【動画あり】2日間で約3,000人が来場!『竹あかり』を使った神戸の「ライトアップイベント」に行ってきた ~多井畑厄除八幡宮~
須磨の山側にある、日本最古の厄除の霊地として伝えられている「多井畑厄除八幡宮」で、『竹あかり』が幻想的に灯す「ライトアップイベント」を開催。
今回は、イベント『竹あかりアートプロジェクト』に潜入してきました!2日間で約3,000人が訪れた注目度の高いイベントだったんだとか。
全国的に有名な竹あかり総合プロデュース集団「CHIKAKEN」が監修し、神戸の里山「多井畑西地区」の竹を使って、地元の人やボランティアと協力して開催されたそうです。
一緒に作り上げた準備段階の様子や、竹あかりの優しい光で包まれた多井畑厄除八幡宮をぜひご覧ください!
当日の様子を撮影した動画も!より雰囲気を身近に感じられると思うので、こちらもぜひ見てみてくださいね。
竹あかりアートができるまで
まずは、『竹あかりアートプロジェクト』が作られていく過程をご紹介!
竹に穴を開けたり、組み上げたりと、どんな風に竹あかりイベントが作られるのか、初めて見る人も多いんじゃないでしょうか。
今回は、地元の多井畑自治会の人、里山保全やものづくりなどに興味のあるボランティアの人、ワークショップに参加した子どもたち、そして竹あかり総合プロデュース集団「CHIKAKEN」の人たちで作られました。
イベントで使われた竹には、多井畑西地区のものが使われています。その竹は、地元の多井畑自治会の人たちが伐採。
実は、多井畑西地区では、そのままの自然が残る貴重な里山を保全・活用していくため、放置竹林の対策が進められています。その一環としての、地元の竹を活用したイベントです。
伐採した竹に、いろいろな大きさの穴を開けていきます。地元の人やボランティアの人たちが多井畑自治会館に集まって、それぞれ黙々と作業。
中には2m以上ある竹に、ひたすらドリルで穴を開けるなんてことも。大小さまざまな穴から、灯りがもれることで、幻想的な空間が作られます。
ボランティアだけでなく、「竹あかり体験ワークショップ」に参加して竹あかりを制作した子どもたちも。自分の好きなデザインを選んで、ドリルで1つずつ穴を開けていきます。
お母さん・お父さん、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に作ることができて、夏休みの思い出に。もっとしたい!とデザインを追加して、穴を開けている子どももいましたよ。
ひたすら穴を開けた竹にLEDをつけたあとは、いざ「多井畑厄除八幡宮」に運びます。丁寧にトラックに乗せて、ゆっくりと神社の境内へ。
いよいよラストスパート! 穴を開けた竹を、竹あかり総合プロデュース集団「CHIKAKEN」のデザインにあわせて、組み立てていきます。
炎天下の中、角度を調整しながら、ずれないように重い竹を支えつつ1本1本固定していくのが、実は結構難しく苦戦する場面もありましたが、なんとか完成!
それでは、イベント当日、神社がどんな風になったのか、早速見ていきましょう!
竹あかりを点灯!神社が幻想的な空間に
まず出迎えてくれるのは、多井畑厄除八幡宮の大階段。真ん中には、子どもたちがワークショップで制作した「竹あかり」が飾られています。
階段を登りきると、境内にはたくさんの「竹あかり」が! 境内全体で約100本の竹あかりが飾られているそうです。
幻想的な空間が広がっていて、みなさん思わず立ち止まって写真をパシャリ。「めっちゃきれいやん」「どうやって作ってるんやろう」など話しながら、いろいろな種類の竹あかりを眺めていました。
本殿がある境内まで登ってくるとこんな感じに。「おぉ~」という声も出るほど、きれいな景色が広がります。
神社の雰囲気とあいまって、さらに神秘的な感じに。ゆっくりと本殿までの道を歩いていきます。
皆さん列をなしてお参りに。中にも竹あかりが飾られていて、普段の多井畑厄除八幡宮とは違った雰囲気になってます。
しっかりお参りしたあとは、竹あかりをじっくり見て回って、家族で記念撮影をしたり、竹あかりを背景にわんちゃんの撮影会をしたりと、楽しんでいました。
なかには知り合いに会っておしゃべりに花を咲かせる人も。地元で愛される多井畑厄除八幡宮だからこその出会いですね。
境内では、地元の自治会による、多井畑の竹炭と竹酢液の販売も。地元の竹をいろいろな形で活用しているそうです。
日本最古の厄除けの霊地として伝えられている神社が幻想的な空間になり、優しい光に包まれながらのんびり過ごせるイベントに。
ちなみに、多井畑の竹を使った「竹あかり制作体験」に興味がある人は、10月に関連イベントも開催されますよ。
特設サイトでは、多井畑西地区の魅力を知ってもらうべく、さまざまな情報発信を行っていますので、今後のイベントなど気になる人はチェックしてみてくださいね。
また、多井畑西地区では、新たな体験プログラムなどの魅力発信事業を行うことで、里山保全に取り組む新たな担い手の確保につなげることを目指しています。里山の保全・活用に興味のある人もぜひ特設サイトをご覧ください。