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「羽咋市農業の未来を支えるダイコン洗浄計量自動ライン設置 ― 平昭七記念財団がサポート」

羽咋市は県内で2番目のダイコン生産地であり、地元の農業を支える重要な役割を果たしています。

JAはくい園芸総合集出荷場には、当財団から貸与された2基のダイコン洗浄計量自動ラインが設置されています。

この自動ラインでは、ダイコンはまず洗浄され、続いて計量センサーによって4種類の重量に仕分けすることができます。

分類されるサイズは、向かって右から『2Lサイズ』『Lサイズ』『Mサイズ』そして『3L・Sサイズ』の4種類。

これにより出荷の際の選別が効率的になり、これまで手作業で行っていた洗浄・計量・仕分け作業は、すべてこの自動ラインにより効率的に進められるようになり、作業にかかる負担が大幅に軽減されました。


現在、この機械は10軒の農家が利用しており、この日も3軒の農家から大量のダイコンが運ばれました。

保志場さん

農家の保志場さん
『以前は畑で1本1本手洗いしていましたが、この機械のおかげで作業が全く違います。体が本当に楽になり、新規就農者にとってもやりやすくなりました。本当に助かります』と喜びの声を寄せています。


故平昭七は「農業の時代が再び来る」と予見し、現在農業が最も難しく、利益を生み出しにくい事業であることを理解していましたが、将来に備えて農業に真剣に向き合い、無農薬りんご栽培も成功させました。

このダイコン洗浄計量自動ラインの導入も、未来を見据えた農業への支援の一環です。

平昭七の思いを受け継ぎ、地域農業を支える活動を続けていきます。

      事務局 牛ノ濱