#3 輸出前に成分検査は必要?【加工食品編】台湾で検査する場合の費用感
おはようございます。
大晦日です。
今年は家でゆっくりしたいと思います。
昨年は台北101の年越し花火を見に行きました。
タワーから3分間くらい花火が噴出します。
台北101は地上101階建て、509mの高さです。
2004年に世界一の超高層建築物として竣工。施工は熊谷組が中心。
総工費は約600億元。いまのレートだと3,000億円ですね。
ちなみに現在の世界最高の建築物はドバイの「ブルジュ・ハリファ」
高さは828m。206階建ですって!
さて、前回は加工食品を輸出する際には規格書を整えましょうとお伝えしました。
規格書の原材料一覧を見れば、台湾に輸入できる商品かどうか判断可能です。
加えて、台湾で加工食品を販売する際に、台湾の規制に沿った中国語ラベルの作成、栄養成分標示が必要となりますので解説していきます。
1 台湾の栄養成分標示って?
中国語ラベルは商品名や製造者、輸入者などを中国語で標示するほか、日本同様、栄養成分標示が必要です。(これが一番面倒)
下記は台湾で販売されている、とある食品の栄養成分標示です。
台湾の栄養成分標示は、日本より項目が多いです。
日本:5大栄養素に対し、台湾:8大栄養素になります。
・エネルギー(熱量)
・たんぱく質(蛋白質)
・脂質(脂肪)
飽和脂肪(飽和脂肪酸)※台湾独自
反式脂肪(トランス脂肪酸)※台湾独自
・炭水化物(碳水化合物)
・糖質(糖)※台湾独自
・食塩相当量(鈉)
上記のとおり、台湾では飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、糖質の標示が必要となります。
2 8大栄養素はどうやって算出する?
では、8大栄養素はどうやって算出して、標示するのか。
主に3パターンあります。
➀検査機関にお金を払って算出してもらう(確実)
➁フォワーダーに算出してもらう
➂適当に計算する
それぞれ解説していきます。
➀検査機関にお金を払って算出してもらう
これが一番確実な方法です。
台湾の成分検査機関は以下のとおり。
・台美 https://www.superlab.com.tw/
・SGS https://www.sgs.com.tw/en/
検査の方法は以下のとおり。
(1)検査機関に申請書を提出
(2)検査費用を振込
(3)検査サンプル(大体200g)を検査機関に発送
(4)検査機関が検査を実施
大体10営業日くらいで検査結果が出ます。
「いや、中国語わかんないから台湾で検査とか無理でしょ」と思った場合、輸出コンサルが山ほど台湾にいますので、検索して相談してみてください。
きっと代行してくれます。
ちなみに、日本でも台湾向け栄養成分標示の検査を実施しているところもあるようです。https://www.shokukanken.com/kensa/item2263/
台湾で検査する場合の費用は?
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