
また、プログラムの参加者は、2025年に開催される万博に関わる機会があるとされています。

2025年大阪.関西万博のステッカー

しかし、このプログラムは本当に未来社会のデザインになるのでしょうか?以下に、いくつかの疑問点や問題点を挙げてみます。

プログラムの参加者はどのように選ばれるのか?

プログラムの参加者は、個人や団体が自由に申し込むことができます。しかし、申し込みだけではなく、審査も行われます。

審査基準は、「活動内容が万博テーマやSDGsと関連していること」「活動内容が具体的で実現可能であること」「活動内容がオリジナルで革新的であること」「活動内容が多様性や共創性を尊重していること」などです。

しかし、これらの基準はあまりにも曖昧で主観的です。どのようにして客観的に評価するのでしょうか?

また、審査員は誰なのでしょうか?
その資格や公正性はどう保証されるのでしょうか?
審査結果はどこで公開されるのでしょうか?
これらの情報はプログラムの公式サイトでは見つけることができませんでした。

プログラムの参加者はどのような支援を受けるのか?

プログラムの参加者は、「TEAM EXPO 2025」ロゴマークやステッカーなどのツールキットを提供されます。
また、「TEAM EXPO 2025」ウェブサイトやSNSなどで活動内容を紹介されます。
さらに、「TEAM EXPO 2025」イベントやセミナーなどに招待されます。

しかし、これらの支援は十分ではありません。
プログラムの参加者は自分たちで活動費用や資材費用などを工面しなければなりません。
また、活動内容を実施する場所や設備なども自分たちで確保しなければなりません。
さらに、活動内容を報告する方法や頻度なども自分たちで決めなければなりません。

これでは、プログラムの参加者は単に万博の宣伝やPRに利用されるだけではないでしょうか?

万博の主催者は、プログラムの参加者にもっと具体的で実質的な支援をするべきではないでしょうか?

プログラムの参加者はどのように評価されるのか?

プログラムの参加者は、活動内容を報告することで、プログラムの主催者からフィードバックを受けることができます。

しかし、このフィードバックはどのようにして行われるのでしょうか?どのような基準や指標で評価されるのでしょうか?

また、このフィードバックはどのようにして活動内容の改善や発展につながるのでしょうか?さらに、このフィードバックはどこで公開されるのでしょうか?

これらの情報もプログラムの公式サイトでは見つけることができませんでした。

プログラムの参加者はどのように万博に関わるのか?

プログラムの参加者は、2025年に開催される万博に関わる機会があるとされています。

しかし、この機会はどのようなものなのでしょうか?万博会場内や周辺で活動内容を展示や発表することができるのでしょうか?

それとも、万博会場内や周辺で活動内容を実施することができるのでしょうか?

それとも、万博会場内や周辺で活動内容を体験することができるのでしょうか?

それとも、万博会場内や周辺で活動内容を紹介するだけなのでしょうか?また、この機会はどれくらいの期間や頻度で与えられるのでしょうか?
どれくらいの規模や人数で行われるのでしょうか?
どれくらいの費用や手間がかかるのでしょうか?
これらの情報もプログラムの公式サイトでは見つけることができませんでした。

おわりに

以上のように、「TEAM EXPO 2025」プログラムは、多様な人たちがチームを組んで未来社会をデザインするという魅力的なコンセプトを持っていますが、その実態や効果には疑問符がつきます。

プログラムの主催者は、プログラムの参加者に対してもっと透明性や公平性を持って対応するべきです。

また、プログラムの参加者は、自分たちが本当に未来社会をデザインしているという自覚を持って活動するべきです。

そうすれば、「TEAM EXPO 2025」プログラムは本当に未来社会のデザインになる可能性が高まると思います。

類似する記事


いいなと思ったら応援しよう!