「ちょっと未完成だから必要な工夫」が、心の置きどころになる
この春、引っ越しをしました。
間取りから何から変わったため、新しく買わなければいけないものが多数。
サイズを計ってネットで調べたり、実際に買いに出かけたり、なかなかの労力です。
そのうちの一つがカーテンでした。
今の家の窓枠は、びみょ~に規格外の大きさで、既成カーテンだと寸法が合わない。これはオーダーするしかないな、と通販サイトで注文しました。
オーダーで時間がかかるとのことで、カーテンなしで過ごした我が家のリビング。待つこと2週間、ようやく届いた!!とかけてみると…
足りない!長さがギリギリ!というか、足りない!!
ネットで注文した際に、詳細をよく読めておらず、シンプルにカーテンレールの長さで注文してしまい、「ひだ」の分の布が足りず、こんな感じになってしましました(笑)
ぴーんと張らないと、窓枠が隠れません。
でも、ぴーんと張るようにカーテンを開け閉めするのもちょっと面倒…。
かといってオーダーをもう一度するには高すぎる。なんとかこのまま使えないか??と思い、使ったのが
無印良品のクリップでした。笑
こうすれば、ぴたっと止まるし変じゃない。むしろシンプルでよくない?と思いもしました。
実際に使ってみると、まぁ多少はサイドがちゃんと隠れるようにちょっと触らなければならなかったりするのですけど、それもご愛敬。
むしろこの不格好な感じが「自分で部屋をつくったぞ~」というDIY感も感じられて、逆に満足したのです。
お金をかけて、いろいろと揃えれば「便利」はすぐ手に入ります。
でも、お金をかけたわりに買った時だけ満足してその後は心に残らないものも…あるように思います。
このカーテンは、買った時こそ「うわぁ失敗したなぁ」と思ったのですが、手をかけてあげなくちゃいけない子だったからこそ、毎日カーテンを開け閉めするたびに愛着が増しているように思うのです。
ちょっとの不便は、自分が介在できる余白を作ってくれるお話。