蒼き狼の伝説・・・実は灰色のマダラ模様の狼だということは内緒。
今日は大好きなコテンラジオのお話。
今回のテーマは、チンギス=カン。僕が中学・高校で学んだ時はチンギス=ハンだったような気がする。モンゴル語をカタカナ表記するのは難しいらしく、今の流行りはチンギス=カン。
今回の学びは、遊牧民がとにかく強く、それをモンゴル帝国としてまとめ上げたチンギス=カンが化け物だということ。
遊牧民はとにかく強い。生まれながらの戦闘民族。当たり前のように全員が馬に乗れる。狩りの中で軍事訓練を行うし、もともとの遊牧生活自体が過酷なため、戦争中の過酷さも普通に乗り越えることができる。欲しいものはもちろん略奪する。それが遊牧民のルーティンワークだ。
その最強民族をまとめ上げたのがチンギス=カン。鉄資源の確保にこだわり続けるとともに、非常に厳しい規律で軍をまとめ上げる。武器の準備が不十分な場合や、脱走するものが1人でもいた場合は、連帯責任で小隊ごとまとめて処刑する。軍律の厳しさとは裏腹にとても多様な面があり、行政については優秀な他民族へアウトソースする。さらに支配下に置いた民族の宗教や服装については寛容であったそうだ。
遊牧民は強い。その遊牧民をまとめ上げ、多くの民族や国を支配下におさめ、陸続きで世界最大と言えるモンゴル帝国を築いたチンギス=カンは正に化け物だ。
そういえば中学生の時の先生は源義経が大陸に渡ってチンギス=カンになったという説を嬉しそうに話していたが、絶対あり得ないなと思った。義経が遊牧民を統率できるイメージは全くわかない。それほど遊牧民は異質な存在だ。チンギス=カンの半生は史実としてほぼ残っていないので、色々な説がある。チンギス紀を執筆している北方謙三先生も、やりたい放題だと言っていた笑。
グループ戦法で使う合理的な民族。それが中学・高校で学んだ遊牧民のイメージだったが、実際はサイヤ人のように強く、多様性にあふれた何とも興味深い民族だと感じた。彼らの非常に力強く、合理的で多様性のある生き方はこれからの複雑怪奇な時代の生き方にマッチする部分があるかも知れない・・・知らんけど。