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日本の国力を上げたい。-濱田健太郎氏インタビュー 後編-
濱田さんインタビュー後編です。
濱田さんの仕事に対する考え方や、若くして大きな志を持つそのルーツに迫りました。
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濱田流チームプレイ。
ーNeeew Localさんは3人で共同経営されてるんですね。
はい。僕たちは同じ地元・品川の中学からの幼馴染メンバーで、もうかれこれ13年目の付き合いです。
エンジニアやバックオフィス系が優秀な二人で、
自分にとっては、安心感があって、背中を任せられるメンバーです。
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ー元々、幼馴染をアサインすることを決めていたんですか?
いつか一緒に仕事したいなあと思ってました。
それこそ、起業する宣言をしていた中学時代に、それを隣で聞いていたのが共同代表のメンバーです。
ー幼馴染で経営をするのは、どうですか?良い面とか、悪い面とか。
良い面はたくさんあって、挙げきれないんですけど、
悪い面、というよりは、不安だなあって思う部分で言うと、
これまでプライベートで仲良かった関係が、これから会社がうまくいかなかった時に、仲が崩れちゃうんじゃないか?というのはありますね。
そうならないように、しっかり会社を存続させて、儲けていくんですけどね!
ー3人メンバーがいて、普段どんなふうに仕事を進めていますか?
うーん。
仕事の進め方でいくと、チームだからこそ、得意な人が得意なことを好きなだけやればいい、と言うのが会社の方針です。
極論、苦手なことはやらなくていい、と思っているくらい。
自分が好きなことに徹底して、そうでない部分は他の好きな人に任せると言うのが良いと思っていて。
それは、今アーティストさんのバックオフィス系を事業にしているのもその考え方に通づるところがあります。
ー"適材適所"という考え方をされてるんですね。
まさにそれで、その言葉は会社でよく使っています。
ーそんなふうに考えられるようになったきっかけはありますか?
自分は、元々勉強が得意ではなかったんですが、何かで成功したい、という気持ちはあって。
起業家や成功した人を見てると、オールラウンダーではないことに気づいたんですよね。
得意分野をチームや誰かと補い合ってるんだなって。
それと、きっかけというよりは、振り返ってみて思うのは、
僕は小学校から野球とソフトボールをやっていて、ずっとチームの中の一員としてやってきて、高校最後の夏の部活動では、キャプテンも任せていただいたのですが、いかにチームを勝たせるか、を考えた時に、自分一人では勝つことはできなくて、自分の役割を考えるようになりました。
自分の得意なことでいくと、とにかく、出塁率にこだわりましたね。
「ホームランは打たない!」と宣言して(笑)、
自分はヒットやフォアボールで塁に出ることに徹底して、
自分よりも打力がある人に次を任せて、点を返す、と言う作戦です。
そこで、次の人に任せる、託す、と言うことを学びました。
〜野球があまりわからないインタビュアーに変わって、元ソフトボール部カメラマンと話が一時盛り上がる。〜
自分の役割を把握して、得意なことを活かして、チームのために貢献する、と言うことを野球やソフトボールを通して、気づけば小学生の頃から学んできましたね。
ーチーム戦のスポーツをずっとされてきたからこその考え方なんですね。
ー誰かに頼ることが苦手だったり、完璧主義すぎてうまく進まない、ということもあると思うんですが、濱田さんの適材適所という考え方が解決の糸口になるんじゃないかなって思います。
僕は自分自身がポンコツだと思っているんですけど、得意なところは誰よりも徹底的にやっていますね。
できないことはできない、と周りにしっかり伝えて、できないことをやってくれる人に任せる、そうやって組織を作っています。
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人生=営業の連続
ー濱田さんの今のチームの中で、適任であり得意なところって何ですか?
自分は、コミュニケーションをとるのがとにかく好きで、得意です。
ー言わずもがな、という印象です!笑
コミュニケーションをとる上で、心がけていることは何ですか?
人生って、"営業の連続"だと思ってます。
コミュニケーションがベースにあって全てのことを動かしているんじゃないかって。
何かをお願いするときも営業、好きな人に告白する時も営業っていう感覚です。
プレゼンテーションをして、コミュニケーションがうまく取れたからこそ、自分の思ういい結果に辿り着くんじゃないかなあって思うんですよね。
コミュニケーションをとる上で、気にかけていることとしては、
話している相手の名前で呼んでみたり、相手が好きなことや、共通点は何か?を探って、話して、をくり返してますね。
ーまずは壁を砕いて、相手を知り、自分を知ってもらうことをしているって感じですか?
そうですね。
相手との共通点を見つけて、
相手が好きなものがあったら、同じ熱量で、私も好きですよ、と話す。
相手に苦手なものがあれば、自分も苦手だと、ネガティブなところに合わせる。
そう言った、熱量の調整が自分は得意だったので、うまく作動しているように感じます。
ー濱田さんって、人懐っこいっていうか、人ベースで動いているような気がします。
(笑)、そうですね。
"何をやるかではなく、誰とやるか"が自分の中では重要だと思っています。
人のストレスの9割は人間関係だ、とも言われてるじゃないですか。
そこが解決されたら、人生もっと幸せなんじゃないか?と仮説で考えていて、
まずは人ベースで、困ったりストレスを感じないような組織作り、人間関係を作ってくのが、自分がストレスを感じないように生きるために大事なことだったと思ったんですよね。
ある種、防衛本能的なところが人より優れていて、それが結局会社を作ることになったのでは、と思うくらいです。
ー必要なことと得意なことを掛け合わせるバランス感覚が素晴らしいです。
日本の国力を上げたい
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ーこれからやっていきたいことはどんなことですか?
やりたいことはたくさんあって、多くの人たちと、大きな組織を作って稼ぎたいっていうのはあります。
自分一人だけが頑張ってても、年商50億とか100億は絶対に行かないんで。
それをするために、どうしたらいいんだろう?って考えた時に、
やっぱりチームメンバーを率いて会社を大きくすることが一番だと考えています。
そうしないと、自分の目標や夢に近づかないので、一種割り切って、自分ができることはもちろんやって、夢に向かってついてきてくれる仲間をどんどん採用していくことが大事だと思っています。
ーどんな人が仲間になって欲しいですか?
今のメンバーも自分と真逆な人間だからこそ、一緒にやっているというのがあって。
真逆だけど、ベクトルが違うだけでめちゃくちゃ優秀なメンバーが今はいますが、
自分と同じ人間がいても、尖って終わると思っていたからありがたいです。
組織としては総合力が高い方が大きくなるはずなので、
自分の不得意なところを得意とする人と一緒にやっていきたいです。
あ、あとやりたいことでいくともう一つあります。
-お、ぜひ聞かせてください。
大きなことを言うと、"日本の国力を上げることをしたい"と思っています。
失われた20年とか言われているますけど、それって自分たちには関係なくて、
すごい悔しいなって思います。
一方で、自分は学生の時から13カ国くらいに訪れたんですが、結局日本が好きで今もいます。
それは何でかっていうと、美味しいご飯、人柄、住みやすい環境、日本独特の文化、情緒などが好きなんです。
世界的に見ると、日本は食とか自然とか観光とか宇宙産業とかのポテンシャルが高いと思っていて、海外の人にも日本の魅力を届けたいと思っています。
ー国力を上げたい、と言う言葉がまさか出てくるとは思いませんでした。規模が大きいですね!
共同代表の2人も同じ目標に向けてコミットしようとなっているのですか?
はい。
どうすれば、日本の国力が上がるか?を徹底的にコミュニケーションをとった結果、日本の魅力的な食文化などを海外に発信するビジネスをやろうっていうことになりました。
ーそのアイデアは濱田さん発案ですか?
実は、越境EC(海外に物を売る)っていうアイデアは、共同代表の一人が考えて、和食っていう切り口は自分からっていう合わせ技です。
ーまさに、三人よれば文殊の知恵。
そうですね。自分一人の意見だったら、これはちょっと、、っていうのもあって。
推し活と観光を絡めた事業とか、趣味体験のサブスクとか色々考えました。
ーあれ、趣味体験もボツですか?!
(インタビュアーと濱田さんの出会いはその趣味体験のアイデアの意見交換から始まったため驚き)
あ、はい(笑)
あの時は、80人くらいの社長さん、ベンチャーキャピタルの方やペルソナに当てはまる方に話を聞きました。
でもその結果、辞めることになっちゃんたんですよ。
ただ、そこからのつながりで、今もつながっている関係があるので、無駄ではなかったと思っています。
ー和食を海外に届けるっていうと、具体的にどんなことを考えているのですか?
日本文化や日本食に興味のある海外在住者の外国人に対して、長期保存が可能な日本食を弊社でキュレーションし商品が届くサブスクリプションサービスを考えています。美味しい食の提供だけではなく、ストーリー性を持たせて日本の食文化体験を提供できたらなと構想中です!
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ー海外の方に定期的に日本食を楽しんでもらえるサービスなんですね!
ーあれ今って、にじゅう・・・ろく?
4です。24歳。笑
ーごめんなさい、もっと若かった!笑
24歳で、国力をあげたい、という大きな志を掲げていらっしゃるのは、何か影響を受けた人とかいるんですか?
尊敬している人はたくさんいます。
起業を決意してから今に至るまでに、意図して1,000人以上の人と会いました。
ピカイチで尊敬できるなあって思う方々の共通していることは、大きな目標があって、世の中を変えようとしていて、ゼロイチで何かを作っていて、まだ自分が経験したことがないけど、恐れずにやっているところですかね。
ー同じ経営者として、そういったマインドでいたい?
そうですね。
自分は死ぬまで一生ワクワク仕事していたい、と思っていて、そうなると、
ある種、数値的ではなく、感覚的な目標である"国力を上げる"という途方もない目標をかかげた方が、永遠にワクワクできる、と思っています。
あの前澤さんも、世界平和と掲げてますが、そう言ったことに近いイメージで、
前澤さんも周りから何を言われても、本気で解決したいと思っているんじゃないかなあと思いますね。
ー聞いているこちらが熱くなります!そして応援しています!
それでは最後に、読者に一言お願いします!
はい。
自分みたく、表に立って、夢を語るような人が全てではない、と思っています。
自分の得意不得意って絶対あるので、自分がサポートに回る方が得意なら、志が一緒な人と、ゼロイチの部分とか、悩んでいる人を助けてあげてほしいなと思います。
世の中、助け合いですからねー。
もちろん、自分でどんどん行ける人はいって、
そうじゃない人も誰かのために、一歩を踏み出して、サポートしてあげてほしいな、と思います!
ーありがとうございました!
ーーーー
<編集後記>
若くして大きな志を持つ濱田さん。ワクワクしていたいからだと語りますが、その熱量からは本気で叶えていく姿が目に浮かびました。
人とコミュニケーションをとることが好きで得意だからこそ、たくさんの人を巻き込みながら、世界を獲っていく濱田さんの今後に期待しかありません。