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『抽象化』って有能。
素通りしない
初めて 「抽象化」というワードに触れたのは
『メモの魔力』という本を読んだ時だった。
この一文を1年生の夏に読んだとき、
さっぱり意味がわからなかった。
文章が全く頭に入って来なかった。
直感でいいな、と思ったことを素通りせずに、
キャッチして抽象化してみる。
今ならわかるので、簡単に解説する。
例えば、街を歩いていて、
目に留まる広告があったとき。
テレビを見ていて、面白いなと感じたとき。
一瞬、自分の中で生まれた ”いいな” という感覚を無視せずに、一度向き合ってみるといいよ
ということだ。
これを読んでから、少し意識するようになった。
”無意識に向き合ってみる”ことで特に成果が出たのが、僕にとってはInstagram運営だった。
普段何気なくInstagramを触っていて、
「このアカウントいいな!」「この投稿いいな!」と感じることがある。
そのときに一度冷静になって、
「なぜ自分は今そう思ったのか」を考えてみる。
すると、自分がInstagram運営をする際に活かせそうなノウハウが出てくる。
「印象良いストーリー載ってるとフォローしたくなるな」
「プロフィールがぱっと見綺麗だと惹きつけられるな」
こういうことに気づいたときに
とても爽快な気分になる。
転用する
「抽象化」にはもう一つすごい点がある。
それは、一見全く関係のないことでも繋げられるという点だ。
最近気づいた面白い転用を紹介する。
授業で、イギリスの”紅茶ブランディング”の歴史の話があった。
これには三角貿易が関係しているという。
イギリスは2つの三角貿易を掛け持ちしていた。
イギリスは当時繊維業が盛んであったため、
他国に繊維品などを輸出し、他国からあるものを輸入していた。
それが、紅茶と砂糖だったのである。
このような歴史から、イギリスの紅茶文化は発展していった。
僕はこのエピソードをInstagram運営に繋げられることに気づいた。
普通に話すと多分キモがられるので、
あまり口にしないようにしている。笑
今でこそイギリスは「紅茶ブランド」を確立しているが、当初イギリスでは
紅茶も砂糖も生産していなかったのである。
つまりイギリスは、
『他から取り入れたものを組み合わせて、
独自のブランディングを確立させた』
と言うことができるのではないだろうか。
これをInstagramに当てはめる。
普段いいな、と思った投稿デザインなどを
ストックしておいて、いざ作るとなったときに、それらの特徴を組み合わせてみる。
すると、新たなクリエイティブとして作品が出来上がる。
このように、一見関係のない話でも
『抽象化』をすることで意外な分野で
転用することができるのである。
抽象化って、本当に有能。
ぜひ、何気ない気づきがあったとき、
素通りせずに一度立ち止まってみてほしい。