いわゆる、自己実現

先日、就労移行支援事業所で
プログラムをさせていただく機会があった。

メンバーさんが自分自身のはたらく、
について、そのプログラムを通して
自分のキャリアについて考えられる、

かつ楽しめるワークを、ということで
悩みに悩み、結局、

ジョブ、キャリア、コーリング

という考え方の話をさせていただいた。

①ジョブ(労働)
ジョブに属する人は仕事を単なる労働と考えている。働く動機は報酬。より良い報酬があればいつでも転職する。

②キャリア(成長の実感)
キャリアに属する人の働く動機は、「経歴」や「向上している」という実感。目の前の仕事をもっと良い何かへの踏み台と捉える。

③コーリング(仕事自体が価値)
コーリングに属する人の働く動機は「社会の役に立っている」「自分の仕事には意義がある」という実感。目の前の仕事に取り組むこと自体に価値を感じる。天職。

プログラムを作るにあたって、
私個人のキャリアを例に説明したので
必然的に改めて自分のキャリアを
考える機会となった。

学生時代のバイトを含めると、
そこそこいろんな業界のいろんな経験をし、
今現在、人材開発 主に採用にかかわっている。

その中には、
ジョブもキャリアもコーリングも存在している。

実際にプログラムをし、
メンバーさんに説明するときに、
どれが良い、悪いではなく、

何か上手くいかないときに
構造化して考えたり、
客観的に考えてもらえるきっかけに
なるのでは、と参考にマズローの
欲求段階説も合わせて説明した。

こちらを参考にさせていただきました
https://jibun-compass.com/maslow

この図でいくと、
コーリングにあたるのは
自己実現の欲求以上の部分が
あてはまると思われる。

でもそれ以上に大切なのは
自己実現までたどり着いたら
欠乏欲求がなくなるのではなく、

それらは常に自分以外の何かに
依存し、助けられ、埋められ、
常には意識しなくても
根本的に存在し続けるのだと思う。

ひとたび状況がかわり、
転職なり、環境の変化なり、
意識の違いなどが起こると、

今までの手段や方法では
欠乏欲求が満たされなくなり、
何かしらの試行錯誤、
手段の入れ換え、
認識のし直しがひつよーになったりする。

万事何事も思い通りにいくわけではないけど、
既存の枠に合わせようと
自分を調整し続けるのではなく、

自分でその枠を創りにいくことも時には必要。

そしてそれには、
やっぱり色んな人、環境、機会が必要で。

繋がったり甘えたり頼ったりすることで
持続可能な突破口が見えてくる。

そこからどう歩いていくか、
そのものが自己実現だったりする気がする。

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かずみ|Mental Health Socialworker
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