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2024年、趣味とはいえないくらいの、「小さな楽しみ」をたくさん持とう

私は今、映画をテレビでBGMのように流しながら、このnoteを書いています。昔の私なら、「映画を観るなら2時間くらいは拘束されるな、せっかく見るならちゃんと環境を整えて見たいし、だからこそ気軽には観られない」と思って、映画をBGMにしようとは思わなかったと思います。

去年、2023年は、ドラマを観ながら、かつスーパーでワンコインくらいで売っているデイリーワインを飲みながら日々のご飯づくりをする、という術を覚えました。

飲むといってもコップに1/3以下、本当に気分を味わうためのもので、でもおかげで仕事終わりのご飯づくりも、片耳にワイヤレスイヤホンをつけてドラマの音を拾いながら、でも真剣にドラマを観るというよりは料理をしつつ帰宅した子どもとも話しながら、忙しくてイライラしがちな夕方をご機嫌に過ごせたような気がします。

去年の後半は、料理の時だけではなく家族の就寝後にビールを飲みつつドラマを観て大いに笑い泣き、豊かな時間を過ごしました。

去年の前半はお酒とはあまり縁がなく、むしろストレッチやヨガにハマっていてサブスクのオンラインヨガを活用して運動不足になりがちな縮こまった身体を伸ばしていました。

朝のメイク時間は、音楽がお供でした。自分が好きな音楽だけではなく、友人からのおススメやはやりの音楽なども流してみると、いつもと違う雰囲気、空間になって、これも面白いなと思えてせわしくなりがちな朝の時間も少し豊かになりました。

私は、特にドラマや映画、お酒、音楽に詳しいわけでも、なくては生きていけないわけでもありません。
でも、趣味とはいえないこういった楽しみや工夫が、どれだけ人生を豊かにしてくれるかを身を持って知り、この後の人生でも大切にしたいなと思った2023年でした。

私の近しい人が、「趣味がないことがコンプレックス」だと言っていました。週明け出勤の日に、「週末何してたの?」とか、世間話的な会話でも「趣味は?」と聞かれるのがものすごく嫌なのだそうです。

かくいう私も、聞かれたら、ヨガとかグルメとか旅とか、それっぽいことを答えるのですが、本当にそれが私にとって「趣味」と言えるものなのかはわかりません。

日々そのために時間をとったり、それに触れえたら元気になるとか、「コレだ」と言い切れるようなもの。そんなものは、ないかもしれないな、と思います。

でも、実は趣味とは言えないかもしれないけど、いつも気になってたまにコミットするものは結構あるように思うのです。

年明けの箱根駅伝、たまの献血、季節ごとのショッピング、居心地のいいカフェに行くこと、楽しくお酒を飲むこと、しっぽりと映画を観ながらこうしてnoteを描くこと。

取り立てて特記するほどのことではないかもしれないレベルのものだなぁと自分でも思うのです。

だけど、このひとつひとつが、自分にとってしっくりくるな、とか元気になる、リラックスできる、リフレッシュできる、気持ちが表現できる、生きてるなぁとか、生きててよかったなぁ~とか、おおげさかもしれないけど心底そう思えるものなのです。

私は2024年、結構忙しく過ごす予定です。
だからこそ、趣味とはいえないレベルの「小さな楽しみ」を日々たくさん取り入れたいです。

ストレスのかかる仕事の日には、夜ご飯を自宅で焼肉定食にするとか(いつもよりちょっといいお肉を買って焼肉のたれで炒める)、お気に入りの服をたくさん着るようにするとか、誰かのおすすめを積極的に試してみるとか、そういったことが今日一日の「人生って悪くないな」という気持ちを増してくれると思います。

生きているから、今年も色々あるかもしれない。
今日もいろいろあったかもしれない。

だから、小さな小さな、楽しみを日々自分に使ってあげよう。



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かずみ|Mental Health Socialworker
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