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日本の国力を上げたい。-濱田健太郎氏インタビュー 前編-
今回インタビューさせていただいたのは、起業家で、現在は"間借りアートギャラリー"事業を行う株式会社Neeew Local代表 濱田健太郎さん。
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24歳にして起業家、Instagramのプロフィール欄に書かれているのは「#国力を上げろ」「#外貨を稼げ」「#世界獲るぞ」。
どこまでも熱く、それでいて人懐っこい笑顔が魅力的な濱田さんのインタビューです!
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フットワークの軽いギャラリスト集団
ー濱田さん、本日はよろしくお願いいたします!
お願いします!
ーまずは、濱田さんの会社について教えてください。
「株式会社Neeew Local 」はどんなことをしている会社ですか?
Neeew Localは、現代アーティストさんやクリエイターさんが制作されているアート作品の販売を行っています。
といっても、ただECサイト等で販売しているのではなく、遊休物件等を活用して、アート作品でその場をプロデュースして集客を行い、そこで作品を販売をしています。
あとは、アーティストさんたちのバックオフィス事務(設営、展示、運営、作品の梱包発送等)もやっています。
ーどうしてその分野で事業を始めたんですか?
自分の周りに、書道家、絵手紙の先生、カメラマン、オペラ歌手・・・といった、自分自身で作品を制作したり、自己表現をしたりする人が多くいました。
そういった人たちが身近にいたことが、事業考案のきっかけになりました。
あとは、自分は周りの人のように何かをクリエイトするタイプではなくて、営業や人とコミュニケーションをとることが好きで。
自分が好きなものを相手に伝えると、相手も好きになってくれた、という体験も、今の事業をやり始めたきっかけに繋がっていると思います。
ーアーティストさんのバックオフィス業務を行っているのも、身近で課題感とかをみてきたからですか?
そうですね。
アーティストさんには、営業が苦手だったりとか、マネタイズをすることがあまり得意ではない人もいて、そこで、僕たちがバックオフィス系を巻き取ってあげると、アーティストさんたちは作品作りに集中できるのでは?と考えました。
ーそういったアーティストを支援するような事業ってまだ世の中には少ないですか?
老舗のギャラリーに専属でマネジメントしているアーティストがいて、その人たちのサポートをギャラリーが行っている、というのはありますが、自分たちのようなギャラリーに属していない若手のアーティストをサポートするような事業はあまりまだないと思います。
いうならばまぁ自分たちは「フットワークの軽い ギャラリスト」ですかね。
インターンをしていた会社で就職を経験。お金を貯めて起業。
ー濱田さんは、いつから起業を目指されたのですか?
自分は、中学校くらいから起業する宣言をしていたんですよ。
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ー中学生の時から?!それは何かきっかけがあったのですか?
やっぱり、父の存在が大きいですね。
父は自分の好きなように働いて休んで、というふうに幼い頃の僕からは見えて、昔から憧れを抱いていましたし、いつか父を超えたいと、もはやライバル視をしていました。(笑)
今は、父より大きな組織を作るために、頑張りたいと思っています。
ー濱田さんは学生の頃、インターンシップも多く経験されたとSNSで拝見しました。
はい、インターンシップ先では本当に貴重な体験をいくつもさせてもらいました。
ー具体的にはどんなことをしたんですか?
新規事業として、東京ドーム隣接のラクーアや(明治)神宮球場にキッチンカーを出して、売場責任者として運営することもやらせてもらいました。
そこでは、自分ごと化して取り組んだからこそ、熱量を持ってやり切れました。
責任者になる時に、できるかわからなかったんですけど、「自分やります!」と宣言して、挑戦してやってみて、小さな結果がいくつも出て、自分の自信に繋がったなあって思います。
ーそんなインターンシップを終え、大学卒業後すぐに起業されたんですか?
いえ、一度そのインターンシップ先に就職しました。就職したその会社もスタートアップで、社員として、働く感覚を学びました。
良いところも、悪いところもたくさん学びましたねー。
ー良いところはどんなところでしたか?
やっぱり、社長と近くで日々のコミュニケーションをとれたことですかね。
あとは、当時は10人くらいの会社で、人が増えていく時だったのですが、採用も真横で見ることができました。
ー逆に悪いところは?
そうですね〜。。。
強いて言えば、スタートアップは、全て社長次第だなと思いましたね。
悪いところだけではなく、もちろん良いところも、です。
ーそんな会社を動かす鍵の社長に実際になってみて、どうですか?
インターンシップ先の会社の社長から言われた言葉で、印象深い言葉があって。「志は高く、腰は低く。」
という言葉なんですけど、今もふと思い出す時があります。
ーそれはどんな時に思い出しますか?
コミュニケーションをとる時ですかね。
自分は、どんな人に対しても、謙虚な姿勢で対峙することを心がけているんですけど、それは、媚びるとかではなく、誰しもが自分よりも優れている力を持っている、と思って接するということです。
そう考えるようになると、最近は年下の人にも敬語で話すことを意識するようになりました。
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ー誰に対してもリスペクトの意を示すことをまず基本にしているってことですね。
"悔しい"と思ってやれる領域
ー"社長"濱田さんについてもう少し聞かせてください。
起業すると決めて、実際に起業して、自分のやりたいことを仕事にしている濱田さんですが、自分のやりたいことを見失わずに進める理由って何だと思いますか?
僕は、何をするにも”宣言癖”があるんです。
やる前に、宣言をして、相手の期待を超えることにワクワクを感じます。
実際にやり切った時に、「そんなにすぐにやるとは思っていなかったよ〜。」といった期待を上回ったフィードバックをもらえることがモチベポイントです。
ーなるほど、やる前に宣言する、がポイントですね。
ちなみに、世の中には宣言できることも見つからなくて、モヤモヤする、という方もいると思います。そんな時はどうしたら良いと思いますか?
それはもう、ひたすら自己分析するしかないですね。
周りから褒められること、得意なこと、秀でていると感じることは何かを考える。自分の場合は、たくさんのことを経験して、相対的に、自分がこういうことが得意なんだ、ということを徐々に気づいていきました。
ーその気づけた得意なことって何ですか?
僕の場合は、新規事業をやること、営業、採用、チームづくり、ですかね。
他の人がやりたがらないようなことや、たとえ結果が出なかったとしても”悔しい”と思ってやれる領域は何かと言われれば、これらです。
ー"悔しい"と思ってやれる領域っていうところに熱量を感じます。
例えば、アーティストが絵を描いている時って辛いかって言われると、そうじゃなくて、無我夢中でやっていると思うんですが、自分にとっては今の仕事がその感覚に近くて、売り上げが上がらないなど、うまくいかない時もありますが、それも含めて自分のやりたかったこと。と割り切っています。
どんなことがあっても、真正面からぶつかって、自分のために、会社の成長のためにも、と思ってやっていますね。
ー人生レベルでやりたいことってなると、仕事もプライベートも境界線はなさそうですね。
そうですね、夢の中でも仕事してますよ。笑
でも、だから大変っていうよりは、自由に時間を使えているので、その辺りはいいです。
ーそうなると、オンオフの切り替えとかはあまりないですか?
そうですね、仕事をしている時も含めて、素の自分でいることを心がけていますね。
ー最近、ストーリーズの投稿がとっても熱量がこもっていますが、あれも素ですか?
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あれは、少し熱量高めにあえて書いてます。
と言っても、表現方法を変えているが、気持ちの部分は変わっていなくて、あれくらいいつも自分は熱いです。(笑)
自分は、プロセスの開示をして熱量を示すタイプだと思っているんですけど、
ああいうふうに開示していると、熱量のベクトルが違えど”無我夢中にやっている”人とたくさん会えて楽しいです。
ー熱量が高い人には熱量が高い人が自然と集まってきそうですね!
同じ熱量で語れる仲間がいる場所は・・・
ー常に全力で熱くいる濱田さんですが、ストレス発散方法は?
それこそ、和歌山に行って自然に癒されています。笑
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ーそう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです!
和歌山に訪れることになったきっかけは何だったんですか?
初めはワーケーションでいきました。
ーとなると、白浜?
和歌山市内、田辺、白浜といきましたよ。
ーおっ、結構いろいろなところいかれてますね!
そこから数回足を運ばれているそうですが、なぜそんなに和歌山に?
もう、1〜2ヶ月に1回のペースで行ってます。
和歌山の田辺市で出会った方々は、別の仕事をしているけど、熱量の高い話ができる環境があって、そこの居心地がいいんですよね。
ー私より帰ってる。笑
田辺にそんな熱量高い集まりがあるんですね・・!
ありますよー。
田辺市=何もない、と思うからこそ、何かを作り上げようっていうゼロイチの文化がある気がします。
自分もゼロイチを作るのがすごい好きで、いろんなインスピレーションを受けにわざわざ和歌山に行ってる、という感じですかね。
ーうわ〜。私も知らないコミュニティーを品川出身の濱田さんが知ってる。笑
ところで、和歌山弁わかりますか?笑
さすがに!笑
でも、漁師さんとか結構ゴリゴリの和歌山弁だとわからない時もありますね。笑
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ーやっぱり。笑
和歌山県の魅力って何だと思いますか?
自分が行っている地域には熱量高い人がいる、っていうのもそうですけど、
和歌山に行くよ、というと迎えに来てくれたり、食事を用意してくれたり、喜んで迎え入れてくれる温かいところが好きです。
ーそうなんです。和歌山県民はあったかいんです。(少し誇らしげ)
これまでは、ワーケーション目的で行っていましたが、最近は仕事をもらえるようになってきました。
これからもっと関係を深められるかも、と思っています。
損得感情の付き合いではない部分ができそう、っていうのがいいですね。
ーそのうち、段ボールいっぱいのみかんを無料でもらえる関係性になっていそうです。笑
ーーーー後編へ続く。