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支援の仕事を続けられた理由
主に「キャリア」という側面から支援者支援の活動を始めて早1年10か月。あと2か月したらフリーランスも3年目に入るのかと思うとびっくりです。
ふと、私はなぜ支援の仕事を続けることができたんだろう、と思いました。それは、先ほどYoutubeで「精神保健福祉士」と検索してみたら、出てきたタイトルが「私が辞めた理由」とか「つらい」とか、もしくは「国家試験対策!」というものが多く、おぉ…(´;ω;`)と思ったからです。
Youtubeなのであおりタイトルっぽかったりするのかもしれませんが…試験対策なんかは受験生にとっては意味のある情報でもありますね。
でも、さっと検索してひっかかる上位がこういうものであるって、なんだか悲しい気持ちになりました…。
なぜなら、確かに大変なことは多い仕事ではあるけれど、それ以上に有意味で魅力のある仕事だと感じてきたからです。
確かにその過程でしんどいと思うことはたくさんあった。じゃあなぜ私は仕事を続けてこられたんだろう?と思い、1つ1つ思い出してみようと思います。
1.最初の職場の上司に恵まれた
ソーシャルワーカーとして働きはじめて最初の職場の上司は、国家資格を持ってはいないけれど社会人の途中から福祉業界に入った歴10年以上の女性の管理者の方でした。私はこの上司が本当に好きで尊敬出来て、その地域の福祉の成り立ちや支援のことなどなど、いろいろ教えてもらいました。
「この人に学びたい」と思った人が最初の職場にいたことは、私が福祉業界で働いていく、ということに対してものすごくポジティブな影響を与えました。
2.たくさん役割や挑戦があった
最初に働いた事業所はとても小さかったので、良くも悪くもかなり最初の方からいろいろな役割を任せてもらいました。経験もないので「やります!」と言って分からなかったら誰かに頼る、時には利用者さんに助けてもらいながらやってきたことが多かったと思います。自分で考えて動く、そんなことが身について、やりがいになりました。
当時は今と違い研修も受けやすく、1年目で相談支援初任者研修、4年目でサビ管研修も受けました。
3.同期がいた
入社が同期になった人が数人いました。その中でも、今でもとても仲の良い、中途入社だったけど同い年で経歴も似ている同期がいました。
法人の中で若手勉強会が当時はあったり、支援に行き詰ったりつらいときはその同期とご飯に行ったり時には電話で話したりして、支え合えたと思います。
4.地域の多くのソーシャルワーカーと繋がれた
自分が働く事業所の中以外にも、地域で近しい世代で同じソーシャルワーカーの仲間ができたことも大きな支えになりました。ソーシャルワーカーが持つ価値観、支援観、ジレンマ、そういったものを分かり合えたピアスーパービジョンのような場だったように思います。
月1程度の飲み会で繋がる以外に、日常に支援で連携して地域の福祉を進めていく仲間にもなりました。今でも、多くの仲間と頻繁に連絡をとるわけではありませんが、SNSなどでゆるく繋がって、たまに投稿されている様子にみんなそれぞれ頑張っているんだな、と感じたりします。
5.利用者さんに成長させてもらった
一番はこれが大きいように思います。就労支援施設で長く働きましたが、大半が自分よりも人生の先輩の利用者さんが多かったです。私は支援者、という肩書でその場にいましたが、20代半ばから在籍した約8年を通して一番就労支援されたのは自分だったように思います。
地域密着の福祉施設でしたが、私もその地域、施設、環境の1部として大きな影響を受け続けた8年間でした。あの場はあの場にいたみんなの相互作用で出来上がっていて、現代社会にはあまり残っていないものかもしれません。人間同士のやりとりができる、あの場で20代を過ごせたことが大きな財産になり、ソーシャルワーカーとしての自分のアイデンティティを形成してきたのだと感じます。
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